
2008年05月10日
まさにベストシーズンまっさかりの沖縄。中でもダイビング、アフター、そして価格的にも良心的な沖縄本島は老若男女問わず人気のエリアです。
その沖縄本島において人気を二分するビーチが「真栄田岬」と「砂辺」です。
今回はこの二大ビーチを潜るのに便利な北谷にステイしながら、その魅力を追求してみました。
南西諸島最大の島で沖縄県の政治、経済の中心地。正式な名称は「沖縄島」。
ダイビングはもちろん、リゾートや食事、観光名所まで見所は満載。スタイルに応じたステイ方法をチョイスすることができます。
那覇空港から車で約40分。
全面積の半分を軍用施設が占める、若者に人気のエリアであり独自のファッション、カルチャーを発信している場所です。
県内に唯一の観覧車も北谷町にあります。

北谷町、町の中心部からすぐの「宮城海岸」、ここがダイビングポイントの砂辺。
砂辺を潜ったことのある人にその印象を一言で、と聞くと多くの方が「ソフトコーラル」と答えるのではないでしょうか?
それもそのはず、砂辺のビーチには沖縄でも有数のソフトコーラルの群生地なのです。
町のすぐ横にある海のこの光景が広がっているところに、沖縄の豊かな自然が垣間見えます。
通称「お花畑」と呼ばれるこのソフトコーラルの群生。
時には講習や体験ダイビングでも使用されるポイントであるにも関わらずこの景観がどこまでも広がっています。
この日はうねりが厳しかったものの撮影のため無理やり海へ。
あいにくの透明度だったのですが、夏に向かって海も落ちつきコンディションのいい日が続くとこのこと。
その言葉を聞いてまた潜りに来たくなってしまいました。
試しに動画で撮影してみると どこまでも広がる、という言葉がまさに当てはまるのがわかるでしょう

海岸沿いにはダイビングショップが立ち並ぶ宮城海岸。町の中心部から近く、地元の若者達も集まる場所

ひとたび水中に入れば一面ソフトコーラルで覆われる景観が広がる
これだけソフトコーラルが充実しているとあってそこで生活している生物が多いのも砂辺の特徴です 。
沖縄本島で見ることができる代表的な生物はほとんど見られる、と言っても過言ではないそうです。
特に早朝などはグルクマの大群やヒレナガネジリンボウ、ヤシャハゼ、各種ウミウシなどマクロ好きにも満足な被写体が揃っています。
もちろん、ソフトコーラルの上を無数のスズメダイやクマノミが乱舞する景色も。水深も浅いのでカメラ派やビギナーにもうってつけの海、というわけです。

人気のカクレクマノミもレギュラーメンバー

どのイソギンチャクを覗いてもイソギンチャクカクレエビが
ひっそりと物陰に隠れていたツマジロオコゼ
真栄田岬と言えば沖縄版「グロット」(サイパンにある過酷な階段の上り下りのある有名なビーチポイント)と言われるほどのポイントです。
約1年ほど前にキレイに整備されたものの93段にも及ぶ階段は健在。
正直、タンクを背負ってここを往復するのがかなりシンドイです。
しかし、エントリーしてリーフを離れるとすぐに垂直に落ちるドロップオフ。
そして近づいてくる巨大なツバメウオ。
体験ダイビングも多いためか、餌付けされた感のある魚たちが気にはなりますが(生態系を壊すのでダイバーの皆さんは餌付けはやめましょうね)、真栄田岬ほどビーチダイビングでドロップオフ、洞窟、砂地などバリエーション豊かな景観を楽しめる場所はないでしょう。
過酷な階段があるにも関わらず初心者からベテランまで人気があるのが肯けます。

93段もの階段を降りてエントリー。入る前には呼吸を整えるのを忘れずに

入るとすぐにツバメウオの姿が。慣れている個体はダイバーを見つけるとすぐに寄ってくる
イタリアのカプリ島にある有名な観光名所「青の洞窟」。
その青の洞窟と同じような洞窟がこの真栄田岬にもあります。
エントリーして約15分ほどすると入り口が見え、中に入ると序々に薄暗くなっていきます。
振り返ると無数に群れるキンメモドキの群れ。イタリアの青の洞窟と同じく、沖縄の青の洞窟も洞窟内に空気がたまっていて浮上、上陸することも可能です。
ただし、かなりスノーケラーが多いのでピーク時に行くとまるで水鳥の群れの下を泳いでる感覚になります。
それはそれでなかなか体験できないダイビングとも言えなくはありませんが…。
クレバス状になった岩の間を進んで洞窟内へと向かう
洞窟内は天井から顔を出すことも可能。ただし、体験スノーケラーで渋滞していることも
カメラ3台とタンクを背負って階段を上下するとかなりの疲労感が溜まります。
その体に鞭打って2本目へ。先ほどの青の洞窟とは逆側の深場へと向かいました。
青の洞窟とはまったくことなる人々、腰の指示棒、スレート、カメラを携えたベテランダイバー達の姿が目立ちます。
それもそのはず、ガイドしてくれたオーシャンビーチ北谷の藤田さんが指さす先には可愛らしいマクロのオンパレード。
写真はその一部。
たった一本のダイビングでこれほどの生物と出会うことが可能なのです
。岩にまるでカエルのように張り付いてじっと生物を探しているベテランダイバーの姿を見て、そうさせるだけの魅力があるんだと思わずにはいられませんでした。

赤い縁どりが印象的なアカククリの幼魚

オコゼ、カサゴ類は至るところで見られた

砂地で息を潜めるとヤシャハゼの姿が

オドリハゼが元気に巣穴を出入りしていた

愛くるしい姿で人気のヒオドシベラの幼魚

成魚の姿がまったく想像できないマダラタルミ
せっかくの旅行、ダイビングはもちろん、陸上も楽しみたい!という人は多いでしょう。
そんな方にこの2大ビーチを制覇しつつ、アフターダイブも楽しむのにもってこいなステイ先が北谷。
砂辺へは数分、真栄田岬へも車で20分程度。アクセスは抜群です。
那覇市内ほどの歓楽街ではないものの、在日米軍と沖縄の若者とが独自の文化を築き上げている場所です。
県内唯一の観覧車がある場所は「アメリカンビレッジ」と呼ばれ、ショピングセンターやレストラン、映画館からライブハウスまで揃っており、那覇とは違った独自のスタイルを醸し出している。
食事も古き良き時代の沖縄スタイルの居酒屋や、ボリューム満点のステーキハウス、お洒落なカフェバーまで勢ぞろい。
新旧どちらの沖縄スタイルも楽しむことができる。
さらに、砂辺や真栄田岬はナイトダイビングもできるビーチです。夜の海も楽しみたい、というダイバーには移動時間の少ないこのエリアはまさに打ってつけです。
お洒落な飲食店が立ち並ぶ街中の様子
アメリカンビレッジにある県内唯一の観覧車
もちろんゴーヤ、島らっきょう、テビチなど沖縄ならではの食が楽しめる飲食店も多い
店長の藤田さん始め4人の愉快なスタッフが対応してくれるサービス。
今回の取材でも全面的にサポートして頂きました。
ゲストは初心者はもちろん、マクロやカメラを追求しているベテランまで幅広い層に対応、グループ分けしたガイドをしてくれるので、ニーズに応えてくれることでしょう。
女性スタッフも常駐、女性一人のゲストも多いそうです。
オーシャンビーチ北谷
TEL 098-936-7666
住所 〒904-0114 沖縄県中頭郡北谷町字港 10-20 1F
http://www.oceanbeach-net.com/chatan/
