水族館の裏側を紹介 あわしまマリンパークで、ドルフィンスイム

水族館の裏側を紹介 あわしまマリンパークで、ドルフィンスイム

2008年05月10日

西伊豆に、新ダイビングスポット誕生!?

バンドウイルカに、ドチザメ、ホシエイ、マダイたちとダイビングできる!そんなドリームポイントが、駿河湾の一角に佇む淡島マリンパークに誕生しました。

ん?水族館でダイビング!?と不思議に思うかもしれませんが、海を仕切った飼育プールで、イルカや大型魚たちを目前に本格的なダイビングを楽しむことができるのです。

その名も『あわしまダイビング』!

タンクを付けて潜るので、水中でゆっくり生物の動きを観察できるのが魅力。

いつもはショーに出ているイルカが口先で手にタッチをしてくれたり、ビッグサイズのマダイやシマアジがすぐそばまで近付いてきたり、とこれまでにないサプライズがたくさんあります。

普段行なうような自然相手のダイビングでは「絶対にこの生きものに会える」という確証はないですが、ここではイルカや大型魚との遭遇率100%。

また随時、自然界のいろんな魚が飼育プールの網をくぐり抜け中に入ってくるため、偶然出会える楽しみもあります。

何と言っても、海で見にくい生きものを見続けられる楽しみは『あわしまダイビング』の醍醐味です。

このイベント、透明度がよい冬場限定のものとなりますが、水が澄んでいるこの時期は写真も撮りやすくオススメです。

以下、詳細を紹介していきましょう。

プログラムの流れ

まずは、『あわしまダイビング』がどんな流れで実施されるのかを簡単にご紹介します。

最初にメインのイルカプールに潜ってから、サブの大型魚プールで潜るパターンが一般的です。

どちらを先に潜るか、お昼休憩はどこで取るかなど、詳細なタイムスケジュールについてはその都度決定されることもあるので、アイムマリンサービスさんにお問い合わせを。

イルカプールでは、ショーに出ているバンドウイルカ3頭のうちの1頭と、トレーナーさん4人により、プログラムが進められていきます。

トレーナーさんはそれぞれ陸と水中に待機し、連携を取りながらイルカに指示を出します。

参加者は水中にいるトレーナーさんの指示に従いながら、ふれあいを楽しむことになります。

大型魚プールのほうでは、基本的に自由に水中観察を楽しめます。じっくり生きものを探したり、水中撮影に夢中になるのもいいでしょう。

ちなみに、実施場所は「あわしまマリンパーク」になりますが、プログラム開催日や予約などの詳細については「アイムマリンサービス」にお問い合わせいただく形となります。

工程

あわしまマリンパークに集合

プログラムについての説明を受ける

着替え&準備

イルカプールでダイビング

水中での実施時間:約30分間 トレーナーさんと一緒に潜る

実施前に簡単な説明を受け、水中に入ってからはトレーナーさんの指示に従い イルカと一緒に遊ぶ

休憩(ランチ…レストラン、または持ち込み)

大型魚プールでダイビング

水中での実施時間:約40分間 ショップのインストラクターと一緒に潜る

基本的に水中では自由に観察できる

シャワー&着替え

水族館を見学 or 帰宅(自由に)

水中では、どんな体験ができるの? ~メインのイルカプールで見られる水中芸からご紹介~

輪を回収

トレーナーさんが指示を出すと、水面に散らばった輪をイルカが回収してくれます。

輪をスイスイ鼻に掛けていく様子は、どこかコメディタッチで面白いものです。

真正面から近付いてきてくれることもあります。

 

イルカが輪を回収

 

 

ゲストの周りをイルカが一周

自分の周りを、360℃ぐるりとイルカが泳いでくれます。

いろんな角度からイルカを眺められるのが嬉しいです。

お腹を向けてすぐ近くまで寄ってくることもあります。

 

ぐるぐる

イルカが接近

高速遊泳

ビュンビュン、と音がしてきそうなくらい尾びれを力強く上下に動かし、ハイスピードで泳ぎ去る勇姿を目の当たりにできます!

 

高速遊泳

 

 

ハイジャンプ

イルカショーでよくみるハイジャンプを、水面から顔を出し眺めることができます。

尾びれを器用に動かし、水面前でグッとスピードをあげジャンプする様子は圧巻です。

 

ハイジャンプ

頭上にイルカ

手にkiss!

水中でトレーナーさんから「手を前に」の指示が出た後、自分の手を精一杯差し出し待っていると…イルカがすーっと寄ってきて、手にキスをしてくれます。

水中でふれあう感触はこれまた新鮮。

まるで言葉が通じ合ったかのような神秘的な気分になります。

 

イルカにサイン

イルカのキス

ターゲットにタッチ

ボートの上から下ろされた黄色のターゲットに、イルカがタッチ。

イルカと、トレーナーさんとの息のあったコンビプレーに、思わず拍手!

 

ターゲットにタッチ

トレーナーとイルカ

今回参加してくれたバンドウイルカ

今回私のパートナーとなってくれたのは、バンドウイルカの「シュリ」。

4歳のおてんば娘です。まだ若いとはいえ、大きさにして全長230cm、体重170kgの巨体の持ち主。さすがに近くでみると迫力満点です。

この企画に参加するイルカメンバーの中では一番若く、人懐っこいため参加率はNO1。

その他、参加するイルカたちに、マック(♂、7~8歳)とプル(♀、18歳)がいます。

シュリ

 

次に、大型魚プールで見られる生物をご紹介~

大型魚が入るプールには、ドチザメやホシザメをはじめ、アカエイやホシエイ、マダイやシマアジなど見ごたえのある生きものたちがいっぱいです。

他にもトゲトサカやミドリイシ、サンゴイソギンチャクなどの無脊椎動物も見られます。

今後、マンボウやなんと!タカアシガニを入れる予定だとか!?

尚、大型魚プールのほうでは、300円で餌付けが行えます。

餌をまいた途端に、どぅわ~と魚たちが寄ってくる様子は圧巻。

ぜひ実際に間近でご覧いただきたいです。

 

アカエイを覗くバンドウイルカ

アカエイを覗くバンドウイルカ

マダイ

マダイ

ホシエイ

ホシエイ

ドチザメ

ドチザメ

トゲトサカ

トゲトサカ

餌付け体験

餌付け体験

番外編

今回の取材に伺った10月末、ちょうど巨大エチゼンクラゲが淡島の沿岸を回遊しているのを発見しました!

飼育スタッフが捕獲し、いけすに収容。

そこで一緒にダイブすることに成功しました!

ただ残念ながら、現在はエチゼンクラゲが死んでしまったため、一緒にダイブすることはできません。

この巨大クラゲですが、飼育は非常に難しいのです。

今回はせっかくなので、貴重な体験をわずかながら紹介しましょう。

長~い触手を持ち大きな体をしたエチゼンクラゲ、なんだかこの世のものとは思えません…。

こんな生きものが存在することを、改めて不思議に思ったのでした。

 

エチゼンクラゲ

エチゼンクラゲとダイバー

設備・レンタル機材について

男女別の広めの更衣室(ロッカー有り)と、温水シャワー(室外)が完備されています。

スーツ、機材レンタルも行っていますが、別料金が発生します。

機材レンタル料

  • フルセット(マスク、シュノーケル、フィン、ドライスーツ、BCDジャケット、レギュレータ、ウエイト)…6,300円

  • ドライスーツ…2,100円

『あわしまダイビング』詳細

【料金】:20,000円 タンク代(1本)入園料含む

※レンタル料金は別途

【参加資格】:Cカード取得者に限る

【限定人数】:1日1グループ 5名まで(インストラクターは除く)

【申し込み】:完全予約制

『あわしまダイビング』の発案者・港谷さん

あわしまマリンパーク

イルカトレーナー暦 9年:港谷 英明(ミナトダニ ヒデアキ)さん

 

港谷さん

イルカと港谷さん

『あわしまダイビング』企画を作ったきっかけと、実現した感想について聞いてみました。

「ん~、すごく単純なんですけど、僕自身がいつかイルカとダイビングできたら楽しいだろうなぁ、と思ってたことがきっかけかなぁ。

入社してからずっと、長い間ショーのトレーナーとしてイルカと付き合ってきたんですけど、水中でじっくりイルカを観ることって意外と少ないんですよね。

それでタンクを付けて、ゆっくり観察やふれあいができたらいいな~と思って。

それならお客さん向けに、そうゆうダイビングプログラムを作ってしまおう、ということで半年前あたりから実現に向けての準備を始めました。

準備期間中は、水中でイルカのトレーニングの繰り返し…。

お客さんに安全にイルカを見てもらえるようになるまでは必死でした。

でも実際やってみて、喜んでくれるお客さんたちをみると、本当にやってよかった!と思います。

今でもまだ試行錯誤な部分はあるけれど、思い描いていた「イルカとダイビング」が実現でき、感無量です。

ぜひみなさんにも体験してもらいたい!そしてやるからには、とことん楽しんでやってもらいたいですね。」

最後に

ダイビングでイルカとふれあうのは今回初めての体験でしたが、水中で見る彼らはイキイキしていて、ほんとにかわいかったです!

海に棲むイルカ本来の姿に触れたような気がして、一つ一つの動きに感動していました。

特に、シュリが私の手にキスしてくれたときの、一つに繋がった感覚は忘れられません。

こうゆうのって、自分で体験してみないとなかなかわからないものなんですよね…。

なので、ぜひ多くの方に体験してもらえれば、と思います。

このような企画を実施することは、結果的に見えてくるもの、感じられることなどを考えると、とても意味深い気がします。

イルカに触れ、繋がりを持てることで、イルカ、さらには彼らが棲む海を「大事にしたい」という気持ちが強くなるからです。

こんなステキなパフォーマンスやふれあいをプレゼントしてくれた、トレーナー&スタッフのみなさんにも感謝です。

伊藤館長、佐藤係長をはじめ、今回特にお世話になった港谷さん、いろいろとご協力をいただいたスタッフのみなさん、本当にありがとうございました!

 

伊藤館長

伊藤館長

佐藤係長

佐藤係長

湧川めぐみさん(左)と、荒垣甲子郎さん(右)

イルカとダイビングする際、お世話になった飼育スタッフ

湧川めぐみさん(左)と、荒垣甲子郎さん(右)

ドルフィントレーナーの渡辺夕貴さん

ドルフィントレーナーの渡辺夕貴さん

 

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