世界の海を潜る WORLD WIDE REPORT
タイ全島徹底解剖 vol.01「タイ初上陸。編集部が行くタオ島・サムイ島」

タイ初上陸。編集部が行くタオ島・サムイ島

2011年07月27日

写真・文/ダイブネット編集部

まさかこの時期に。タイ行きチケットを手に。

「タイと言えば?」もし聞かれた時、自分の頭の中には衣食住様々なイメージが駆け巡ります。

日本での生活の中でタイの文化があらゆる形で入ってきている証拠でしょう。

そして、タイでダイビングといえばまっさきに思い浮かぶのは「ジンベエザメ」。

運が良ければ講習ポイントでもジンベエスイムが可能という脅威の海です。

いつか行きたい!その思いを叶えるべくベストシーズンに突入する5月、ジンベエザメ出現率の高いタオ島、サムイ島へのチケットを手にしました。

折りしも、取材直前は反政府組織による暴動が激化。

「来週からタイです」なんて話をすると必ず「大丈夫?」という返答が得られるような状態でした。

バンコクは経由だけ、遠く離れた離島は問題ない…と話には聞いていたもののやはり多少の不安はあるもの。

そんな思いを胸に成田から一路バンコク・スワンナプーム国際空港へ向かいました。

飛行機に乗ること約7時間。

無事到着しました。

初めて降り立つタイの地・南国特有の暖かい風に気分が盛り上がります。

心配していた暴動は影も形も見えず一安心。

バンコクから距離のある空港が暴動に巻き込まれることはないようです(数年前、空港が占拠された時は海外へ外交に出ていた首相を国内に入れないようにするための占拠だった模様)。

広大なスワンナプーム国際空港でトランジットをすませ再び機上、サムイ国際空港へと向かいました。

サムイ国際空港はスワンナプーム国際空港とはまったく正反対のこぢんまりした小さな空港。

素朴な感じが妙に落ち着いてしまいます。

早速、リゾートに向かいディナー。

苦手なパクチーを避けながらタイ料理に舌包み。

旨い!でもパクチー…。

反政府組織への不安はパクチーの不安へと変わった夜でした。

しかし、翌日からはいよいよダイビング。

期待に胸を躍らせながらベッドへと吸い込まれていきました。

サムイ発タオへのダイブトリップ

サムイ島周辺はほとんどが講習ポイントとなっており、ファンダイブをする場合はタオ島へトリップするのが普通です。

取材班も早速荷物をまとめてタオ島へ。

記念すべきタオ一本目のダイビングポイントは「セイルロック」。

タオ島から約1時間半。

巨大な岩礁が水面に顔を出すこのポイント、ジンベエザメ出現率が非常に高いと聞き潜る前からワクワクしていました。

ブリーフィングを終え、いよいよエントリー。

海中に入った瞬間、無数のスズメダイがダイバーを迎えてくれました。

ジンベエザメが好む場所だけあってプランクトンが豊富、決して透明度がいいとは言えないものの、魚影の濃さは申し分なしでした。

水中版グランドキャニオンのような地形を楽しみながらのダイビング。

地形派には堪らないポイントでしょう。

期待していたジンベエザメは出現しなかったものの、壁面に潜む巨大なヤイトハタ、時折雨のように降ってくるキンセンフエダイやツムブリの群れ…大満足の一本となりました。

午後からヒンピーウィー、ホワイトロックとマクロ、ワイドともに充実したポイントを潜り初日を終えたのでした。

セイルロック

ジンベエザメも度々出現するポイント「セイルロック」

どこを潜ってもこの魚影が基本。「豊かな海」を潜るたびに実感する

ジンベエザメだけじゃないタオ島の魅力

「タイと言えばジンベエザメ」という定説はいつから定着したのでしょうか?

確かにジンベエザメ出現率は高いです。

ジンベエザメが見られるスポットとしてはまっさきに挙げられる場所でしょう。

しかし、100%いつでも見られるのか?の問いにはNoと言わざるを得ません。

ジンベエザメは回遊魚。見られない時があって当然なのです。

よってあまりにジンベエザメを期待しすぎて出なかったらガッカリ…なんてダイバーも多いのでは?と思います。

確かにガッカリかも知れませんが、タオの海はそれをカバーする圧倒的な力を持っています。

まずはその魚種と魚影。

豊富なプランクトンを求めて多くの命が集まるこの海峡はまさに「生物のるつぼ」。

その賑わいでこちらまで興奮してきます。

また、個体の大きさも特筆すべき点です。

砂地のギンガハゼなどはまるでウインナーのような体格。

その大きさゆえ、いつのまにか自分の撮影テクニックが上がっているのではないか?と勘違いしてしまうほどいい写真も撮れます。

怒涛の群れに囲まれて至福のダイビング。

そこに「かなりの確率でジンベエザメが出る」。

そう思うとタイにリピーターが多いのが妙に納得できてしまいます。

まさにタイ初上陸の印象は「ジンベエだけじゃ、もったいない!」でした。

ギンガハゼ

大きな個体があちこちで見られたギンガハゼ。

でかくて逃げない、と撮影にはもってこい

セイルロック

チュンポンピナクルで見られる巨大ハナビラクマノミのコロニー。

あまりに巨大だったためビデオを片手に駆け抜けてみた

セイルロック

キンセンフエダイがひしめきあっていたサウスウエストピナクル。

この群れの向こうには同じようにホソヒラアジが群れていた

ダイバー御用達から4つ星まで。リゾートはスタイルに合わせてチョイス

メラティ・ビーチ・リゾート&スパ/ Melati Beach Resort & Spa

http://www.melatiresort.com/

メラティ・ビーチ・リゾート&スパ/ Melati Beach Resort & Spa

メラティ・ビーチ・リゾート&スパ/ Melati Beach Resort & Spa

なだらかな斜面から海岸線まで広大な敷地が続く

客室についているプライベートガーデン、半野外の浴室、室内の広さなど、さすが4つ星ホテルに相応しい申し分ない2008年オープンの新リゾート。

リゾート内にはジム、優雅な気分に浸れるスパなど長期滞在のヨーロピアンも飽きさせない施設が充実し、スタッフも非常に親切で、気持ちよく滞在できます。

コ・タオ・リゾート/ Ko Tao Resort

http://www.kotaoresort.com/

コ・タオ・リゾート/ Ko Tao Resort

コ・タオ・リゾート/ Ko Tao Resort

ダイバーのゲストも多く、客室前のデッキでダイビング談義に花が咲くことも

シンプルで温かみのある家具でまとめられたリゾートです。

今回、お世話になったダイビングサービス「サムイダイビングサービスたおみせ」が併設されています。

ビーチが目の前にある便利なビーチゾーンと、丘の上に建てられた絶景が楽しめるパラダイスゾーンに分かれており、ニーズに合わせたチョイスができるのも嬉しいです。

ザ・カラ・サムイ/ The Kala Samui

http://www.thekalasamui.com/

ザ・カラ・サムイ/ The Kala Samui

ザ・カラ・サムイ/ The Kala Samui

海が一望できる客室からの眺めに癒される。落ち着いた大人のリゾート

2008年オープンのニューリゾート。

「Kala」とはタイ語でココナッツの意味。

その言葉通りリゾート全体にココナッツが盛り込まれており、デザイン、アメニティグッズなどココナッツ製品にこだわっています。

全室が海を見渡せるパノラマシービューで、抜群の開放感が味わえます。

タイはアフターダイブも王国だ

スパ

スパ

サムイ島、タオ島どちらにもリゾート内、もしくは近くにスパの店舗があります。

一般に「タイ式マッサージ」と言うとストレッチの要素を含んでいます。

今回、タオ島、サムイ島で訪れたスパ施設も例に漏れず、指圧の合間に筋やら関節やらをしっかり伸ばしてくれます。

これが痛い…でも気持ちいい、と病みつきに。

価格は1時間200~300バーツ(1バーツは2.7円/2010年6月現在)と日本の相場からすると激安です。

できれば2時間コースでじっくりと、がオススメです。

スパは、アロエやココナッツ、各種ハーブなど日に当たった肌に優しいオイルを好みでチョイスできる店舗も多く、日替わりで楽しむ女性ゲストも多いようです。

タイ料理

タイ料理

「タイ料理」と言うと真っ先に「辛い」「パクチー入り」などを思いついていたのですが、酸味や甘味、香味野菜やハーブなどその味の組み合わせは多種多様です。

味に癖のあるものも多いのですが、現地で食べると絶妙にマッチ、これまた癖になってくるから不思議です。

ちなみにどうしても苦手な場合、パクチー抜きで、と言えば抜いてくれます。

ここでは覚えておくと便利なタイ料理を解説しておきましょう。

・トムヤムクン…トム(煮る)、ヤム(混ぜる)、クン(エビ)。酸味と辛味が効いた独特の味が特徴。タイを代表するスープ。

・グリーンカレー…厳密に言うとカレーではなくタイではゲーン・キャオ・ワーンというスープをカレーと称してわかりやすくしているもの。

ちなみにゲーン(汁)、キャオ(緑)、ワーン(甘い)の意味。

ココナッツミルクや砂糖などで甘味を加えるため「甘い」の文字が入っているがしっかりと辛いのでご注意を。

・果物…スイカ、バナナ、マンゴ、パパイヤ、パイナップルなど非常に豊富。

ジュースやシェイクにもなり非常に美味。

中でもマンゴシェイクは絶品!

キャノピーアドベンチャー

キャノピーアドベンチャー

簡単に言うと木と木を繋いだロープをすべり、森を駆け抜けるという遊びです。

しかしスピード、高さ、スリル、すべてにおいて想像以上。

専用のハーネス、グローブを装着し操作方法のレクチャーを受けてからすべるのですが、あまりの高さに高所恐怖症の自分は多少ビビリに…。

慣れてくると一面緑の山々に囲まれた絶景を楽しみながら森を空中散歩、という滅多に味わえない感動があります!

ニューハーフショー

繁華街に出ると必ずニューハーフがいるタイ。

あまりに普通にいるので何日か滞在していると、違和感すらなくなってくるほどです。

ニューハーフショーを見ることができるバーもたくさんあるので訪れてみるものいいのでは。

基本的に都市部ほど綺麗な女性、田舎に行くにしたがって男性の面影が残っている方が増える…という傾向にある模様です。

お世話になったサービス「サムイダイビングサービスたおみせ」

サムイダイビングサービス

今回、タオの海を案内してくれたのは「サムイダイビングサービスたおみせ」です。

1997年に日本人ダイビングサービスとして初めてサムイにオープンしたサムイダイビングサービスのタオ支店。

きめ細かいサービスと安全第一の姿勢が人気で、老若男女問わずリピーターが多いです。

魚の生態や海況の深い話から、笑わずにはいられない芸人張りのネタまで話題も豊富!取材中も何かと気配りを頂きました。

サムイダイビングサービス

http://www.samuidiving.net/

サムイダイビングサービスたおみせ

http://www.samuidiving.net/taomise/

いかがでしたでしょうか?

取材であるにも関わらず、海、陸ともに大いにはしゃいでしまった取材陣。

それほど魅力ある場所でした。

この魅力を伝えるべく、次回からタイで現地ガイドをしていたプロカメラマン・楠哲也氏によるタイの歩き方を紹介。

お楽しみに!

タイの観光に関するお問い合わせはタイ国政府観光庁のウェブサイトをチェック!

タイ国政府観光庁

http://www.thailandtravel.or.jp/

タイ国政府観光庁

2010年3月で創立50周年を迎えたタイ国政府観光庁。

ホームページでは、美しい写真とともにタイの情報をたっぷり紹介。

また、ダイビング専用の新ウェブサイトは、ダイバーの強い味方となってくれること間違いなし。

ダイバーのタイプ別に、タイの潜り方を音声ガイダンス。

もちろん、ポイント、ショップ、トラベルメモなどの渡航情報もばっりち掲載。

旅行気分を高めるには最適のサイト。

タイ国政府観光庁の『ダイビングプロモーションサイト』

※音声が出ます。

http://thailandtravel.or.jp/diving/

バンコクエアウェイズ

入会無料のフライヤー・ボーナスに加入すると、ダイバーにはうれしい特典も!

詳しくは、下記ウェブサイトへアクセスを。

バンコクエアウェイズ

バンコクエアウェイズ

http://www.bangkokair.com/index.php?lang=jp

 

コメント一覧(0)

コメントを書き込むにはログインが必要です
ダイビングツアー総合情報サイトダイブナビ
水中撮影機材専門店アンサー
クラブアズール~中南米・東南アジアへのダイビングツアー専門旅行社
西表島ミスターサカナダイビングサービス
Webで学べるスキューバダイビング学科講習シーパス

Copyright(C) DIVE NET All rights reseved.