
2010年05月23日
世の中には巨大な野生動物をダイビングで見られるスポットがたくさん存在する。
その姿を一度は見たい…。そんな思いから始まったこの企画。
弊社スタッフ・大野が世界を駆け巡って出会いを求めます。
「顔が泳いでる」。
最初にマンボウを見たときの印象である。
最大で3mを超える巨大魚であるにも関わらず、背ビレと尻ビレを交互の振って泳ぐ姿は非常に可愛らしい。
ダイバーの間でも人気の高いマンボウだが、本来は外洋で生活する魚、簡単に見ることは難しい。
しかし、そのマンボウがかなりの確立で見ることができる場所がある!という情報が入ってきた。
場所は宮城県・志津川。
毎年5月~6月の早朝、沖には何匹ものマンボウが水面に浮かんでいるという…。
我々は早速、志津川へと向かった。
東京から志津川まで休憩しつつ6時間。
朝4時半に現地集合という時間にも関わらず当日入りをしたためほぼ徹夜。
マンボウが見られる!という期待感がなければ寝てしまいそう…。
現地サービス「グラントスカルピン」の佐藤氏と合流、ドライスーツに身を包みいよいよ海へ。
天気は曇り、海上はうねりも入りあいにくのコンディション。
しかし、牡蠣の養殖生け簀が延々と並ぶ、今までのダイビングポイントでは見たことのない景観に心が躍る。
向かう途中の船で佐藤さんに話を伺う。
マンボウが見られるのは港から30分~1時間ほど沖へ出た場所。
背ビレを出して表層を浮いているそうだ。
大きさも1mに満たないものから2m級のものまでバラバラ。
船が近づいても逃げない個体はエントリーしてダイバーが手に触れてもまったく動じることなく浮かんでいるそうだ。
ん~、聞けば聞くほど不思議な魚だ。
マンボウが見られそうな海域に近づき船は減速、海面を捜しながらゆっくりと進む。
そして探すこと30分「いたぁぁぁぁぁ~」大きな声が聞こえてきた。
乗っていた全員が集合、海面を見つめる…。
ん、ん、わからない…。でもいるらしい。
目が悪いのを悔やむ。
とりあえず指さされた方向を動画で撮影。
ズームしてしまったため画質が悪いですが、浮いてる白い豆腐みたいなものがマンボウです。
船上ではまったくわかりませんでしたが…。
そうこうしている間にみんな次々と海へ。
人が近づきやっとわかりました。
今度は背びれも出てます。
水中で見たい!!我々も早速海へ。
水面にいるので当たり前ですがいきなりマンボウの登場です。
うねっている日にスキンダイビングで見ているので画面の揺れはご勘弁ください…。
それにしても近い!体長1mほどの小さなマンボウでしたがこんなに近くで見られるとは。
何とも感激!!
背ビレと尻ビレを使って不思議な泳ぎ方をします。
これだけのダイバーに囲まれても逃げない。
面を漂いながら泳いでいます。
水マンボウが水面にいるのは表面についた寄生虫を太陽光で殺菌するため、水鳥に取ってもらうため、などと言われているが正確なことはわかっていない模様。
どのような理由にしても水面にいるマンボウはかなり無防備、そして無警戒にダラダラしてます。
まるで休日の自分。勝手に親しみを覚える。
マンボウを戯れること数十分。
彼(彼女?)は沖へと泳いでいきました。
かなりゆっくり…。それにしても見れば見るほど不思議な魚でした。
次は3m級を見たい!

英名 Ocean sunish 学名 Mola mola
フグ目マンボウ科に属する魚。
熱帯、温帯の海域に幅広く分布。
外洋の表層から深海域までを往復している。
生態は謎に包まれた部分が非常に多い。
マンボウ科の魚にはマンボウの他にゴウシュウマンボウ、ヤリマンボウ、トンガリヤリマンボウ、クサビフグの4種がいる。
ここ、志津川の魅力を有名にしたのはこのサービスあってこそ、代表の佐藤さん率いるサービス。
日本ではこの海域でしか見ることのできないクチバシカジカを始め、ダンゴウオ、スナビクニン、フサギンポなど個性的な生物を的確に案内してくれるガイドテクニックは見事の一言。
HPのギャラリーを見て頂ければお分かりになると思うが写真の腕もかなりのもの。
魅力的な北の海を撮影したいならもってこいのサービスです。