潜魂第二回 瀬能宏さん 農学博士

潜魂第2回

2011年08月23日

著名人のダイビングに対する考えを紹介形式でリレーしていくこの連載。
第二回目は、神奈川県立生命の星・地球博物館の専門研究員であり、魚類写真資料データベースの構築に取り組んでいる農学博士の瀬能宏さんを紹介します。

プロフィール

瀬能宏

お名前

瀬能宏(せのうひろし)

略歴

1958年東京生まれ。
東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。
農学博士。
(株)益田海洋プロダクションを経て、現在、神奈川県立生命の星・地球博物館の専門研究員。
沿岸性魚類の分類や生物地理が専門だが、外来魚問題を含む魚類の保全にも取り組む。
ダイバーと連携を取りながら魚類写真資料データベースの構築を進めており、研究はもとより様々な博物館活動に役立てている。

主な著書

(以上、いずれも共著、東海大学出版会)

(以上、いずれも共著、山と渓谷社)

関連リンク

神奈川県立生命の星・地球博物館

ダイビングを始めたきっかけ

スキンダイビングによる魚の調査に限界を感じたから。
魚への興味は最初はタナゴやシマドジョウなどの淡水魚に始まり、ハゼやボラなど汽水域の魚、そしてより多様な海の魚という具合に広がっていった。
川や汽水域での調査には、身軽なスキンダイビングが有効だったが、海ではスキューバダイビングが絶大な威力を発揮した。

今までで、一番感動した海

レジャーやスポーツという視点でダイビングをしたことがないので、皆さんとは違っていると思うが、とにかく感動して強烈な印象が残ったのは西表島の網取湾。
今もほぼ手つかずの自然が残されており、生物多様性の高さでは琉球列島でも最高レベルの場所と思われる。
初めて同地を訪れたのは1982年のことで、故益田一さんが「日本産魚類大図鑑」(東海大学出版会、1984年)の取材で沖縄に来られ、当時琉球大学の大学院生だった私はお手伝いで益田さんらと一緒に西表島へ渡った。
それまでに何度も同島を訪れ、川を中心に調査を重ねる中で、新種や日本初記録種を多数発見していたので、ある種の慣れを感じていた。
しかし、この年、網取湾に初めて調査に入り、その慣れは錯覚であったことを思い知らされた。
網取湾の藻場や軟泥底を中心に調査を行ったが、いったいどれだけ未知の魚がいるのか、まったく計り知れなかった。
数多くの成果の中でもホシゾラハゼが特に思い出深い。

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