潜魂第五回 原崎森さん 屋久島ダイビングサービス 森と海

潜魂第五回

2011年09月20日

著名人のダイビングに対する考えを紹介形式でリレーしていくこの連載。
第五回目は、屋久島の自然に魅せられ、1年を通して屋久島の海とその四季を記録している「屋久島ダイビングサービス 森と海」のダイビングガイド・原崎森さんを紹介します

プロフィール

原崎森

お名前

原崎 森(はらざき しげる)

略歴

山梨県生まれ。
ネイチャーガイドになりたくて、ダイビングのインストラクターとなる
2003年12月まで、八丈島の「レグルスダイビング」にてフィッシュウォッチングのパイオニア・加藤昌一氏に師事しガイド修行
ここでフィッシュウォッチングの面白さ、奥深さを学び、当初は森と海の両方をガイドする事を理想としていたが、海のガイド1本で行くことに決める
5年間のガイド修行ののち師匠のお墨付きを頂き、2004年4月、当初からの夢であった屋久島にて念願の独立を果たす。

【所属】
日本魚類学会
日本サンゴ礁学会
日本動物行動学会
日本自然保護協会 自然観察指導員
鹿児島県自然愛護協会 理事

ダイビングを始めたきっかけ

最初は、自然と人との「仲介」となって自然解説を行うインタープリター(自然解説者)に憧れ、陸上の自然を案内するエコツアー・ガイドやレンジャーなどを目指していたのですが、当時はまだ陸上でのインタープリテーションはボランティア的に関わっている方も多く、収入を得るのはなかなか難しいと考えられていました。
しかし、すでに数十年も前から自然を案内する職業として立派に成り立っているダイビング・ガイドという仕事がある事を知り、ダイビングに興味を持ちました

”インタープリター”という肩書きは職業ではなく、その仕事(ガイドに限らず)を行う上での姿勢や考え方、そして思想の事だと考えています。
そういう意味で、自覚があろうが、なかろうが、ダイビング・ガイドはインタープリターであり、その仕事内容はまさにインタープリテーションだと思うのです

今考えると、ダイビングを始めたきっかけは海や海の生き物、そしてダイビングに純粋な興味があったというよりは、自然をガイドするという仕事に就きたかったから、というのが正直なところです
もともと自然や生き物は好きだったものの、生物観察の面白さ、海の生き物の不思議さに心から魅了されるようになったのは、今考えるとライセンス取得後、ガイド修行を始めてからなのかもしれません

今までで、一番感動した海

ケラマハナダイ

ジョーフィッシュ

僕は今のホームグラウンドである屋久島の海と、5年間修行していた八丈島の海しか知りません
実は経験本数の99%以上が、この2つの海だけで占められています。
もともと「海」や「ダイビング」が好きというよりは、ホームグラウンドである「”屋久島の”海と生物」が好きなのであって、少しでもこの海を知りたい、この島の生態系を理解したいと思って潜っているため、僕にとっての感動のすべては当然、屋久島の海にあります
この海で見られるすべての生き物のごくごく普通に見られる日常的な行動に毎日感動させられています。
子供の頃は持っていたのにいつの間にか失っていた「sense ofwonder(神秘さや不思議さに目を見はる感性)」を再び思い起こしてくれ、ごくごく身近にある当たり前の自然や生物に感動できる心を育んでくれた海とダイビングにはとても感謝しています。
今も毎日のように気づく新たな発見や毎日のように感じる微妙な四季の変化に、また普通に見られる生き物の繁殖や争いなど様々な社会行動にワクワクしながら潜っています。
多分、屋久島の海が多様性に満ちた豊かな海である限り、このワクワク感は一生尽きることはないのではないかと思います。
逆に言うと、このワクワク感や感動を失いたくないからこそ、ホームグラウンドである屋久島の海の豊かさを守っていきたいと強く思っています
「守る」方法にはいろいろありますが、僕は毎日現場にいて潜り続け、モニタリングしていく事で小さな変化にも気づけるようにし、それに貢献したいと考えています。

関連リンク

屋久島ダイビングサービス 森と海
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