
2011年11月14日
写真、レポート・市川善朗
DEMA SHOW(デマショー)とは世界中から数百社以上が出展するダイビング業界最大級のイベントです。毎年、アメリカのフロリダとラスベガスで交互に開催され、今年はオーランドのOrange County Convention Centerにて開催されました。現地から新商品や会場の様子が届きましたので、簡単ですがその様子を紹介しましょう。
DEMA SHOW 2011は、ダイビング関連の業者向けの展示会です。 今年の開催は、フロリダ、オーランドのOrange County Convention Center
入口では、毎朝6人の人魚が出迎えてくれます
会場の大きさは、160mx270m。出展企業は、ダイビング器材メーカー、撮影器材メーカー、リゾート、スクールなど合わせて210社
ダイビング器材メーカーでは日本でもお馴染みの、Aqua Lung、Cressi、Atomic、Oceanic、SCUBAPRO、TUSAなどが大きなブースで、製品を展示していた
イノンの代理店でもあるReef Photo社のブースでは、EOS60Dのハウジングを展示。また、ストロボとライトを同時に取り付けたいときに便利な、ダブルYSアダプターなど、アームの新製品が発表された
日本のハウジングメーカーACQUAPAZZAのブース。SONY NEX-5Nのプロトタイプを展示。旧モデルよりも操作性が向上しているのと、ポートの取り付けがにヨネットタイプが追加されてた
Liquid Image社のScuba Series HD Wide-Angle Mask。マスクの上部にカメラがドッキングしていて、1080p 30fpsのハイビジョン動画を撮影できる
オーストリアSUBAL社のニコンD7000用ハウジング。ハウジングの背面には大型のプリズムが内蔵されていて、液晶モニターを45度上方から確認できるようになっている。また、SUBAL社では初めて、外部ストロボの光接続に対応した
アメリカWatershot社のV900LEDライト。900ルーメンの明るさがある。ヘッドライトやハンドライト、撮影用ライトとして使う角アタッチメントも用意されている
ベルギーHugyfot社の樹脂削りだしの軽量一眼レフハウジング。サーフィンや浅瀬の撮影用。通常のダイビング用には、同じデザインのアルミ製ハウジングも発売している。LEDライトは、自然な発色を追求し、低めの色温度に設定されている。性能だけでなく、洗練されたデザインも特徴的
スペインのSAGA社が出品した、光ファイバーを使ったリングフラッシュ。24本の光ファイバーでストロボ光を伝達し、ポートのすぐ前から照射することで、被写体に接近したスーパーマクロ撮影時でも、ストロボ光を的確に当てることが可能となる
今年のDEMA SHOWで最も注目を集めていたのが、一眼レフハウジングに接続するハイビジョン外部モニター。本格的な動画撮影には、必須のアイテムとなりそう。アメリカ、モントレーの水中撮影機材専門店Backscatter社が展示した、ハイビジョン外部モニターWAHOO HD MONITORは、SONY製のCLM-V55モニターを内蔵する
フィッシュアイ社の小型LEDライトMG300.直径20mm、長さ91mmのアルミボディで、明るさは最大300ルーメン。電源は、単三型アルカリ電池、または充電式リチウム電池1本
スイスKELDANのLUNA 4V LEDライト(左)。コンパクトでありながら4000ルーメンの明るさ。LED素子1個1個の色を管理し、撮影に最適な色温度を実現している
日本よりも1か月以上早くアメリカで発売されたキヤノンPowerShot S100用純正ハウジングWP-DC43(左)と、フィッシュアイ社のFIX S100ハウジング(右)。アメリカで今、最も注目されているコンデジで、レンズや外部ストロボの対応について話題となっていた
SEA&SEA社の新しいストロボYS-D1。拡散板無しで、照射角70度、ガイドナンバー32の光量。100度に広がる拡散板を装着するとGNは24、120度の拡散板を装着するとGNは20となる
中国系のNauticam社から発表された、ハイビジョン外部モニターNA-DP4。ハウジングとの接続には、オリジナルの19ピンコネクターを使用し、着脱が可能
テレビ番組などでヘルメットの上などに付けて撮影してる小型のビデオカメラGoPro。おもちゃのような小型のカメラだが、ブースで流れているハイビジョン映像は、精細で迫力満点。今年、最も人気のあるブースだった
海外ではすでに流行の兆しがある、サンゴや生物が蛍光色に光って見える&撮影できるフィルター。ストロボやライトの前面に特殊なフィルターを装着し、黄色いフィルターを通して見る(撮影する)。同様な製品が他に2社からも発表されていた
志津川のグラントスカルピン佐藤長明さんが、ステージで講演。震災前に撮影した、志津川の生物などを紹介したスライドショーの後、津波の被害について報告した
今年は、キヤノンやニコンから一眼レフカメラの新製品発表が無かったためか、ハウジングの新製品よりは、アクセサリーの新製品が目立っていた。特に、一眼レフハウジングに接続するハイビジョン外部モニターが数社から発表され、一眼レフによる動画撮影が本格化してきてた。
一眼レフハウジングに、ストロボとライトの両方を接続することを考慮したアームや、ハウジングを固定する水中三脚なども登場し、静止画と動画の両方を撮影するためのアクセサリーも充実してきている。
一方で、ビデオカメラは、一般向けのハウジングよりは、3D撮影に特化してきているようだ。LEDライトの技術革新がめまぐるしく、ますます大光量化してきている。数年後にはストロボに取って代わるのではないかと期待される。