実は知らない人のための「3分でわかるダイビングの歴史」

はじめに

スキューバダイビングはそもそもいつごろから始まったの?タンクやレギュレーターがなかった時代はどのようにしていたの?
その歴史を知ればもっとダイビングを楽しめるはずです。

今回はスキューバダイビングの歴史について紹介します。

紀元前820年(2835年前)

その昔、人類は山から木の実や草の葉を採り、海から貝を拾って食料にしていました。今でも各地で発見される貝塚がそれを物語っています。
その中には浅い海の貝ばかりでなく、海に潜らなくては採取できない貝殻も見られる事から、人類は比較的昔から海に潜っていたと考えられています。

今から2800年程前、メソポタミア文明の盛んな頃、アッシャリア帝国の兵隊が羊の皮に入った空気を吸いながら、水中から敵を攻める画がレリーフとして大英博物館に所蔵されています。おそらく現存する潜水の絵としては最も古いものでしょう。

出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

紀元前320年(2335年前)

2300年程前には、アレキサンダー大王が、潜水鐘という、水中に大きな釣鐘を吊り下げ、その中に入って水中を観察した事が伝えられています。
潜水鐘は特殊な構造になっており、水上から管を通って空気が常に送られるため、器材がなくても潜れる潜水装置でした。

出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

2014年、韓国で起こったセウォル号沈没事故の不明者捜索活動の際にも、改良された現代版の潜水鐘が使われました。

出典: sankei.jp.msn.com

潜水鐘が利用された頃、すでにエジプトやギリシャでは、職業的に真珠を採るダイバーが素潜りで活躍していました。

紀元前280年(約2295年前)

素潜りダイバーは日本にも早くからいたようです。今から1700年も前の中国の古い史書「魏志倭人伝」には海辺の漁師が海に潜ってアワビを採り生活している様子が記されています。

1720年(295年前)

イギリス人、ジョン・レスブリッジはロンドンのスタンホープ街の桶屋さんに腹ばいの姿勢で入れる潜水用の樽「ザ・レスブリッジ・ダイビング・マシン」を作らせました。

彼はこの潜水樽で20mも潜り、海中から物を引き上げる仕事をして成功していたようです。

出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

1820年(195年前)

今から170年程前、水上よりポンプで空気を送って潜る機械潜水がイギリスのゴーマン・シーベによって発明されました。
これはヘルメット式潜水器と呼ばれ、現在でも水中土木作業などで利用されています。

出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

1854年(約160年前)

ヘルメット式潜水器が最初に日本人の目の前に現れたのは安政元年(1854年)の事です。

日本へ通商を求めにやってきたロシア軍艦「ディアナ号」が 下田に停泊中、地震による大津波に襲われました。その時、大破した船底を積んでいたイギリス製潜水器を使って修理したのです。
その後、ヘルメット潜水器は千葉県の白浜に移りアワビを採るために使われるようになり、全国に広がっていきました。この頃になるとガラスを使ったメガネも手に入るようになり、裸眼で潜っていた海女には大きな助けになりました。

出典:ミキモト真珠島

1924年

ガラスを使ったマスクに、ポンプを使って水上から空気を送る方式が取り入れられた「マスク式潜水器」は日本独自のもので、やがてこれが大串岩雄氏によってアクアラングの原型とも言える「大串式潜水器」の発明に繋がっていきました。

出典:私の宝物 海底博物館)

大正13年には、この潜水器を使って地中海70mの海底に沈んだ八坂丸から金塊を引き上げる事に成功し世界をアッと言わせました。

1939年

第二次世界大戦時には各国とも軍事特殊作戦に使用する「スクーバ潜水器」が開発されましたが、それらのほとんどが閉鎖循環式のもので、酸素が使用されていました。

1943年

第二次世界大戦末期、フランスのジャック・イブ・クストーとエミール・ガニアンは共同で開放式のダイビング器材を開発しました。
アクアラングという商号を付けたこの潜水器は1943年前後にはスポーツとしてヨーロッパからアメリカへと広がっていきました。


出典:私の宝物 海底博物館)

1953年

アクアラングが日本に入ってきたのは昭和26年頃でした。しかし、当時使用法に精通したものがおらず千葉県で2人の大学生が亡くなる事故が起こってしまいます。

現在

様々な歴史を経て、ダイビング器材が使いやすく改良されたり、ダイビングスポットが開拓されたりしてスキューバダイビングが行いやすい環境になりました。
現在では400万~500万ものダイバーを超えるまでに発展しています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。先人たちの様々な知恵や器材の改良・発展があり、現在、気軽にダイビングができるようになるまでになっているという事がわかるとありがたみを感じますね!
便利に利用できる器材を作ってくれた過去の偉人達に感謝しながら、ダイビングを楽しみましょう!

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