現地ガイドに聞きました。「今年、パラオで見たい生物ベスト10」

パラオ

2011年09月23日

編集、文:長谷川瑞枝(ダイブネット)

thanks:ブルーマーリン(HP)/Fish'nFins(HP)/マーメルダイバーズ(HP)

好きなダイビングスポットの上位に常にランクインしているパラオ。

魚影の濃さ、何が出るかわからない期待感、日本人スタッフの多さなど魅力満載な地とあって、古くから多くのダイバーに親しまれている。

そんなパラオで働く現地スタッフに「今年パラオで見たい生物ベスト10」を伺ってみました。

これを見れば、パラオでのダイビングの楽しみかたも変わってくるかも!

第1位

マンタ

和名はオニイトマキエイ、もしくはナンヨウマンタ。

一般的にはマンタの愛称で親しまれている。

大きさは大きいもので横幅8m、体重3tで、熱帯の海に生息し、プランクトンを食す。

性格はおとなしく、見るだけで夢を与えてくれるその風貌に、ダイバーのみならず一般的にも人気が高い魚。

見られるポイント

ジャーマンチャンネル/ユーカク

コメント

●年間を通して遭遇チャンスあり!

クリーニングシーン、捕食シーン、恋愛シーンなど色んなマンタの行動が見られるかも!(ブルーマーリン/富永直之さん)

●マンタといえばパラオの大物代表!大きな体がダンダンこちらに迫ってきて気がつけば近くを優雅に泳ぎ去る。

マンタが気持ちよさそうにクリーンされている姿、クルクル廻りながら捕食している姿は何回見ても感動。

時にはブラックマンタや、ベビーマンタに遭遇することも。(Fish'nFins/ガイド一同)

マンタ

グルグルと回転しながらの豪快な捕食シーンに遭遇することもしばしば

photo/Fish'nFins

マンタ

クリーニングステーションなどではゆっくりと静止するマンタが見られる

photo/マーメルダイバーズ

第2位

サメ

世界中に約500種存在するサメ。

パラオ近海では約130種類ものサメを見ることができると言われている。

サメの大きさはそれぞれ異なり、1番大きい「ジンベイザメ」で体長はおよそ14m。

一方最小といわれるのが「ツラナガコビトザメ」で体長はおよそ22㎝。

一般的にサメは獰猛で危険なイメージをもっている人が多いが、実際人に危害を加えるおそれのある種はわずか。

見られるポイント

ブルーコーナー/ニュードロップオフ/ペリリューコーナー/ペリリューエクスプレス/シアスコーナー

コメント

●おすすめは、ブルシャークとハンマーヘッドシャーク。

ブルシャークは3~4mはある巨大サメ。

ブルーコーナーではグレーリーフシャークとは一味違う大きなサメが目の前を横切ることも!(マーメルダイバーズ/須藤佳英さん)

●ジンベイザメを見てほしい!

パラオではジンベイザメは年間を通して1桁の目撃しかない。

なので出会えたときの嬉しさは格別!(ブルーマーリン/富永直之さん)

サメ

ブルーコーナーではグレイリーフ シャークを始め、様々なサメを間近に見ることができる

photo/Fish'nFins

サメ

時には群れとなって出現するハンマヘッドシャーク

photo/マーメルダイバーズ

第3位

ナポレオンフィッシュ

和名は「メガネモチノウオ」。

英名の「ナポレオンフィッシュ」は老成個体の瘤状の額がナポレオンのかぶった軍帽に似ていることに由来している。

太平洋とインド洋の熱帯海域に広く分布する。

見られるポイント

ブルーコーナー/ニュードロップオフ/ウーロン/シアス

コメント

●見た目がユニークでオチャメなナポレオンフィッシュ、鮮やかな青色にキョロキョロした目がとてもかわいいパラオのアイドル。

好奇心旺盛でフレンドリー。(Fish'n Fins/ガイド一同)

●他の国では中々見られないところもあるのにここでは必ずと言っていいほどみることができる。

最初見て興奮してたゲストも次の日には無視してしまう、そんなかわいそうな存在。

ですがやっぱりかわいい!(マーメルダイバーズ/須藤佳英さん)

ナポレオンフィッシュ

1m近い個体が接近してくることも

photo/Fish'nFins

第4位

バラクーダ

オニカマスの英名。

成長すると1mくらいで、重さは10~15㎏ほどになる。

幼体のころは集団で浅瀬で見られることが多く、成魚は外海で単独でいることも多い。

かみそりのような鋭い歯を持ち、小魚などを食べる。

性格は獰猛。

見られるポイント

ブルーコーナー/シャークシティー/アサウ

コメント

●単体で泳いでいることが多く、近くに来てもあまり逃げず、観察するとその歯の鋭さにドキドキする。

同じような魚でオオカマスもカマスなのでバラクーダと呼ばれている。

こちらはバラクーダより小さな個体だが、群れていることが多いのが特徴。

1mはあるバラクーダが群れいるのを見れば、ダイバーになってよかったと心の底から思う。(Fish'nFins/ガイド一同)

●ダイバーに人気のバラクーダの群れ。

流れの無い時にはトルネード状態になることも。

春先には数を増やすので大きな群れに遭遇できるかもしれない。(ブルーマーリン/富永直之さん)

バラクーダ

ブルーコーナーではトルネード状態になっていることもあるバラクーダの群れ

photo/Fish'nFins

第5位

ギンガメアジ

群れとなった姿を世界各地で楽しませてくれるギンガメアジ。

ここパラオでも例外ではなく、巨大な群れとなってダイバーを出迎えてくれる。

体長は70cmに達し、体高が高く、著しく側扁する。

4、5月頃に産卵の時期を迎える。

見られるポイント

ブルーコーナー/石廊

コメント

●群れでトルネードを巻いたときは圧巻!!(マーメルダイバーズ/須藤佳英さん)

●ギンガメアジは決して大きくもなく、派手でもない魚だが、群れでいることが多く、その群れの大きさに圧巻される魚。

群れの中の個々をよく観察すると、少し黒っぽい個体、前のほうに泳いでいるのに、先にいってねっと後ろに並びなおす個体、あれ、迷いこんじゃったっとギンガメアジ以外の魚が混ざっていることも!遠くから眺めても近くで観察しても楽しい魚。(Fish'nFins/ガイド一同)

ギンガメアジ

フォト派にも人気のギンガメアジ

是非とも渦をまいた状態を収めて頂きたい

photo/DIVENET

第6位

カジキ

その名は有名でも、ダイビング中はなかなかお目にかかれないレアな巨大魚。

大きいもので全長4m以上、体重700㎏に達し、小さいものでも成熟すると全長1mを超える。

世界の海洋に広く分布している。

見られるポイント

パラオの外洋ならどのポイントでもチャンスあり!

コメント

●年間を通して外洋のポイントで時折遭遇できる。特に乾季には目撃例急増!

ジンベイほどではないとはいえ、やはり簡単には会えないので出会えたときの嬉しさは格別!(ブルーマーリン/富永直之さん)

カジキ

群れで小魚を囲い込み「狩り」を行なって捕食するバショウカジキ

そんな光景、一度は見てみたいっ

photo/本間俊輔

第7位

ロウニンアジ

和名は単独行動する大型個体を浪人武士に見立てたもの。

成魚は全長180㎝、体重80㎏に達し、ギンガメアジ属でも最大種とされている。

体は側扁し、体高が高い。

胸ビレが鎌のように長く伸び、側線がはっきりしているのが特徴。

見られるポイント

ブルーコーナー、ペリリューコーナー、ペリリューエクスプレス

コメント

●ロウニンアジはアジ科で最大級の大きさを誇る魚。

目が合ってしまうと思わず固まってしまうくらいの大迫力!

長さ、厚さ、幅共に大きくて、一度見たら忘れられない魚。

比較的のんびり泳いでいる姿も目撃でき、ゆっくり写真を撮ることも可能。

2月くらいの潮周りの良い日にはその大きなロウニンアジの群れが見られるのがペリリュー。

一見の価値あり。(Fish'nFins/ガイド一同)

ロウニンアジ

ペリリューコーナーなどでは数百もの群れとなっている姿が度々目撃されている

photo/DIVENET

第8位

ヘルフリッチ

英名は、ヘルフリッチダートフィッシュ。

体長が12㎝ほどの小さなハゼの仲間。

外洋のドロップオフの少し浅めの場所でひっそり生息している。

体色は紫紺色で、頭部は黄色。

愛らしい姿で、ダイバーの間では人気の魚。

一部のダイバーには「深場の高値の花」といわれている。

見られるポイント

シアストンネル内

コメント

●深場にいて、怒っているような顔がとてもキュート!(マーメルダイバーズ/須藤佳英さん)

ヘルフリッチ

微妙なグラデーションは絶妙

その美しさは是非ともその目で確認してほしい

photo/DIVENET

第9位

アケボノハゼ

深い所(30m前後)で潮当たりが良い砂底に生息するといわれているが、地域によっては浅い場所でも見られる。

体長は大人になっても5㎝ほどの小型ハゼ。

なかなか見られないことから、密かにダイバーの憧れの存在。

見られるポイント

シアストンネル、ブルーコーナーのマクロ穴

コメント

●紫のグラデーションが綺麗!!おすすめ!(マーメルダイバーズ/須藤佳英さん)

アケボノハゼ

ハゼ類の中でもヘルフリッチと並んで人気が高いアケボノハゼ

photo/DIVENET

第10位

カンムリブダイ

浅い珊瑚礁域や岩礁域に生息。

昼間は群れで行動し、夜は単独で岩や珊瑚の陰で過ごす。

珊瑚を食べながら糞をするので、カンムリブダイの群れが去ったあとは視界が悪くなる。

見た目は怖そうに見えるが、ダイバーに敵対することもないので近づきやすく、撮影しやすい。

見られるポイント

グラスランド

コメント

●2011年7月にNHKの「ダーウィンが来た」でも放送され、現在パラオで最も旬で熱い注目のネタ。

1000匹オーバーの群れに出会えるチャンスは毎月新月前にあり。(ブルーマーリン/富永直之さん)

カンムリブダイ

見た人の感想は「とにかく不細工」

しかしながら高い人気を誇るカンムリブダイ

photo/DIVENET

SHOP紹介

■マーメルダイバーズ

コロール店はパラオ一の濃い店。日本人スタッフが2人だけというのが理由のひとつだが、ゲストも台湾・韓国・フィリピン・欧米各地・日本と多種多様。

ぺリリュー支店はメインポイントに近く、更に上級者向けのポイントにも行くことができ、リピーターはこちらがオススメ!

お店からのコメント

安全に楽しく異国間交流を楽しみましょう!!

http://mamldivers.com/mt/

マーメルダイバーズ

 

■ブルーマーリン

1987年のオープン以来一貫して安全で楽しいダイビングを追及していサービス。

ここ数年は新規のポイント開拓にも力を入れており、魅力的なオリジナルポイントを多数保有している。

お店からのコメント

定番のパラオはもちろん今までとは一味違うパラオの海もご紹介できます。

最近は今まで未開だった北部リーフの開拓に力を入れ始めています。

ブルーマーリン

 

■Fish'nFins

平均潜水時間60分のダイビング、ガイドをしてくれるのは日本人ガイドやパラオの海を知り尽くした頼もしいパラオ人ガイド!

Nitrox32は追加料金なしで利用することができるのもウレシイ。

お店からのコメント

インターナショナルなショップで海外気分をご満喫ください。

http://www.fishnfins.com/njp/Welcomejp.html

Fish 'n Fins

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