
一口に「ダイビングを楽しむ」と言っても、その方法やスタイルにはいくつものパターンがあります。
ここでは、ダイビングにはどんな楽しみがあるかをガイドしていきます。
Cカードを取得した馴染みのショップで、そのままメンバーに。
たいていのショップではメンバーを募って頻繁に国内や海外へのツアーを企画している。
慣れてない人だと、不安いっぱいな海外旅行でも、ずっとインストラクターやショップのスタッフが一緒だから安心。
ダイビングの時も日本語での安心ブリーフィングや、安全面でのケアを、気心知れたショップのスタッフがお世話してくれる。
国内の場合でも、目まぐるしく変わるコンディションの中、その日最適なポイント選択をしてくれたり、帰りの寄り道スポットに連れていってくれたりと何かと便利だ。
同じショップの仲間と行くので、友だちができやすいのもメリット。
まずは近所にショップがあるかショップ検索で探してみましょう。
航空券の手配、現地でのホテル予約、ダイビングサービスの予約など、全てパッケージで。
添乗員がいるツアーは稀だけど、専門旅行会社にトータルで予約すると個別に手配するより格段に安くあがるのがメリット。
しかも、現地情報に強いスタッフも多いので、自分に合った最適な旅のプランニングができる。
パッケージといっても、行きたい海や、日程、ホテルやサービスまで、自分で選べるものもあるので、自由旅行といったほうがピンとくるかも。
国内でのダイビングのパッケージツアーもたくさんあって、料金も驚くほど安いものが多くあるので、利用者は近年急増。
旅行会社によっては、航空券のみとか、サービスとホテルのみとか様々な手配をしてくれる。
旅行社によって得意とするエリアも異なるので、ツアー会社検索で自分にあった旅行社を探してみましょう。
海外の場合、航空券の手配から、ホテル、サービスにいたるまで全て自分で予約、手配、確認などを行うパターン。
海外の場合だと、割高になることがほとんど。だけど、自分だけでアレンジした旅は格別。
複数のスポットへ行く場合や、観光、出張などを兼ねた場合などに、このパターンが多いかも。
車で行ける圏内にトリップする場合は圧倒的にこのパターン。
その場合焦点となるのは、自分好みのダイビングサービスはどこか?がわかっているかどうか。
これがダイブトリップの成否を決める。
まずは自分の行きたいエリアをスポット検索で見つけましょう。
とにかく大物を求めて、時には激しい潮流の中をズイズイ進んでいくダイビング。
地球最大の魚、ジンベエザメや、ザトウクジラ、イルカなどをピンポイントで狙うスタイルから、イソマグロ、ギンガメアジ、バラクーダの群れなどを狙う回遊魚ダイビングまでいろいろある。
現地ガイドが、どのポイントで、どんな海況で、どんなシーズンに、大物が出没するかを把握しているから、こういうダイビングが成立する。
潮が早かったり、ドン深だったりと、過激なシチュエーションも多いので、ある程度のスキルや経験が必要な場合も多い。
自然相手のダイビングだから、ハズレた時はさっぱりとあきらめる潔さも必要だ。
驚きと興奮をひたすら求める、王道的ダイビングスタイルといえる。
ダイビングが持つ気持ち良さを追求するスタイル。
エントリーした瞬間に、上下左右の感覚が陸上とは全く異なり、脱力してもフワフワ気持ち良く浮いていられるダイビング。
大物や可愛い魚を見るためにあくせく動き回ることはせず、ひたすらこのフワフワ感を楽しむ。
とびきりブルーの水の感触を楽しんだり、プカプカと浮かぶバブルをボケっと見つめたり、上下左右好きな場所へただなんとなく移動してみたり。
このタイプのダイバーはどんな海でも楽しめるはずだが、最もフィットするのは透明度が抜群に良いポイントだろう。
感性が豊かな人に多いスタイル。
魚の名前が覚えらんない、という人に多いのがこのスタイル。
国内、海外には「地形ポイント」というのが多く存在し、陸上では考えられないような水中景観が楽しめる。
トンネルをくぐったり、遠目から絶景を眺めてみたり。
陸上の名所を散策するように、水中の地形を堪能する大人のスタイルだ。
陸の地形や地質との共通点を見つけてみたり、他の地形ポイントとの違いに着目して観察してみたり、アカデミックな広がりもあるのが楽しい。
どこに宿泊するか、どんなリゾートにステイするかを旅の最重要課題とするタイプ。
ステイ先が快適じゃなかったりお洒落じゃないと、旅そのものの充実度が大きくダウンするということをよく知っているダイバーたちだ。
どんな海に潜るかももちろん重要だけど、気になるリゾートがあると絶対そこに泊まらずにはいられない。
また、寒い所で潜るのを極端にさけ、暖かい南の島でだけダイビングします!という層もこのグループに属する。
最初は誰でもこの水中風景を写真に撮ってみたいと思うもの。
陸上と違って、面白いアングルから被写体を狙えるのがダイビングのいいところ。
真上から徐々にサンゴとの距離を詰めて撮影してみたり、水底に這いつくばって何分もハゼを追っかけてみたり。
無重力感覚が写真の楽しさをグンと広げてくれる。
デジカメが普及してからは誰でもカンタンにキレイな写真が撮れるし、水中でいらない画像を消すこともできるから何枚でも撮ることが可能になった。
ゲーム感覚で写真を撮ったり、撮った画像をパソコンで加工したりと楽しみ方はグンと広がった。
このスタイルにはまると、何年もダイビングにどっぷりという場合も多い。
指先ほどの大きさのダンゴウオや実に多くの種類がいるハゼ、その海でしか見られない固有種など、細かい魚を探すことに喜びをおぼえ、いざ見つけるとじっくりその生態を観察するというのがマクロ派。
もちろん大物や地形などにも目がいくが、他人には見つけられなそうな場所にいる魚や、人気の魚をいちはやく見つけるという戦術眼にも長けるのがこのタイプ。
もっと進行すると、産卵や交尾行動など、季節的にも時間的にもかなり限定的なシーンを追い求めて世界中を巡るようになる。
「じっくりカメラ派」と性質がダブる場合も多いが、純粋に観察するだけというダイバーも多い。
どちらかというと、海の中よりも行き帰りの道中やダイビング後の雰囲気を楽しんだり、仲間との会話などを主な目的としたスタイル。
どのポイントに潜るとか、何を見たとかももちろん重要だけど、それを気の合う仲間同士で共有することこそ、真の目的となる。
ダイビングをしていると多かれ少なかれこういった楽しみが重要なことは実感するが、これだけを楽しみにダイビングをやっているダイバーもいる。
指導団体が発行するスペシャルティカードをひたすらゲットしまくったり、ダイビングを始めていきなりインストラクターを目指したくなるタイプ。
普通に楽しんでる場合には、技術の進歩が実感しづらいダイビングなので、それを形にしたいという願望がこのタイプを生む。
実にたくさんのスペシャルティがあるので、次は何に挑戦するかを考えるだけでも楽しみだし、技術を修得していくことで、ダイビングがもっと深く楽しめるようになるというメリットがある。
インストラクターまで修得しても職業とはせず、あくまで趣味の範囲にとどめておくダイバーも多い。