水族館裏探訪 神秘なるクラゲの世界を見にいこう 加茂水族館

鶴岡市立加茂水族館

2014年7月23日
文章/茂木みかほ
写真/菊池真平

2014年6月1日(日)、鶴岡市立加茂水族館がついにリニューアルオープンした

クラゲ展示数 "世界一" を誇る当館。その展示種数は、なんと35種類以上に及び、ギネスにも認定されている。
クラネタリウム」と名付けられたコーナーには、さまざまな色・形をしたクラゲが並び、見る者を惹きつけてやまない。
中には、めったにお目にかかれない珍しいクラゲの姿も!癒しの存在として愛されるクラゲは、被写体としてもまた人気が高い。

クラネタリウムを順路通りに進んでいくと、最後に突如現れるのが当館の一番の目玉、ミズクラゲの巨大水槽だ。
直径5mの円形水槽には、数千匹のミズクラゲが漂う。あまりに壮大な光景にしばし目を奪われるだろう。
薄暗い空間の中で、ふわふわと浮く無数のクラゲたちを見ていると、あたかも宇宙空間に紛れ込んだような錯覚に陥るから不思議だ。

それでは、加茂水族館で見られるクラゲを紹介していこう。
ここに掲載されているもの以外にもまだまだたくさんいるので、ぜひ実際に足を運びお気に入りのクラゲを見つけていただきたい。

※今回は「裏探訪」ではなく、通常の展示面を紹介する内容となります。なお、当館は基本的に撮影禁止となっておりますが、取材時には許可を得て撮影しています。

加茂水族館外観

当館一番の目玉、直径約5mの円形巨大水槽には数千匹のミズクラゲが漂う

注目のクラゲを一挙紹介

ふわふわと水中を漂うクラゲは、見ているだけで癒される。だが、触れると「刺す(毒がある)」危険なものもいる。
当館では、解説板に毒の強さを示すなどの工夫をしていて興味深い。
実物と併せて見ることで、よりディープなクラゲの世界を知れるはずだ。それではさっそく、当館で見られるクラゲを紹介していく。

クラネタリウム

クラゲの展示コーナー、通称「クラネタリウム」のエントランス。さあ、どんなクラゲに会えるかな!?

コティロリーザルベルクラータ

一度聞いただけでは覚えられそうにない長い名前の「コティロリーザツベルクラータ」。マッシュルームのような可愛い姿は一度見たら忘れない

ドフラインクラゲ

ドフラインクラゲ。傘の上から見ると×印に見えるのは生殖腺。山形県の庄内浜では春に出現する

ハナガサクラゲ

見た目が華やかで美しいハナガサクラゲ。被写体としても人気。生きた小魚を好むが当館ではアジの切り身を与えている

カミクラゲ

フサフサした髪の毛のような触手が印象的なカミクラゲ。傘の縁にたくさんある赤い点は、眼点と呼ばれる器官で光を感じることができる

シロクラゲ

まるで銀河系のよう。シロクラゲは光に集まる習性があり、照明をつけると一斉にその方向に泳ぎ出す

サムクラゲ

直径60cmにもなるサムクラゲ。毒が強く、クラゲを食べる。当館では毎日ミズクラゲを与えている

サカサクラゲの一種

サカサクラゲの一種。一般的なクラゲのように泳いだりすることはあまりせず、いつも逆さまになっている

ビゼンクラゲ

最高級の食用クラゲとされているビゼンクラゲ。有明海では漁業の対象になっていて「アカクラゲ」の名で販売されている

アカクラゲ

傘の色がオレンジ色のアカクラゲ。時々海岸に打ち上がっているが、毒性が強いので死んでいても注意が必要

キタカブトクラゲ

キタカブトクラゲ。水深1000mからも報告されている。カブトクラゲと似るが、櫛板列が口のところまでしかない点などで区別できる

エチゼンクラゲ

巨大クラゲとして知られるエチゼンクラゲ。何年かに一度大量発生して問題になることがある。寿命は一年未満と考えられている

トガリテマリクラゲ

トガリテマリクラゲ。2本の紅色の触手が特徴的。有櫛動物には刺胞がないので、触手に触れても刺されることはない

パープルオーレリア

パープルオーレリア。ラビアータとよく似るが、口腕の渕がうっすらと紫色に見える

【クラゲ展示について】

展示している種類については、その時々で変化する可能性があります。そのため、ここに掲載されているものが常にいるとは限りません。ご了承ください。

クラゲの給餌解説&タッチ体験

クラゲ解説コーナーでは、1日4回、飼育員がクラゲの生態について解説してくれる。
取材時は「ラビアータ」というクラゲについて、餌のアルテミアを与えながら、クラゲがどのようにして餌を捕まえるかなどをを説明してくれた。

ラビアータ

ラビアータ。ミズクラゲとよく似ているが、傘の裏側の中央が王冠のように発達することで見分けられる

クラゲの給餌解説

解説風景。「ラビアータは、触手に餌がぶつかると毒針を発射して餌を捕まえます。口から食べて、同じ口から要らないものを排出するんですよ」

クラゲにタッチ

薄いビニール手袋をしてクラゲ(ラビアータ)に触っているところ。ほどよい弾力性があり、まるでこんにゃくのような感触

「クラゲ栽培センター」で、クラゲの生態を観察

クラゲ栽培センターでは、クラゲの生活環を観察できる。
各発達ステージのクラゲの姿を見ることができる貴重なコーナーなので、ぜひ足をとめてご覧いただきたい。

虫メガネで観察

「ストロビラ」と呼ばれる成長段階のクラゲを見ているところ。面白い形をしている

生活環

ミズクラゲの生活環の説明。クラゲがどのように大きくなっていくかがわかる

ココも見逃せない!

クラゲのオブジェ

2F・エントランスホールに飾られたクラゲのオブジェ。吹き抜けの空間にふわふわと浮かんでいる

クラゲアイス

クラゲ入りアイス。コリコリした食感がクセになる

屋上芝生スペース

屋上広場には気持ちいい芝生のスペースが広がる。ちょっと疲れたら、ここで休憩を取るのもよいかも

屋上からの眺め

屋上からは日本海をはじめ、荒崎灯台などを眺めることができる

鶴岡市立加茂水族館

加茂水族館

クラゲの展示種類数 "世界一"の水族館。館内にクラゲ研究所をもち、クラゲの生態研究を精力的に行っている。
他に、アシカやアザラシの繁殖にも積極的に取り組む。地元、庄内浜で見られる魚類展示も豊富。

入館料金:大人1,000円、小・中学生500円、幼児(未就学児)無料

営業時間:9:00~17:00。夏休み(7/18?8/31)は、9:00~18:00

休館日:なし

住所:山形県鶴岡市今泉字大久保657-1 【地図

電話:0235-33-3036

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