水族館裏探訪 都心にある小笠原の海を見にいこう すみだ水族館

すみだ水族館

2013年3月6日
文章・写真/茂木みかほ(ダイブネット)

2012年5月、東京スカイツリータウンRにオープンした「すみだ水族館」。
人気観光スポットに併設されている上、都内では久しぶりの新水族館オープンとあり、話題を呼んだ。今も多くの人で賑わっている。

小笠原諸島の海を再現した「東京大水槽」や美しいサンゴ水槽など、ダイバーとして見逃せないものも多い。

今回は、「東京大水槽」をメインに、オススメの展示をご紹介する。

すみだ水族館外観

天高くそびえ立つスカイツリーをバックに。すみだ水族館は、100%人工海水を利用した都市型水族館。東京スカイツリータウン・ソラマチ5・6Fにある

「いのちのゆりかご・水の恵み~東京大水槽~」ゾーン

まずご紹介したいのが、館内一深さのある水槽、その名も「東京大水槽」。都会の真ん中にいながら、約1000kmも離れた小笠原諸島の海を体感できる、夢のような水槽だ。
水深は約6m、中にはシロワニをはじめ、ウメイロモドキやヨスジフエダイ、ミナミイスズミなどが悠々と泳いでいる。
小笠原の海中には、こんな風景が広がっているのか、と思わず時間を忘れ見とれてしまう。
またここでは、照明の工夫により、小笠原の透き通る海の色、ボニンブルーを再現している。ぜひそちらも感じていただきたい。

東京大水槽

小笠原の海からやってきたシロワニ。まさに東京大水槽のシンボル

東京大水槽

上部から差し込む光がキラキラ美しい。群れを成すもの、単独で泳ぐもの、岩陰に隠れるもの…魚たちのさまざまな行動をゆっくり観察したい

東京大水槽

水槽に近づき、下から見上げるようにすると、海に潜っている感覚が味わえる。いろんな生物が目に飛び込んできて面白い

東京大水槽

大水槽を別の場所から見る。この位置から見る水の色が、小笠原の海の色「ボニンブルー」に最も近いのだそう

「水のきらめき~自然水景~」ゾーン

さて、ここからはその他の見どころを紹介していこう。
館内に入って最初に目にするのが、鮮やかなグリーンがまぶしい水草水槽。
ネイチャーアクアリウムのパイオニア「アクアデザインアマノ(ADA)」の協力によって実現した見事な水槽だ。
よく見ると、水草の表面に光合成でできた酸素の小さな気泡を発見できる。
ゆらゆらと揺れる水草の中で気持ち良さそうに泳ぐ魚たちに癒されるだろう。

水草水槽

水草のレイアウトや照明などにも注目したい

水草水槽

かなり横長の水槽。しばらくぼーっと眺めていたくなる

「光と水のはぐくみ~サンゴ礁~」ゾーン

美しいサンゴ礁と、そこに見られるカラフルな生きものたちを展示するコーナー。
360度どこからでも鑑賞できる4つの水槽では、見る角度によって違う生きものを発見できて楽しい。

サンゴ水槽

このようなスクエア型の水槽が4つ並んでいる。水槽によって入っている魚種が違うので、自分のお気に入りを探すのも面白い

サンゴ水槽

チンアナゴとニシキアナゴがいっぱい。なんとスカイツリーの高さにちなんで、634匹も展示しているのだとか。餌やりの時間には、飼育スタッフの解説を聞きながら餌を食べる様子を観察できる

サンゴ水槽

まるで水槽の主のように鎮座するマダラハタ。体は大きいが、愛嬌がある

サンゴ水槽

岩陰に隠れていたナポレオンフィッシュ。被写体としても大人気

サンゴ水槽

「サンゴラボ」では、沖縄のサンゴの苗を育て、沖縄の海に還す試みを行っている。
※この活動は、オリックス不動産が行っている、沖縄のサンゴ礁再生プロジェクト「SANGO ORIX」と連携している

【展示変更による改装工事のお知らせ】

2013年1月21日(月)から「光と水のはぐくみ~サンゴ礁~」の4つの水槽のうち東京大水槽側から2つ目の水槽の展示変更のため、改装工事完了までの期間、当水槽の展示をご覧いただくことができません。新しい展示は、3月19日(火)開始予定です。

「水といのちのたわむれ~ペンギン・オットセイ~」ゾーン

こちらも当館を代表する人気展示コーナー。屋内に広がる開放型のペンギンプールは、国内では最大級の大きさで、水量は約350トン。
まさに都会のオアシスを思わせる開放的な空間だ。ペンギンというと特有のにおいが付きものだが、ここは屋内にもかかわらず、ほとんど気にならず驚いた。
今にも手が届きそうな至近距離でペンギンを観察できるのは嬉しい。

ペンギン水槽

LED照明を使用し、昼は自然光に近い照明、夜は薄暗い照明にしている。ペンギンたちの自然な表情を見ることができる

ペンギン水槽

仲睦まじいマゼランペンギンのペア。思わず釘付けに…

ペンギン水槽

飼育スタッフは、餌をあげる際ペンギンに付いているタグの色で個体識別をしながら、どの個体がどれだけ食べたかをチェックしている。ペンギンコーナーでは、飼育スタッフとお客様が気軽に会話できるのがいい

ペンギン水槽

素潜りで直接エサをあげる飼育スタッフ。体を張ったパフォーマンスに、周りからは思わず歓声があがる

ペンギン水槽

オットセイも間近で観察できる。「オットセイトンネル」からはスイスイ泳ぐ様子も見られるのでぜひご覧あれ

アクアラボ

ここでは、水族館のバックヤードの様子を観察できる。生きものの世話をする飼育スタッフや水槽周りの設備をじっくり見てみよう。

ペンギン水槽

クラゲが赤ちゃんから成体になるまでの様子を見ることができる。生物の生態を深く学べるコーナー

ペンギン水槽

飼育スタッフの作業が丸見えのコーナー。何をしているのか、観察してみよう

スタッフ

飼育スタッフの鈴木さん(左)と中原さん(右)。ロゴが入ったボーダーのユニフォームと、ウエットスーツがよくお似合いです

すみだ水族館

すみだ水族館

「いのちのゆりかご~水 そのはぐくみ~」をコンセプトに、約400種類、総数約10,000点の生きものを展示する水族館。
都心にいながら、多くの海の生きものと、それを育む「水」を体感できる施設です。
アフターファイブの利用も可能なため、ショッピングやディナーと併せて楽しむのもオススメです。

入場料:大人2000円、高校生1500円、小・中学生1000円、3歳以上600円

営業時間:9:00~21:00(最終入場20:00)

休館日:なし(臨時休館あり)

住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5・6F 【地図

電話:03-5619-1821

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