連載フォトコラム『色とりどりの世界~石垣島をめぐる大自然の物語~』第十回

フォトコラム

2015年12月31日

写真・文/内藤 明(HP)

毎月1回 石垣島の大自然を紹介

石垣島でネイチャーガイドを務める内藤明さんのフォトコラムです。石垣島に暮らして10年以上、海や森のツアーガイドをしながら壮大な自然やさまざまな生きものとふれ合ってきたあきら氏。日々、島の素晴らしさを発見し続けています。本コラムでは、刻々と移り行く大自然の風景や生きものたちのドラマをお届けします。意外と知らない島の日常風景や、気になる島料理のことなども飛び出すかも!? どうぞお楽しみに。

美しい写真を見ながら、ほんのひとときでも一緒に島を旅しているような気分に浸っていただければ幸いです。(毎月末日掲載予定)

第十回 『石垣島で幸せになる5つの方法 』

慌ただしい年末、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。冬休みだから、国内や海外へダイビング旅行を計画されている方も多いのでは。そんななか、石垣島にダイビングに来るなら、ダイビング以外の楽しみも見つけて欲しい、と思い、石垣島で幸せになる5つの方法をお伝えします。

 

1. お気に入りのビーチを見つけよう

石垣島のビーチ

エメラルド色に輝く石垣島のビーチ

 

石垣島のビーチ

夕暮れ時の秘密のビーチ(船でしか行けないお気に入りのビーチ)

 

例えば、ダイビング旅行の最終日などレンタカーで移動する日があったら、海岸通りを走りながら気になるビーチを見つけて立ち寄ろう。誰もいないビーチに木陰を見つけたら、そこはあなたのための場所。ハンモックで昼寝をして、目が覚めたら海に飛び込んで。1時間でもいいから、自分だけの場所を見つけて楽しんで欲しい。飲み物と、何か思い浮かんだ事を書き留めるメモ帳も忘れずに。

 

2. ひとりで海に沈む陽を見る

夕暮れ

黄金色に輝いたある日の夕暮れ(夕陽の色は毎日ちがう)

 

夕陽

マンタで有名な石崎半島に沈む夕陽

 

海で夕陽を見るなら、1人で行くのがおすすめ。クールぶってるわけではなく、1日のうちわずか10分でもいいから、何も考えない時間を作って自然のなかに身を置くことを勧めたいからだ。海はあなたの全てを受け止めてくれるから、忘れていた大切なことを思い出せるかも。石垣島は市街地でも海に沈む夕陽が見られる。離島ターミナルや、サザンゲートブリッジで見る夕陽も、とてもきれい。

 

3. 虹の輪を探す

太陽

私たちには、太陽が必要

 

日没の反対側に輝く薄明光線

日没の反対側に輝く薄明光線

 

石垣島では、太陽や月の周りに虹のような輪ができる光景(暈=かさ)がよく見られる。日頃中々見られない光景だから、見られるとやはり嬉しい。船の中、空港、誰もいないビーチで、空を見上げよう。日没に見られる薄明光線も素敵。こんな景色を見つけたら、せっかくだから近くにいる人たちにも教えて、みんなで写真を撮るといいと思う。

 

4. 夜に出歩いてみる

流れ星

紅い尾を引く流れ星

 

サガリバナ

日没とともに開花するサガリバナ

 

陽が沈んだら砂浜に寝転ぼう。30分もしたら空には星が輝き出して、「何とか流星群の日」でもないのに沢山の流れ星が見られるだろう。気づくと辺りは暗くなっているから、駐車場から離れすぎて帰り道が解らなくならないように気をつけよう。懐中電灯を忘れずに。
夜、街中を出歩くなら人気の無い場所もいい。街路樹から甘い花の香りがしたり、近くの民家から三線の音色が聞こえてきたりして、あぁ沖縄に来たんだなって、強く実感できるだろう。

 

5. カメラを持ちあるこう

海底の砂丘

底地ビーチを出航したらすぐ見られる海底の砂丘

 

サンセットツアー

サンセットツアーは、誰もが無口になるツアー。こんな光景を前に言葉はいらない

 

石垣島には美しい景色が沢山ある。カメラを持ち歩けば、もっと美しい光景に出会えるだろう。でも、その旅にもいつかは終わりが来てしまう。旅行から戻ったら旅が終わるのではなくて、沢山の写真を撮れば、旅行から戻ってもまだ旅の途中にいられる。写真の整理をし、仲間とみて笑いあい、時間がたってから見て思い出す…。たった一台のカメラやスマホが、旅にの終わりを延ばしてくれる。来年もこうやって沢山の写真を撮りつづけたいと思う。

日々仕事と時間に追われて、気持のいい呼吸さえできていない人も多いのでは。そんな人には、無理をしてでも休みをとって旅に出て欲しい。いくらスマホやパソコンが進化して3Dになろうとも、海岸林に咲く甘い花の香りや、そこに息づく生き物たちの気配、通り雨が去った後のヒンヤリとした風は、現地に行かない限り感じることができない。自分がその場所の一部になって呼吸をすると、その呼吸はもう地球の一部になっている。きっとそれは、何かしらの感動につながる。この島の自然は、いつだって「おかえり」って、両手を広げてあなたのことを待っている。来年も、沢山の人にこの島に来て欲しいと思う。

 

筆者プロフィール

内藤明さん

内藤 明(ないとう あきら)

東京都出身。

高校卒業と共に石垣島に移住。サトウキビ農業をしながらダイビング、シュノーケリングショップなどで働き、2006年に「エコツアーりんぱな」を起業。現在は島の海や山をガイドする傍ら、国内の大学と連携し生物調査をしたり、島内外の学校にて自然教育を行っている。

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