磯で出会える変な生き物 第一回

磯の生物

2014年5月23日
動画/新野大
文/ダイブネット

奇想天外な生態をもつ珍生物を紹介

誰もが行きやすい場所でありながら、多くの生きものに会える、磯。潮が引く干潮時に訪れれば、タイドプールに取り残された数々の生きものたちに出会うことができます。
魚をはじめ、カニやヤドカリ、貝やイソギンチャク等々。
見れば見るほどいろんな生きものが見えてきます。その中には変わった生態を持つものも!
ここでは、磯で出会える世にも不思議な生物を紹介します。

第一回 『ムカデメリベが、ボラの幼魚を丸呑みに!』

大きな口をまぁるく広げ、餌を補食するムカデメリベ(ウミウシの仲間)
獲物が口に入ったと同時にそっと閉じる。
捉えられたら最後、いくらもがいてもそこから出ることはできない(まれに、有毒生物のウバウオなど吐き出されるものもいる)。
小エビや貝のみならず小魚までも襲う獰猛さは、まさに磯の隠れハンター

ある時、そんなムカデメリベが口にやっと入るくらいのサイズのボラの幼魚を捕まえた!
捕まったボラは、激しく動いて逃げようとするも、無駄な抵抗に終わる。
間もなく、ムカデメリベは小躍りでもするかのように体を小刻みに動かしながら、ボラの幼魚を体の奥の方へと送ってゆく。
体がスケルトンなこのウミウシ、ボラが体内を移動する様子が丸見えなのがなんとも生々しいのだが、そこが興味深い点でもある。
そのうち、ボラの幼魚は力尽きて静かになっていった。

すると次の瞬間、ムカデメリベの体の中央部から黒い物体がふわり
も、もしや。う…ウン○だ。それにしても、補食後すぐに排便とは……。本能のままに生きる姿は、どこか微笑ましくもある。

一見ふにゃふにゃしていてか弱そうに見えるムカデメリベだが、騙されることなかれ。
ヤツは、今日もどこかで、したたかに獲物を狙っている。

それでは、新野大さんが自宅の水槽で目撃した衝撃シーンをご覧ください。

【ムカデメリベ】
メリベウミウシ科。
学名:Melibe viridis
本州以南、インド・西太平洋に広く分布。
一般的なウミウシがカイメンなどを餌とするのに対し、甲殻類や小魚を餌にする。
よく似たものに「ヒメメリベ」がいるが、口縁触手の数で区別できる。
時々、水族館などで展示され、話題になることがある。

磯のユニークな生きものを学べる、荒俣宏塾長「海あそび塾」が開校

荒俣宏

博物学者、小説家、タレントなど様々な肩書を持つ荒俣宏さんが塾長を務める「海あそび塾」が、2014年6月21日(土)に開校します。
本校では、様々な動物や植物の生態系を、教室・フィールドを通して学び、体験していただく学習プログラムを実施。
5月24日(土)、6月7日(土)には、無料体験入学会が開催されます。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください!荒俣塾長をはじめ、講師陣揃ってお待ちしております。

詳細は、下記をご覧ください。

http://www.divenet.jp/contents/divenet_news/c/000411

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