西表島Mr.Sakanaの畳一畳ダイビング「ハナダイダマシの当たり年」

西表島 畳一畳ダイビング

2013年8月29日

写真・文/笠井雅夫Mr.Sakana Diving Service

広大な西表の小さな世界を紹介します

沖縄県内では本島についで大きな面積を持つ西表島。亜熱帯に属するこの島の周辺は美しいダイビングスポットが多数存在する。

そんな西表島の海を舞台に、マクロフィッシュウオッチングの先駆者でもある現地サービス「Mr.Sakana Diving Service」の笠井氏が動き回らずじっくり観察&撮影を楽しむ「タタミ一畳ダイビング」で生物を紹介。

広大な西表島の小さな世界をご堪能ください。

 

ハナダイダマシの当たり年

西表島ではハナダイダマシは一昨年前までは稀種であった。

ところが昨年あたりから、あるポイントでは普通に見られるようになり、今年に入ってからはあちこちのポイントに群れで定住しているのであった

超有り難みのあった魚がほとんど普通種のようになってしまい、まるでハイパーインフレになったときの高額紙幣のような感じである。

今年三陸でサバが豊漁であるように、食用ではない魚たちにも著しい数の増減があることは長年のガイド生活で知ってはいたが、こんなにも極端な例は初めてでビックリシャックリクリトリス状態である。

しかも、仲之御神島の東の根では別種かと見まごうほどのデッカイ老成魚まで現れて、そのときの僕の興奮度は角度180度真上を向いてへそを連打したほどであった。

以来東の根に行く楽しみはコイツに会うためだけのもので、イソマグロもギンガメアジもどーでもいい魚で皆さん勝手に感激しててね、と背を向けひたすらデブのハナダイダマシに見とれていたのだった。

残念なことに7月の台風7号に直撃されてからは東の根の巨根もとい巨大ハナダイダマシはいなくなってしまったが、今でも西表島にはあちこちのポイントで観察できるので、遊びに来たついでにリクエストしてくれると嬉しい。

 

ハナダイダマシ

ちなみにハナダイダマシは1種1属のスズメダイの仲間で、ハナダイにまぎれて高速で泳いでいる変な奴です

プロフィール

サカナさん

笠井雅夫

1954年3月3日生まれ。魚座 O型 兵庫県宝塚市出身。大学卒業後すぐ西表島に移住。1980年NAUIインストラクターになり1981年ミスターサカナダイビングサービスをオープン。月刊ダイバーに20年間フォトエッセイを連載。月刊ダイビングワールドに5年間4コマ漫画を連載。その間両雑誌の表紙撮影や取材撮影もしていた。写真集2冊、写真展2回。現在は地元の八重山毎日新聞に「海中観光大使」を連載中。写真を撮るガイドの先駆者的存在。

 

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