連載「シャークジャーナリスト沼口麻子の
相棒、みつくりクンの友だち紹介」第十二回

シャークジャーナリスト沼口麻子

2013年10月21日

毎月1回 気になるサメを紹介【最終回】

麻子さんとみつくりクン

麻子さんと相棒みつくりクン

サメをこよなく愛するサメの専門家、シャークジャーナリスト・沼口麻子さんによる連載です。このコーナーでは、麻子さんの相棒、みつくりクンが登場し、友達のサメを紹介していきます。いろんなサメの生態や知っていると役に立つことなど、さまざまな視点からサメ情報をお届けします。きっと今まで知らなかったサメの一面も知れるはず。これを読んで、サメを好きになってくれる方が増えれば嬉しい限りです。もちろんダイビングで見られるサメも登場します。お楽しみに!(毎月20日掲載予定)

 

 

■みつくりクンのプロフィール

 

みつくりクン

 

まずは、みつくりクンの紹介から。みつくりクンは、シャークジャーナリスト沼口麻子さんの肩に背負われて一緒に旅をしているミツクリザメ

ノーマルモードの時はカワイイが、ビックリすると顎が飛び出し気味になるので、悪魔のサメ「ゴブリンシャーク」の異名を持つ。

心はやさしく、サメ業界の顔は広い。

みつくりクンとの旅の模様は「シャークジャーナリスト沼口麻子の今日もサメ三昧!(facebook)」より。

 

 

【最終回】 ドジなサメ?の「ドチザメ」くん

 

以下、「沼」→沼口さん、「み」→みつくりクンです。

 

:こんにちは!サメをこよなく愛するサメの専門家、シャークジャーナリスト沼口麻子です。

:こんにちは!ぼく、ミツクリザメのみつくりクンです。

:今年もあと2ヶ月で終わりだなんて、早いねぇ。

:そうだね。あっという間に冬になるね。寒いのはぼく苦手なんだよなぁ。

:みつくりクンのいる深海も相当寒いと思うけどね。笑

:あ、この前のサメ談話会はどうだった?

:ひたすらサメの話をするサメ談話会、この前は横浜で開催したのよ。

 

サメ談話会

サメ談話会@横浜

 

:わ〜、楽しそう。女性の方の参加も多かったみたいだね。

:最近、サメ好き女子が増えてきたと思う。今回参加してくれた女性3名は、みんなシャーキビリティが高かったよ☆

:どんな女性の方が参加されていたの?

:一人は、サメになりたい願望の強い芸術家さん。サメ視点からアートができる人は、日本には間違いなく彼女しかいないはず!作品を見せてもらったんだけど、本当に魅力的だった!

:おぉ・・・。

:もう一人の方は、常連のRちゃん。お手製のシュモクザメファッションで駆けつけてくれました。ピアスやネックレスがシュモクザメでかわいかった〜♪

:おぉ・・・。

:そして最後は、生粋のサメ好きさん。

:生粋!?

:小さい頃に、ご両親が買ってくれたぬいぐるみで、サメに目覚めたそうで、今では血眼になってサメグッズを探す毎日だとか。この連載の「サメあるある」コーナーでも当選しちゃうくらいシャーキビリティが高いの!

:おぉ・・・。

:みつくりクン、「おぉ・・・」しか発言してないよ!笑

:あああ、うんうん。なんか、みなさんのシャーキビリティに圧倒されちゃった。それにしても、生粋のサメ好きさんが、サメに目覚めた時のサメは何ザメだったんだろう?

:みつくりクンは、何ザメかが気になるのね。笑

:うん、そりゃそうだよ。ぼくもサメだからね。でも、だいたい予想はついているんだ。きっとサメ界の大堂、ホホジロザメさんだね。

:正解。スピルバーグ監督の「ジョーズ」の映画でサメ好きになった人も多いよね。それからジャック・イブ・クストー著書の「海のテロリスト サメはなぜ人を襲うのか?その本能と習性」を読んでサメファンになった人も少なくないわ。

:ミツクリザメを知ってサメ好きになった人はいる・・・?

:ううんと、えっとえっと、今のところ、そういう感想を頂いたことがないんだけれど、最近はミツクリザメがテレビ番組によく出てくるから、いずれ、そういう人も増えるはずだよ、きっと!私がプロデュースするミツクリザメTシャツも結構売れているし!

 

ミツクリザメTシャツ

ミツクリザメTシャツ。以下のサイトで絶賛販売中♪
サメくるーず

 

:ありがとう。ちなみに、ホホジロザメさん以外では、何ザメさんがサメファンを作るきっかけになっているんだろう?

:それに関して言えば、40年前からサメの食文化を研究している方から、こんなメッセージを頂いたことがあるわ。
「僕がサメ好きになったのは、小学校2年の時。家族旅行で神戸市にある須磨水族館に行った時、小さな水槽で、体をくねくねさせながら泳ぐドチザメを見て、カッコいいと思って虜になりました。」

:なるほど、水族館でよく見かけるあの子か〜。

:それではみつくりクン、今日はそのお友達を紹介してくれるかな?

:ラジャー!それでは、サメ界一のドジなサメ(ダジャレですw)?の「ドチザメ」くんを紹介するよ!

 

身体をくねくねして泳ぐドチザメ

©豊田薫。身体をくねくねして泳ぐドチザメ

 

:わ、これはドチザメくんの群れのようね。どこかしら?

:これは千葉県の伊戸なんだ。第1回サメ合宿をやった館山市の波左間漁港に近い場所だね。ここに行けば、たっくさんのドチザメくんに会えちゃうよ〜。

 

イケメンのドチザメ

©豊田薫。イケメンのドチザメ

 

:わぁ、ドチザメくんかっこいいね〜。

:ぶつぶつ・・・(このイケメンっぷりがサメファンを増やすのか・・・)

:ミツクリくん、何か言った?

:いや、何も言ってないよ〜。汗;)

 

 

ドチザメの動画

©豊田薫。伊戸のドチザメ

 

:それにしてもたくさんいるね!

:一年中これだけのドチザメが集まる場所は稀だよね。

:でも、ドチザメくんは危ないサメじゃない?大丈夫?

:これを見て欲しいんだ。

 

ドチザメの口アップ

Nくんより。ドチザメの口アップ

 

:あれ、歯が全然見えない。。。

:よ〜く見ると、ギザギザの歯が並んでいるんだけど、とっても小さいんだ。だから危険ザメの一種では決してないんだよ。でも噛まれたら、擦り傷にはなると思うから、むやみに扱わないように注意が必要だよ。

:ドチザメくんは大きなサメ?

:そんなことないよ、1m前後のサメさんだよ。

 

ドチザメの大きさを計測中

Nくんより。ドチザメの大きさを計測中

 

ドチザメの顔アップ

ドチザメの顔アップ

 

:わあ、さっきはかっこいいと思ったけど、この表情は美人さんだね。

:もー、うらやましい。どんな角度から見てもかっこいいんだから、ドチザメくんたちは・・・。

 

生け簀にいたドチザメ

©木村数典。鳥取県の賀露港の生け簀にいたドチザメ。売っているらしい

 

:これまた色白さんね。

:ドチザメは、色が濃いもの、薄いもの、顔に細くて不規則な黒い線が入っているもの、などその子によって特徴もいろいろなんだ。

:へぇ〜、同じ種類でも別の種類かなって勘違いしちゃうよね。って、このドチザメくんは生け簀の中にいるみたいだけど・・・。

:そうなんだ。鳥取県の賀露港で、他の魚と一緒に売られていたんだ。

:食用に売られているの!?

:うん、でもドチザメを狙った漁というのは存在しないから、たまたま網にかかってしまったものだと思う。

:ドチザメくんが食用になるとは知らなかった。

:または、飼育するために買っていく人もいるかもしれないよね。水族館に引き取られるケースもあるし。

:あ、水族館と言えば、この前、東京タワー水族館に行ってきたんだけど、こんな素敵なタトゥーをゲットしたよ!

 

タトゥーシール

タトゥーシール。右下がドチザメ

 

:ちょっと太っているけど、う〜ん、カリフォルニアドチザメくんをモチーフにしたみたいだね。

:こんなタトゥーシールつけていたら、シャーキビリティ高いよね!

:うん、クールだと思うよ!

:今年のサメ好き集まれ!忘年会(11月10日、大阪海遊館で開催予定。詳細は文末にて)は、このタトゥーシールつけて参加しちゃおうかな。うふふふふ。

忘年会参加者募集中!

忘年会参加者募集中!

 

◇みつくりクンのワンポイントアドバイス◇

ドチザメくんは、水族館のタッチプールにいることも多いです。もし、触れる機会があったら、ドチザメくんの背中を触ってサメ肌を体験してみよう。

1)頭から尻尾に向かって、皮膚の表面を触る。

2)尻尾から頭に向かって、皮膚の表面を触る。

サメ肌には方向性というものがあります。さて、触った感触はどうだったかな?

※ドチザメくんは、小さいけれど鋭い歯を持っています。口に手を近づけたり、いじめたりすると噛まれることがあるので、やさしく扱ってください。

 

本連載は、今回を持ちまして終了致します。

長い間、ご愛読頂きまして、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

◇『サメあるある』コーナー◇

サメが好きな人は、虫、爬虫類、石(鉱物、宝石を含む)、ネコ科の動物、猛禽類のいずれかに関心を抱いている人が多い。(静岡県・Aさん)

 

:あるある〜!ほんっとにある!

:あるあるある〜。

:ぼくは深海ザメ特有の緑の目の輝きが好きなんだ。不純物の全く入っていない緑の美しいエメラルドなんかが好みだよ。

:私は特に虫が好き。爬虫類やチーターやヒョウも好き。

:逆に、それらが好きな人は、潜在的にサメが好きっていうことにもなるのかな???

:わ、それはまだ調査してないな。そうだとしたら、面白いね♪

 

※「サメあるある」のコーナーは、今回を持ちまして募集終了しました。たくさんのご応募、本当にありがとうございました☆

 

シャーキビリティ(Sharkibility)とは、サメ、エイ全般に対する知識力や強い情熱という意味を持つ造語。一般的にサメに詳しい人を「シャーキビリティが高い」といいます。

 

シャークジャーナリスト沼口麻子(ぬまぐちあさこ) のプロフィール

麻子さん

 

小笠原諸島のサメの研究をするうちに、サメは本当に面白い生きものなのに、世界中を探しても、サメの魅力を一般の方に伝えることを専門にしている人がいないことにいち早く気がつき、サメを語る第一人者として、テレビや雑誌を中心に活動している。 東海大学海洋学部出身。

Facebookグループ「サメ好き集まれ!〜シャークジャーナリスト交流会〜」 を運営する。

 

【活動実績】

○TV出演:ダーウィンが来た!アーカイブクイズ番組「♂と♀のネイチャーバラエティSeason2 海の生き物編」専門家解説員、フジテレビ「人生の正解TV~これがテッパン~」インタビュー出演他

○学会パネラー出演:パネルディスカッション「サメの魅力と今後の研究の展開について」日本板鰓類研究会主催

○雑誌連載:月刊マリンダイビング「サメの魅力と憧れのシャーキビリティ・ライフ」

○公式ウェブサイト:サメくるーず

 

【沼口麻子さんに関する情報】

(1)公式ウェブサイト

子どものためのサメ専門サイト:「サメくるーず

※大人向けのシャーキビリティの高いサメグッズも同サイトで販売中。

 

(2)Facebookページ

a)シャークジャーナリストの活動を報告!:「シャークジャーナリスト沼口麻子の今日もサメ三昧!」

b)サメグッズやサメのニュースなどサメに関する情報を発信!:「サメ好きによるサメ好きのためのサメのポータルサイト」

 

(3)Twitter

シャークジャーナリスト@sharkjournalist:https://twitter.com/sharkjournalist

 

(4)メール

sharkjournalist@gmail.com

 

◇イベント 速報◇

『サメ好き集まれ!忘年会』

日時:2013年11月10日

場所:大阪 海遊館VIPルーム

お申し込みフォーム:http://kokucheese.com/event/index/119529/

※開催決定しました。たくさんのお申し込みをお待ちしております。

 

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