連載「シャークジャーナリスト沼口麻子の
相棒、みつくりクンの友だち紹介」第二回

ダイブネットニュース

2012年12月20日

毎月1回 気になるサメを紹介

麻子さんとみつくりクン

麻子さんと相棒みつくりクン

先月よりスタートした、サメをこよなく愛するサメの専門家、シャークジャーナリスト・沼口麻子さんによる連載。このコーナーでは、麻子さんの相棒、みつくりクンが登場し、友達のサメを紹介していきます。いろんなサメの生態や知っていると役に立つことなど、さまざまな視点からサメ情報をお届けします。きっと今まで知らなかったサメの一面も知れるはず。これを読んで、サメを好きになってくれる方が増えれば嬉しい限りです。もちろんダイビングで見られるサメも登場します。お楽しみに!(毎月20日掲載予定)

 

■みつくりクンのプロフィール

みつくりクン

 

まずは、みつくりクンの紹介から。みつくりクンは、シャークジャーナリスト沼口麻子さんの肩に背負われて一緒に旅をしているミツクリザメ

ノーマルモードの時はカワイイが、ビックリすると顎が飛び出し気味になるので、悪魔のサメ「ゴブリンシャーク」の異名を持つ。

心はやさしく、サメ業界の顔は広い。

みつくりクンとの旅の模様は「シャークジャーナリスト沼口麻子の今日もサメ三昧!(facebook)」より。

 

友だちその2 サメ業界の癒し系ナンバー1「ジンベエザメ」くん

 

以下、「沼」→沼口さん、「み」→みつくりクンです。

 

:こんにちは!サメをこよなく愛するサメの専門家、シャークジャーナリスト沼口麻子です。

:こんにちは!ぼく、ミツクリザメのみつくりクンです。初めての人も、そうじゃない人もヨロシャークッ!

:2012年も残り10日となりましたね。今年もたくさんの温かい応援をありがとうございました!来年も、私たちをどうぞよろシャークお願いします!

 

:ところで、12月8、9日に、大阪で日本最大のサメのイベントがあったんだって?

:そうなの!「サメ・エイの世界を知りたい」というなんとも素晴らしいテーマで、日本板鰓類(ばんさいるい)研究会主催で行われたのよ。

:ば、ば、ばんさ、、さいるい!?

:板鰓類(ばんさいるい)ね。

:ばんさいるい・・・って???

:ちょっと難しいんだけど、サメ・エイの仲間のことを専門用語で、板鰓類(ばんさいるい)というのよ。彼らの鰓(えら)の内部構造が、板状になっていることから、板状の鰓(えら)を持つ仲間という意味で「板鰓類(ばんさいるい)」と呼んでいるの。

:へ~、初めて聞いたよ!うん、なんか、頭が良くなった気がする。

:ちなみに、会員の間では、日本板鰓類(ばんさいるい)研究会を略して、「板研(ばんけん)」と呼んでいるの。是非サメ好きの方には、サメ・エイの研究会の名前を「板研(ばんけん)」と覚えておいてもらいたいわ。

:おぉ!それ使ったら、なんてシャーキビリティの高い!って感じだね。

:そうね。そのイベントは、小学生からでもサメを理解できる内容になっているだけでなく、全国各地からやってきたサメを研究をしている高校生のプレゼンもあって、ディスカッションも白熱したのよ。会場となった海遊館のホールは、合計200名のシャーキビリティの高い方たちで溢れかえっていたわ!

シャーキビリティ(Sharkibility)とは、サメ、エイ全般に対する知識力や強い情熱という意味を持つ造語。一般的にサメに詳しい人を「シャーキビリティが高い」といいます。

 

:サメをこよなく愛する人にとって、それは夢のようなイベントだね。海遊館で開催されたんだ!あの、ジンベエザメくんがいる水族館だよね!!!

:うん、そうよ。よく知ってるわね。

:あの子、ナイーブでマイペースで優しいんだよな。。。

:ええっと、言いにくいのですが、みつくりクンにお伝えしなきゃいけない重大ニュースがあります。

:!?

:実は、海遊館のジンベエザメくん、今、PTSD(心的外傷後ストレス障害)によるフラッシュバックに悩まされているみたいなの!

:はっ!?それはまさか、3.11の地震で?

:ええ。余震も多かったから、振動にかなり敏感になっているんですって。餌の食べ方とかに明らかにいつもと違う反応が出ているそうなの。

:すごく怖かったんだろうね。。。早くよくなって、元気になりますように。

:みつくりクン、優しいね。

:くふふ。いやぁ~そうでも~ないで・・・

 

:ってことで、みつくりクン!今回はお友達のジンベエザメくんを紹介してくれると嬉しいんだけど…。

:もちろん!それじゃあ第二回目は、サメ業界の癒し系ナンバー1「ジンベエザメくん」を紹介するよ。まずは名前の由来から。体の模様が「甚平(じんべい)」という昔の着物の柄に似ていたことから、この名前が付けられたんだよ。

:なんておしゃれなジンベエザメくん!

:世界最大の魚で、13m以上の大きさになるといわれているんだ。

:すごいわねぇ!みつくりクンより大きくなるのね。

:サメって赤ちゃんの数が少ない魚なんだけど、サメの中でも、赤ちゃんの数が一番多い、それがジンベエザメなんだ。

:多いってどれくらいかしら。数十匹くらいかなぁ。

:一匹のお母さんジンベエザメに307匹の赤ちゃんがいたという記録があるよ。いつか世界中の海がジンベエザメだらけになったらいいのに・・・

:そんな海、幸せね~~~って、自然界には食う食われるの競争があって、全部は生き残ることができないので、そういうことにはなりません。

:それは残念。癒し系のジンベエザメくんたちが海に溢れかえるくらいいたのなら、世界中のみ~んなが癒されて平和になると思うのにな~。

 

ジンベエザメ

プランクトンや小魚を食べるジンベエザメは、海面近くで生活していることが多い

ジンベエザメ

頭部の幅が最も大きいのが特徴

日本板鰓類(ばんさいるい)研究会フォーラム

平成24年12月8、9日、大阪・海遊館にて、板鰓類研究会主催のシンポジウムとサメ・フォーラムが開催された

高校生とサメの専門家が徹底討論

サメ・フォーラムにて。高校生とサメの専門家が徹底討論した

ジンベエザメ

©イラスト:友永たろ。ジンベエザメの名前は「甚平(じんべい)」からきている

◇みつくりクンのワンポイントアドバイス◇

ジンベエザメくんは、正面がちゃんと見えないので、海の中で出会ったときは、正面にいることがないようにしてあげて下さい。あなたに気がつかずにぶつかってしまう場合があります。

麻子さんとジンベエザメ

千葉県・波左間海中公園にて、いけすに保護されているジンベエザメと泳ぐ麻子さん

◇今月からスタート!『サメあるある』◇

サメグッズを見ると、必ずエラの数を数えます(兵庫県Sさん)

 

:あるある~

:原則として、サメ・エイのエラは左右に各々5つあります。確かに、エラが5つあるサメのぬいぐるみやグッズを発見できたときは、多少サメのボディラインが気になっても、評価は高くなりますね。

:ぼくたちサメのことをちゃんとわかっているなっていう作家さんの愛も感じるよね。

:うん、無意識にエラの数を数えているわ、私!今月の「サメあるある」の優秀作品はコレで決まりね。兵庫県Sさん、ご応募ありがとうございました!

:今、顔が緩んだ、あなた!シャーキビリティ高いですね。ぐふふふ。

皆さんから、「サメあるある」を募集しています。マニアック過ぎても、可愛らしいネタでも、サメが絡んでいれば何でもかまいません。あなたのシャーキビリティを、「サメあるある」コーナーにぶつけて下さい!

 

ジンベエザメくん

可愛らしいジンベエザメのグッズ。エラに注目!?

■「サメあるある」のご応募は、下記メールアドレスまで。

sharkjournalist@gmail.com

 

以下の内容を添えて、送信してください。

件名:サメあるある

内容:

お住まいの県:

ニックネーム:

(任意)サメエピーソード・好きなサメ:

※尚、応募いただいた作品は、麻子さんが情報発信するメディアで使用させて頂く場合がございます。ご了承下さい。

 

シャークジャーナリスト沼口麻子(ぬまぐちあさこ) のプロフィール

麻子さん

 

小笠原諸島のサメの研究をするうちに、サメは本当に面白い生きものなのに、世界中を探しても、サメの魅力を一般の方に伝える専門家がいないことにいち早く気がつき、サメを語る第一人者として、テレビや雑誌を中心に活動している。 東海大学海洋学部出身。

 

【近日の活動】

TV出演:ダーウィンが来た!アーカイブクイズ番組「♂と♀のネイチャーバラエティSeason2 海の生き物編」他

学会パネラー出演:パネルディスカッション「サメの魅力と今後の研究の展開について」

雑誌連載:月刊マリンダイビング「サメの魅力と憧れのシャーキビリティ・ライフ」

 

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