連載「シャークジャーナリスト沼口麻子の
相棒、みつくりクンの友だち紹介」第九回

シャークジャーナリスト沼口麻子

2013年7月19日

毎月1回 気になるサメを紹介

麻子さんとみつくりクン

麻子さんと相棒みつくりクン

サメをこよなく愛するサメの専門家、シャークジャーナリスト・沼口麻子さんによる連載です。このコーナーでは、麻子さんの相棒、みつくりクンが登場し、友達のサメを紹介していきます。いろんなサメの生態や知っていると役に立つことなど、さまざまな視点からサメ情報をお届けします。きっと今まで知らなかったサメの一面も知れるはず。これを読んで、サメを好きになってくれる方が増えれば嬉しい限りです。もちろんダイビングで見られるサメも登場します。お楽しみに!(毎月20日掲載予定)

 

 

■みつくりクンのプロフィール

 

みつくりクン

 

まずは、みつくりクンの紹介から。みつくりクンは、シャークジャーナリスト沼口麻子さんの肩に背負われて一緒に旅をしているミツクリザメ

ノーマルモードの時はカワイイが、ビックリすると顎が飛び出し気味になるので、悪魔のサメ「ゴブリンシャーク」の異名を持つ。

心はやさしく、サメ業界の顔は広い。

みつくりクンとの旅の模様は「シャークジャーナリスト沼口麻子の今日もサメ三昧!(facebook)」より。

 

 

友だちその9 ムチのような尾びれでピシパシッ「ニタリ」くん

 

以下、「沼」→沼口さん、「み」→みつくりクンです。

 

:こんにちは!サメをこよなく愛するサメの専門家、シャークジャーナリスト沼口麻子です。

:こんにちは!ぼく、ミツクリザメのみつくりクンです。

:そうそう、みつくりクンの4コマ漫画の連載が始まったそうね!おめでとう♪

 

ウェブサイト「サメくるーず」第一話サメ散歩より

ウェブサイト「サメくるーず」第一話サメ散歩より。
http://same-cruise.com/same-sanpo/45.html

 

:ぼくがペットとして飼われている設定なんだね。なんだか、犬みたいだね。ぐふふふふ。

:こちらは出演キャラクター紹介のページだよ。今後の展開が楽しみね。

:わ!ぼくのお友達が集合しているね^^

 

「サメくるーず」

ウェブサイト「サメくるーず」出演予定のキャラクター紹介。クリックしてみてね。
http://same-cruise.com/char

 

:ちなみにこれらは、サメ好きのためのウェブサイト「サメくるーず」のサイト内にあるので、いつでも見る事ができますよ♪

:わぁ~、公式ウェブサイトを今月開設したんだね、おめでと~!

 

ウェブサイト「サメくるーず」

沼口麻子公式ウェブサイト「サメくるーず」トップページ。
http://same-cruise.com

 

:色々な種類のサメの魅力をみなさんにご紹介できたら嬉しいです。よかったら、お気に入り登録してね。

:どうぞ、よろシャークお願いします。

:それではみつくりクン、今日はどのお友達を紹介してくれるかな?

:不動の可愛さで人気者のニタリくんを紹介するよ!

:尾びれがユニークで愛くるしいお顔の彼ね。

:うん、そうそう。では、いつもムチのような尾びれでピシパシッと叩いて獲物をとる「ニタリ」くんをご紹介します。

:あれ?でも、ニタリって言ったらクジラのことじゃなかった?

:ニタリクジラというクジラもいるけど、「ニタリ」と言ったら、サメのことなんだよ。

 

ニタリ

©野木輝彦。2010年4月に八丈島・ナズマドの「馬の背」の南側で出会ったニタリ

 

:わぁ~、尾ビレが水流になびいているところがかっこいいね。

:ニタリを見られるポイントはマラパスクァ、ペスカドーレ、ブラザーロック、牟岐、冷水の八丈島・・・と世界中に何カ所かある(情報提供:sasasame)。八丈島の場合は、必ず遭遇できるわけではないので、ニタリくんと出会うために何度も足を運ぶ必要があるかもしれないね。

:今月は、牟岐町でも遭遇率が高いらしいわね!それにしても、水中で出会えたら感動だろうなぁ。実は、ニタリくんのこと好きなんだよね。かわいさとかっこよさのバランスに長けている感じがするんだよね。

:え?僕じゃなかったの?ショック。

:もちろん、みつくりクンも大好きだよ。

:よかった~。

 

ニタリ

調査のため、水揚げしたニタリ。小笠原父島にて

 

:なんだか、後ろを見ているような表情にみえるね。

:顔がアニメチックでかわいい。。。

 

ニタリの頭骨標本

©小林龍一。ニタリの頭骨標本。目が特徴的なのと、歯が非常に小さいことがわかる

 

ニタリの頭骨標本

©小林龍一。ニタリの頭骨標本。目が特徴的なのと、歯が非常に小さいことがわかる

 

:ニタリくんは歯が小さくて尾ビレが本当に長いよね。なんでこんなに長い尾ビレが必要だったのかしら?

:それは、ニタリくんのエサの取り方にヒントがあるんだ。

 

ニタリ

©友永たろ。ニタリくんがエサをとっているところ。

 

:え~!サメなのに歯じゃなくて、尾ビレを使って獲物をしとめているね!そのための尾ビレなんだぁ!

:尾ビレで魚をはたいてから、食べるんだね。

:ニタリの尾ビレってそんなに硬いのかな?しなやかに見えるんだけど。

:オナガザメの尾ビレにはたかれたら、人間でもすごい衝撃を受ける。肋骨骨折した漁師さんもいるくらいだよ。

:尾ビレにも注意が必要なのね。

:うん、そうだね。特に大きいサメには注意が必要だね。

:オナガザメの仲間って何種類いるの?

:ニタリの他に、マオナガ、ハチワレがいて、全部で3種類だよ。

:あれ?オナガザメっていう名前のオナガザメの仲間はいないの?

:うん、いない。

:へ~。なんだか不思議だね。

 

ニタリを水揚げ中の著者

ニタリを水揚げ中の著者

 

:これはどこ?

:これは小笠原の父島での水揚げの写真よ。

:小笠原式縦縄漁では、メカジキやマグロの他にサメもかかるんだよね。ニタリの他にはハチワレという大型のオナガザメの仲間も獲れることもあるよ。

 

ニタリ

ニタリのお腹の中の赤ちゃん

 

:わぁ~?なんだか美しいこの子はだれ?

:ニタリの子宮の中の赤ちゃん。もうちゃんとサメの形をしているよ。

 

ニタリ

ニタリのお腹の中の赤ちゃんの腹ビレ。この子は男の子

 

:もうオスの特徴であるおちんちんが確認できるね。かわいいね。

:サメはおちんちんの有る無しで雌雄判別が外見からできる生き物だよ。子どものときからその区別ははっきりしているんだ。

:そうなんだ!

:ちなみに、サメは子宮がふたつあるんだけれど、左右の子宮それぞれに1匹ずつ赤ちゃんがいたよ。

 

ニタリ

赤ちゃんの大きさはおよそ40cm。半分くらいを尾ビレが占める

 

:右上の2つある黄色いカプセルみたいなものは何?

:これは、赤ちゃんのごはんだよ。お母さんザメは子宮の中にいるこの子がすくすくと大きく育つために、この黄色いカプセルを与えてるんだ。

:なんか、栄養がありそうで美味しそうな色をしているね!でも、これってもしかして・・・お母さんザメが産み出した卵じゃない?

:正解。ニタリくんは、血縁関係にある(?)サメの卵を食べて育ちます。

:わわわ、知らなかったよ~?!

 

:ではでは、みなさんのオナガザメグッズを紹介してもらいましょう。

:はいはいはい!

 

著者自作の暑中見舞い

著者自作の暑中見舞い

 

:これ、自分で描いたの?かわいいね。

:うん。パステルを使って描いてみたよ。なかなかサメの暑中見舞いハガキが見つからなかったので、作ってみました。

:そりゃ、そうだろうね。笑

 

フィリピンで購入したTシャツ

©野木輝彦。フィリピンで購入したTシャツ

 

フィリピンで購入したTシャツ

©野木輝彦。こちらもフィリピンで購入したTシャツ

 

:お、なんか力強さを感じるオナガザメだね。

:ダイビングでニタリに出会えた直後に、迷うことなく購入してしまいそうなTシャツだね。

 

フィリピンで購入したTシャツ

"©榊原信介。携帯クリーナー

 

:これ、かわいいな。表情をうまく表現できてる気がする。

:グッズを紹介してくれたサメ好きの皆さん、どうもありがとう!

:今回、グッズを募集したんだけど、応募してくれたのは、紹介させてもらったこれらのグッズだけでした。つまり、オナガザメのサメグッズが世の中にあまりないことが判明したね。

:ふふふふ。そう思って、新商品作ってしまいました。どうかな?

:新商品!?なになになに?一般販売もするの?

 

ニタリのiPhoneケース

ニタリのiPhoneケース。サメクルーズのウェブサイトで、来月、個数限定で発売予定

 

:わ~、めちゃめちゃ欲しい~~~~!!

:ポイントは、ニタリの学名入りという点。このケースを見せながら、お友達にニタリの生態を語ってしまえば、もう、シャーキビリティが高いこと間違いなしだね!

 

◇みつくりクンの今月のつぶやき◇

サメのフィギュアや剥製って、死んだサメを見本に作っているもの多くない?

 

◇『サメあるある』コーナー◇

学研の危険生物図鑑の表紙がサメだからという理由で購入し(または購入してもらい)、サメのページばかりを読んでいる。

 

学研の図鑑

学研の図鑑。表紙が魅力的

 

:あるある~!ほんっとにある!

:あるでしょ〜。

:これは、最近出会ったサメ好き小学生全員に共通するサメあるある。

:実は私もだったりして。笑。

:ぼくもだよ。笑。

:サメ好きの孫のために図鑑を買ったおじいちゃんが、「表紙がサメだけど本当にこれでいいのか?」と、購入前にお孫さんに何度も確認していた、というエピソードもあったそうよ。

:サメだからこそ、欲しいんだけどね。おじいちゃんの気持ちもわからなくもない。

:ふふふふ。笑

:今、あるあるって思ったあなた!絶対にシャーキビリティが高いです。ぐふふ。

皆さんから、「サメあるある」を募集しています。マニアック過ぎても、可愛らしいネタでも、サメが絡んでいれば何でもかまいません。あなたのシャーキビリティを、「サメあるある」コーナーにぶつけて下さい!

 

シャーキビリティ(Sharkibility)とは、サメ、エイ全般に対する知識力や強い情熱という意味を持つ造語。一般的にサメに詳しい人を「シャーキビリティが高い」といいます。

 

■「サメあるある」のご応募は、下記メールアドレスまで。

sharkjournalist@gmail.com

 

以下の内容を添えて、送信してください。

件名:サメあるある

内容:

お住まいの県:

ニックネーム:

(任意)サメエピーソード・好きなサメ:

※尚、応募いただいた作品は、私が情報発信するメディアで使用させて頂く場合がございます。ご了承下さい。

 

シャークジャーナリスト沼口麻子(ぬまぐちあさこ) のプロフィール

麻子さん

 

小笠原諸島のサメの研究をするうちに、サメは本当に面白い生きものなのに、世界中を探しても、サメの魅力を一般の方に伝えることを専門にしている人がいないことにいち早く気がつき、サメを語る第一人者として、テレビや雑誌を中心に活動している。 東海大学海洋学部出身。

 

【近日の活動】

○TV出演:ダーウィンが来た!アーカイブクイズ番組「♂と♀のネイチャーバラエティSeason2 海の生き物編」専門家解説員、フジテレビ「人生の正解TV~これがテッパン~」インタビュー出演他

○学会パネラー出演:パネルディスカッション「サメの魅力と今後の研究の展開について」日本板鰓類研究会主催

○雑誌連載:月刊マリンダイビング「サメの魅力と憧れのシャーキビリティ・ライフ」

 

◇交流会速報◇

 

●2013年08月31日~09月01日 第2回サメ合宿@静岡

場所:東海大学海洋科学博物館

 

申込み、詳細はこちら↓

http://kokucheese.com/event/index/101575/

 

今月オープン!☆公式ウェブサイト☆

サメくるーず http://same-cruise.com

 

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