連載フォトコラム『イルカの深呼吸?水中写真家・高縄奈々が綴る、野生イルカたちの素顔?』第一回

フォトコラム

2014年1月15日
写真・文/高縄 奈々(HP)

毎月1回 野生のイルカを紹介

今月より、水中写真家・高縄奈々さんのフォトコラムがスタートします。
ドルフィンスイムガイドとして、10年以上、野生のイルカたちを見続けてきた高縄氏。そんな彼女が写し出す彼らの姿は、実に表情豊か。写真から、意外な一面を発見をすることも多いです。ここでは、選りすぐりの写真と共に、野生イルカたちの興味深い生態について紹介していきます。
身近な海で暮らすイルカたちのことを、少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。(毎月15日掲載予定)

第一回 『似ているけれど実は違う、2種類のイルカ』

ミナミハンドウイルカ

みなさん、こんにちは。今月から野生のイルカについてコラムを書くことになった水中写真家の高縄奈々です。
第一回目は、このコラムで紹介していくイルカの種類について書きたいと思います。

日本国内で野生のイルカと一緒に泳ぐ「ドルフィンスイム」ができるのは、小笠原諸島、伊豆諸島の御蔵島と利島、石川県の能登島の4カ所。そして、この4カ所全てでドルフィンスイムの対象となっているのが、こちらのコラムに登場する「ミナミハンドウイルカ」というイルカです。

日本で暮らす私たちに一番馴染みのあるイルカは、水族館で最も多く飼育されている「ハンドウイルカ」だと思いますが、名前も見た目もそっくりなこの2種類のイルカは実は全くの別種
外見の一番の違いは、ミナミハンドウイルカのお腹には、成長するに従ってまだら模様が現れてくることです

写真は、利島で撮影したミナミハンドウイルカの親子ですが、上にいる母親のお腹にはびっしりとまだら模様があるのがわかります。
そして、もう一つの大きな違いが生息場所ハンドウイルカは外洋の広い範囲を移動しながら生活するのに対し、ミナミハンドウイルカは定住性で海岸線から数百m以内の浅い場所で暮らしています

特に御蔵島や利島は島自体がとても小さく、いつも島の周りの浅瀬にいるイルカを短時間で見つけることができるため、とても高い確率でイルカと泳ぐことができるのです。

筆者プロフィール

高縄さん

高縄 奈々(たかなわ なな)
1982年、愛知県生まれ。
19歳の時に御蔵島のミナミハンドウイルカの個体識別調査に参加、水中ビデオ撮影を担当する。
その後、御蔵島でドルフィンスイムのガイドとして働きながら独学で野生イルカの水中撮影を続ける。
現在は利島に在住し、水中写真家・水中ビデオグラファーとしてテレビや書籍に水中映像の提供等をしながら、ドルフィンスイムのガイドも行う。

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