連載フォトコラム『イルカの深呼吸~水中写真家・高縄奈々が綴る、野生イルカたちの素顔~』第十回

フォトコラム

2014年10月20日
写真・文/高縄 奈々(HP)

毎月1回 野生のイルカを紹介

伊豆七島の一つ、利島(としま)在住の水中写真家・高縄奈々さんのフォトコラムです。ドルフィンスイムガイドとして、10年以上、野生のイルカたちを見続けてきた高縄さん。そんな彼女が写し出す彼らの姿は、実に表情豊か。写真から、意外な一面を発見をすることも多いです。ここでは、選りすぐりの写真と共に、野生イルカたちの興味深い生態について紹介していきます。身近な海で暮らすイルカたちのことを、少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。(毎月15日掲載予定)

第十回 『イルカの耳はどこにある?』

ミナミハンドウイルカ

イルカの耳がどこにあるか、考えたことがありますか?

と言っても、そんなに不思議な場所にあるわけではなく、写真の矢印の位置、目のすぐ後ろに開いている小さな穴がイルカの耳です。

見ての通りイルカの耳には耳たぶがありません。水の抵抗を減らすために退化したと考えられています。そして、実はイルカはこの耳の穴を音を聞くために使っているわけではないのです。

では一体どうやって音を聞いているのかと言うと、下あごを使っています。下あごでキャッチした音(振動)があごの骨を伝わり内耳に届くのです。イルカを近くで見る機会があったら、耳を探してみてください!

筆者プロフィール

高縄さん

高縄 奈々(たかなわ なな)
1982年、愛知県生まれ。
19歳の時に御蔵島のミナミハンドウイルカの個体識別調査に参加、水中ビデオ撮影を担当する。
その後、御蔵島でドルフィンスイムのガイドとして働きながら独学で野生イルカの水中撮影を続ける。
現在は利島(伊豆七島の一つ)に在住し、水中写真家・水中ビデオグラファーとしてテレビや書籍に水中映像の提供等をしながら、ドルフィンスイムのガイドも行う。

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