連載フォトコラム『イルカの深呼吸~水中写真家・高縄奈々が綴る、野生イルカたちの素顔~』第十一回

フォトコラム

2014年11月15日
写真・文/高縄 奈々(HP)

毎月1回 野生のイルカを紹介

伊豆七島の一つ、利島(としま)在住の水中写真家・高縄奈々さんのフォトコラムです。ドルフィンスイムガイドとして、10年以上、野生のイルカたちを見続けてきた高縄さん。そんな彼女が写し出す彼らの姿は、実に表情豊か。写真から、意外な一面を発見をすることも多いです。ここでは、選りすぐりの写真と共に、野生イルカたちの興味深い生態について紹介していきます。身近な海で暮らすイルカたちのことを、少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。(毎月15日掲載予定)

第十一回 『イルカの子守り』

ミナミハンドウイルカ

仲良く寄り添って泳ぐ2頭のイルカ。1頭はまだ小さいですね。多くの人がこの写真を見て「親子」だと思ったかもしれません。

でも実はこの2頭は親子ではないのです。下のイルカはまだ子供を産んだことのない若いメスで、ベビーシッターをしているのです。若いメスはこうして一時的に子供を預かることで子育ての練習をしていると言われています。時には、若いメスがベビーシッティングをしたいあまり、母親から無理矢理子供を連れ去ろうとすることも。

人間でも小さな女の子が赤ちゃんを抱っこしたがったりしますが、イルカも同じなのかもしれませんね。

筆者プロフィール

高縄さん

高縄 奈々(たかなわ なな)
1982年、愛知県生まれ。
19歳の時に御蔵島のミナミハンドウイルカの個体識別調査に参加、水中ビデオ撮影を担当する。
その後、御蔵島でドルフィンスイムのガイドとして働きながら独学で野生イルカの水中撮影を続ける。
現在は利島(伊豆七島の一つ)に在住し、水中写真家・水中ビデオグラファーとしてテレビや書籍に水中映像の提供等をしながら、ドルフィンスイムのガイドも行う。

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