連載フォトコラム『イルカの深呼吸~水中写真家・高縄奈々が綴る、野生イルカたちの素顔~』第六回

フォトコラム

2014年6月15日
写真・文/高縄 奈々(HP)

毎月1回 野生のイルカを紹介

伊豆七島の一つ、利島(としま)在住の水中写真家・高縄奈々さんのフォトコラムです。ドルフィンスイムガイドとして、10年以上、野生のイルカたちを見続けてきた高縄さん。そんな彼女が写し出す彼らの姿は、実に表情豊か。写真から、意外な一面を発見をすることも多いです。ここでは、選りすぐりの写真と共に、野生イルカたちの興味深い生態について紹介していきます。身近な海で暮らすイルカたちのことを、少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。(毎月15日掲載予定)

第六回 『衝撃! イルカに毛が生えている!?』

ミナミハンドウイルカ

6月に入り、暑い日が増えてきましたね。女性のみなさんは、そろそろ夏に向けてムダ毛処理しなきゃな?なんて思っている頃かと思います。

「イルカはいいなぁ? 生まれてから死ぬまでずーっとツルツルで…」って? いえいえ、イルカにも毛は生えています! と言っても、生えているのは生まれたての赤ちゃんイルカだけ。

写真の矢印のところをご覧ください。白っぽい毛が生えているのがわかるでしょうか。この上あごの両側に生えている毛が、イルカの体で唯一退化せずに残っている毛です。

この毛は「感覚毛」と呼ばれ、生後数日から一週間くらいですべて抜け落ちてしまいますが、毛穴は一生残ります。

もしイルカを近くでじっくり見られる機会があったら、上あごをよく見てみてください。ぽつぽつと毛穴が並んでいるのがわかると思います。

筆者プロフィール

高縄さん

高縄 奈々(たかなわ なな)
1982年、愛知県生まれ。
19歳の時に御蔵島のミナミハンドウイルカの個体識別調査に参加、水中ビデオ撮影を担当する。
その後、御蔵島でドルフィンスイムのガイドとして働きながら独学で野生イルカの水中撮影を続ける。
現在は利島(伊豆七島の一つ)に在住し、水中写真家・水中ビデオグラファーとしてテレビや書籍に水中映像の提供等をしながら、ドルフィンスイムのガイドも行う。

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