連載フォトコラム『イルカの深呼吸~水中写真家・高縄奈々が綴る、野生イルカたちの素顔~』第七回

フォトコラム

2014年7月15日
写真・文/高縄 奈々(HP)

毎月1回 野生のイルカを紹介

伊豆七島の一つ、利島(としま)在住の水中写真家・高縄奈々さんのフォトコラムです。ドルフィンスイムガイドとして、10年以上、野生のイルカたちを見続けてきた高縄さん。そんな彼女が写し出す彼らの姿は、実に表情豊か。写真から、意外な一面を発見をすることも多いです。ここでは、選りすぐりの写真と共に、野生イルカたちの興味深い生態について紹介していきます。身近な海で暮らすイルカたちのことを、少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。(毎月15日掲載予定)

第七回 『イルカも赤ちゃんを”抱っこ”する!』

ミナミハンドウイルカ

前回のコラムは赤ちゃんイルカの毛のお話でしたが、今回は”抱っこ"のお話。

もちろんイルカには人間のような長い腕はありません。では、どうするのかというと……「水流」を使います。産まれて間もない赤ちゃんイルカは、写真のように母親の背びれのすぐ横をぴったり寄り添って泳ぎます。この位置にいることで母親が泳ぐ時にできる水流に乗り、赤ちゃんイルカはあまり尾びれを動かさなくても楽に進むことができると言われています

実際にそれを目の前で見ると、赤ちゃんイルカがまるで母親の身体に吸盤でくっついているかのように見え、とても面白いです。

筆者プロフィール

高縄さん

高縄 奈々(たかなわ なな)
1982年、愛知県生まれ。
19歳の時に御蔵島のミナミハンドウイルカの個体識別調査に参加、水中ビデオ撮影を担当する。
その後、御蔵島でドルフィンスイムのガイドとして働きながら独学で野生イルカの水中撮影を続ける。
現在は利島(伊豆七島の一つ)に在住し、水中写真家・水中ビデオグラファーとしてテレビや書籍に水中映像の提供等をしながら、ドルフィンスイムのガイドも行う。

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