連載フォトコラム『イルカの深呼吸~水中写真家・高縄奈々が綴る、野生イルカたちの素顔~』第八回

フォトコラム

2014年8月15日
写真・文/高縄 奈々(HP)

毎月1回 野生のイルカを紹介

伊豆七島の一つ、利島(としま)在住の水中写真家・高縄奈々さんのフォトコラムです。ドルフィンスイムガイドとして、10年以上、野生のイルカたちを見続けてきた高縄さん。そんな彼女が写し出す彼らの姿は、実に表情豊か。写真から、意外な一面を発見をすることも多いです。ここでは、選りすぐりの写真と共に、野生イルカたちの興味深い生態について紹介していきます。身近な海で暮らすイルカたちのことを、少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。(毎月15日掲載予定)

第八回 『イルカのスキンケア』

ミナミハンドウイルカ

今回は、イルカの肌のお話です。突然ですが三択問題!

写真のイルカは、いったい何をしているのでしょうか?

1、海藻をベッドにして寝ている。2、海藻に自分の匂いをつけている。3、海藻で垢擦りをしている。

正解は……3番!

海藻に身体をこすりつけて、垢擦りをしているところです

人間の皮膚は新陳代謝により約24時間で更新されていますが、イルカの場合はなんと2~3時間! そのため、古くなった皮膚がすごい速さで垢となっていくので、イルカは実はいつも垢だらけなんです。だからイルカはこんな風に海底にある海藻や砂に身体をこすりつけて、肌を綺麗にしているんですね。

ドルフィンスイムをしている時に、海藻が多いポイントや砂地を見かけたら、イルカが仰向けになって身体をこすりつける「イルカのスキンケア」が観察できるかもしれません

筆者プロフィール

高縄さん

高縄 奈々(たかなわ なな)
1982年、愛知県生まれ。
19歳の時に御蔵島のミナミハンドウイルカの個体識別調査に参加、水中ビデオ撮影を担当する。
その後、御蔵島でドルフィンスイムのガイドとして働きながら独学で野生イルカの水中撮影を続ける。
現在は利島(伊豆七島の一つ)に在住し、水中写真家・水中ビデオグラファーとしてテレビや書籍に水中映像の提供等をしながら、ドルフィンスイムのガイドも行う。

特集一覧

DiveSearch ショップ・スポット・ツアー会社の検索はこちら!

ダイビングについての情報記事一覧はこちらから!

ダイブネットTwitter ダイブネットTwitter

楽天ad