「ダイブコンピューター」その基本はボックスタイプにあると言えるでしょう

ギアウオッチ

2012年7月25日

取材協力/DC CLINIC(ディーシークリニック)

構成/ダイブネット

普段使いしないのであればボックスタイプがオススメ

今、海外では腕時計仕様のウオッチタイプのダイブコンピューター(以下DC)ではなく、比較的新しく発売された大きなボックスタイプの DCが大人気のようなのです。

日本で販売されているものでは、SUUNTO「ZOOP」、SCUBAPROの廉価兄弟ブランドのSUB GEAR「XP-10」、 MARES「PUCKPRO」などがこれに当たります。

ダイブコンピューター

左からSUUNTO「ZOOP」、SCUBAPROの廉価兄弟ブランドのSUB GEAR「XP-10」、 MARES「PUCKPRO」

人気の理由は簡単、基本となる「画面が大きくて見やすく、特に今では価格が安い」という点にあります。

前記の製品は実勢安値価格で1~3万円台。それぞれ一世代前のDCの機能や部材等を流用、外装デザインなどに改良を施された後に量産され、海外の市場で価格競争にもまれた末、日本でもほぼ海外と同じレベルでの廉価で提供ができるというわけです。

 

本来、ボックスタイプはダイビング専用の基本性能を搭載し腕装着やゲージ組み込みのベースモデルとして誕生し、現在に至ります。ウオッチタイプDCはそれをさらに小型化したモデルです。

ウオッチタイプの最新ハイエンドモデルには、ケース本体チタン材使用、1990年代に一世風靡したボックスタイプから本格スタートしてきたトランスミッター対応の残圧表示機能、2軸から3軸へ進化したデジタルコンパス機能装備、ウオッチ・オールインワンモデルとして機能のみならず価格も世界をリードしています。

価格が高い理由としてウオッチタイプのケース本体の材質(合成樹脂~特殊金属)と、それぞれ専用に精密設計されたケース内モジュール、常時、腕装着ゆえ求められるケースサイズと高いデザイン性、ケースと一体感を求められるベルトなど、高い技術開発費用などが理由と言えそうです。

しかしながら、水中では視認性の良さ抜群!かつ安心感と安全性を得られるボックスタイプ、水中ではウオッチタイプが敵う訳が無いのです。唯一の短所は、陸上にて腕装着、時計併用として使用する場合などでしょう。

ダイブコンピューター

いつも安定しているわけではない海中。透明度、天気が悪い日などは視認性の良さを痛感することも

現在、販売されているDCのほとんどは基本的な機能は有しています。その部分での優劣は付けがたい。価格に差がついているのは前述の通り(トランスミッター対応・コンパス機能搭載・ソフトウエア付属)部分です。

そこをあえて特にこだわらない、というのであれば安いボックスタイプのDCがこれからの世代の賢い選択肢と言えそうです。「普段使いしない(しまっておくとすぐに電池切れする)のに無理に高いウオッチタイプのDCを買う必要はないでしょう。

ダイブコンピューター

日本で発売されているウオッチダイブDCの数々

かつて、DCがなくダイブテーブルを使っていた頃の方が、減圧症発生率は低かったと言われています。

頼り過ぎや過信しすぎて、範囲内のギリギリの潜水を行うことが原因の一つでしょう。

ダイブコンピューターは減圧所のリスクを軽減させる器材です。

いかに高いDCを使おうと、使い方次第では逆に危ないアイテムとなってしまいます。肝心なのは価格ではなく「使い方」なのです

 

次回予告(8月上旬掲載予定)

「買うならどれだ? プロが教えるダイブコンピューターBest5」」

 

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