話題の水中通話装置を使ってみました

ギアウオッチ

2012年8月31日

取材協力/ゼロ

/マリンコムズ琉球

構成/ダイブネット

「水中で会話ができたら・・・」あなたなら何をしますか?

人は水中で自由に会話することができません。それゆえ、ダイバーは意思疎通のためにハンドシグナルやスレートを使って会話をしてきました。では、もし自由に話すことができたら、一体どうなるのでしょうか?

その「自由に話すこと」が可能になる水中通話グッズ、最新2機種を試してみました。使い心地はいかに!?

その1「ダイブトーク」

水中通話装置

ゼロから発売されている「ダイブトーク」。価格は、ハンズフリー/オクトパス仕様、¥118,000(税別)。マイクアダプター、¥7,000

ダイブトークは音波により、水中で話した言葉がマイクを通してスピーカーから水中を伝わり、周囲のダイバーの耳に届きます。要するに話し手も聞き手も陸上と同じ要領で会話ができる仕組みです。

コンパクトで操作もシンプルなため、誰にでも扱いやすく、講習・ガイド・作業・取材のときなど、多目的に使用することができます。水深30mまで使用可能で、離れた距離でもよく聞こえます。

今回は、マンティスフルフェイスマスクにダイブトークを装着する方法で使用しました。

 

◆ダイブトーク使用中の動画はこちらです↓

拡声器のような音になるのでちょっと聞きづらいかも知れませんが、水中ですが意外とクリアに聞こえます。排気音にかき消されないように話すのがコツ

水中通話装置

フルフェイスマスクを通して話した言葉がそのまま水中に流れます。周囲にいる方にもその音は聞こえます

水中通話装置

マスクについたマイクで音を拾います

水中通話装置

声はコードを伝わりこちらのスピーカーへ

水中通話装置

マスクを装着してしまえば、ON/OFFとボリュームのみ、と操作は簡単

使用後の感想

まず、フルフェイスマスクを使いこなす、ということが必要になります。フルフェイスマスクはレギュレーターを咥えるのではなく、マスクに装着して内部に満たされる空気を吸い、排気弁から排気する仕組み。きちんと顔にフィットしていないと、マスクの隙間から空気が漏れ、排気音で会話どころではなくなります。またフルフェイスマスク使用時には、オクトパスレギュレータとともに、必ず予備の通常のマスク1個をBCDポケットに携帯するよう義務付けられていますが、万が一フルフェイスマスクに装着のレギュレータ等、どこかに問題が生じた場合、予備のマスクに交換するなど、多少のスキルも必要となります。

水中では想像以上に音がよく伝わるので、海での使用時にはボリュームに注意が必要です。音量調整は6段階ですが、水中では音がよく通るため、小さめの音量で使用するのがオススメです。話す時は、ゆっくり短く、聞く時は息を吐くタイミングに気をつけて会話するといいと思います。

歴代の水中通話装置はその使いづらさのため「初心者にオススメなのに、初心者では使いづらい」という最大の難点がありました。しかし、ダイブトークは水中にいるダイバー全員に話が聞こえるため、ガイドだけが持ち周囲の方が話を聞く、ということが可能。ゆえに、講習やスキルアップを目指すダイビングにはもってこいかも知れません。

ダイブトークに関するお問い合わせ

株式会社ゼロ

http://zero-zero.co.jp/

東京都目黒区鷹番1丁目11番5号

TEL:03-5721-1906

 

その2「i-MAJUN(イマジュン)」

水中通話装置

マリンコムズ琉球から発売予定の「i-MAJUN(イマジュン)」。価格は未定

世界初のコミュニケーションツールとして注目されている水中可視光通信機器「i-MAJUN(イマジュン)」。沖縄の「マリンコムズ琉球」が開発した、まさに時代の先端をいく通信機器です。専用マスクと送受信機のみのシンプルな装備で、水中での会話が可能。さまざまなステージで活用されています。

仕組みはダイバーが発した声をLED型水中ライトに接続されたマイクで拾い、音声信号を光信号に変換して相手ダイバーへ送ります。可視光を受信したダイバーは、受信機で受けた光波を音声に変換し、耳の上部に取り付けた骨伝導スピーカーにより声を認識します。

 

◆i-MAJUN使用中の動画はこちらです↓

骨伝導なので周囲に音は何も聞こえません。二人によれば「かなりクリアに声は聞こえます」とのこと

水中通話装置

光が届く範囲であれば最大30mほど離れても会話が可能

水中通話装置

フルフェイスマスク内で話した言葉をライトへ転送、そこで光データ化され相手に送信。そのデータを受け取り骨伝導スピーカーで音声へと変換される仕組み

水中通話装置

イヤホンはマスクストラップに挟むように装着。骨伝導なので耳に入れる必要はなし

使用後の感想

世界初の水中可視光通信機器ということで、とにかく興味があり使ってみたいと思っていました。実際に利用してみたら、思っていたより簡単に使用することができビックリ。骨伝導スピーカーから聞こえる音声がクリアで、普段通りに会話できて快適でした。

ただし、ダイブトークと同じくフルフェイスマスクに対する慣れは必要になります。また、常にライトが点灯した状態でないと会話をすることはできません。

ダイビングのスキルがある程度ないと使いづらいので、お互い撮影しながらのフォトセミナー(音もしないので魚も逃げません)、ダイビング以外でも水族館で水槽内のダイバーがお客さんの質問に直接応えたり(実際に大阪・海遊館では導入も開始されているようです)、グラスボートの上にいる非ダイバーと水中にいるダイバーとで会話するなど、今後もいろんな形で利用できそうな可能性を感じました。

 

i-MAJUN(イマジュン)に関するお問い合わせ

●株式会社マリンコムズ琉球

http://www.mcrvlc.jp/

【営業本部】沖縄県那覇市前島3-25-1とまりんアネックスビル106号

TEL:098-988-8836

【東京営業所】東京都品川区西五反田2-15-9ブルーベルビル5階

TEL:03-5437-5132

 

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