世界のラグジュアリーリゾート~Vol.10~ 石油で潤うボルネオ島の小国の世界ナンバーワンと呼ばれたスイート ブルネイ/ザ・エンパイヤ・ホテル&カントリー・クラブ

ワールドワイドレポート

2013年10月25日
写真・文/たかせ藍沙

いつかは行ってみたい こだわりが詰まった憧れのリゾート

ダイバーが旅する南の島やビーチリゾートにはたくさんのリゾートホテルがあります。
たまにはダイビングのペースを落として、ビーチでのんびりバカンスを楽しんでみませんか?
外に出たくなくなるかもしれない、魅力的なラグジュアリーリゾートをご紹介します。

王様がいる国の超豪華七ツ星ホテル

 3カ国が同居するボルネオ島は、グリーンランド島、ニューギニア島に続き、世界で3番目に大きな島。
大まかに言うと、北側がマレーシア、南側がインドネシアで、プルネイは、マレーシアに囲まれた海沿いにあります。
正式国名はブルネイ・ダルサラーム国で、三重県と同じくらいの小ささの国土に、約42万人が暮らしています。

 小さな国ながら石油や天然ガスといった資源に恵まれていて、所得税はありません。
国民は敬虔なイスラム教徒で飲酒が禁止されているため、ホテルのバーにもアルコール類はありませんが、旅行者による持ち込みは自由です。

メイン棟はガラス張り。手入れの行き届いた庭にはプールやレストランが点在しています。

メイン棟はガラス張り。手入れの行き届いた庭にはプールやレストランが点在しています。

メイン棟中央にあるアトリウム空間。2階のファインダイニングも開放感たっぷりです。

メイン棟中央にあるアトリウム空間。2階のファインダイニングも開放感たっぷりです。

 ザ・エンパイヤ・ホテル&カントリー・クラブがあるのは、空港から約15分、首都のバンダル・スリ・ブガワンからは約20分という南シナ海に面した一角です。
広大な敷地に、518室の客室を有する白亜のメイン棟と、スパや屋内プール、ボウリング場まであるスポーツコンプレックス、シネマコンプレックスなどが立ち並びます。
敷地内にあるゴルフコースは、ジャック・ニクラウスが設計したチャンピオンシップコースです。
五ツ星を超える豪華さで、七ツ星と呼ばれているホテルです。

スポーツコンプレックス内にあるボウリング場。ソファが豪華です。

スポーツコンプレックス内にあるボウリング場。ソファが豪華です。

 ここで、ぜひ皆さんにお見せしたいのが、エンパイヤ・スイート。
中東に高級ホテルが林立する前までは、世界でもっとも豪華なスイートとして名を馳せたスイートルームです。

 エントランスから最上階のエンペラー・スイートまでは専用のエレベータがあります。
国賓や、パパラッチから逃れたい著名人も、これなら安心です。
専有面積は666㎡。大きなリビングルームを中心に、プライベートディナーにシェフが腕をふるうことができるキッチン、ベッドルーム、執務室などがあります。

エントランス。ここだけで小さな客室並みの広さです。

エントランス。ここだけで小さな客室並みの広さです。

エントランス。エントランス脇には執務室がありました。デイベッドもあってこちらにもステイできそうな広さです。

エントランス脇には執務室がありました。デイベッドもあってこちらにもステイできそうな広さです。

 リビングにはグランドピアノが置かれ、博物館級の水晶のラクダがさり気なく飾られていました。
もちろん鞍は黄金です。このラクダ、ゲストが持って帰ろうとしてもそうはいきません。
持ち上げようとしてびっくり。テーブルに貼り付いているかのような重さなのです!写真でお見せしていきましょう。

中央にあるリビングルーム。窓際にグランドピアノがあります。

中央にあるリビングルーム。窓際にグランドピアノがあります。

博物館に飾られてもおかしくないという水晶製のラクダ。リビングのテーブルにさり気なく置かれていました。

博物館に飾られてもおかしくないという水晶製のラクダ。リビングのテーブルにさり気なく置かれていました。

ベッドが小さくみえてしまうほど広々とした寝室。

ベッドが小さくみえてしまうほど広々とした寝室。

天蓋も宮殿のような豪華さです。

天蓋も宮殿のような豪華さです。

トイレも総大理石でこの広さ!

トイレも総大理石でこの広さ!

バスルームの窓はパノラマで、優美なカーテンがロマンチックです。最上階なので、南シナ海が一望できます。

バスルームの窓はパノラマで、優美なカーテンがロマンチックです。最上階なので、南シナ海が一望できます。

 そして、なんと、たっぷり泳げるサイズのプライベートプールが屋内にありました!
もちろんジャグジーも付いています。プールサイドにはカウンターバーと大きなソファもあります。

 驚きを隠せずに写真を撮っていると、案内をしてくれていたホテルスタッフが何かのスイッチを押しました。
何やら音がすると思ったら、天井から大きなスクリーンが降りてきました!
ジャグジーの中から、ブールサイドのソファでくつろぎながら、スクリーンでテレビや映画を楽しむことまでできるのです。

プールサイドにはソファが並び、左奥にカウンターバーが。中央奥がジャグジーです。

プールサイドにはソファが並び、左奥にカウンターバーが。中央奥がジャグジーです。

天井からスクリーンが降りてきました! ジャグジーからもソファからもよく見えます。

天井からスクリーンが降りてきました! ジャグジーからもソファからもよく見えます。

 このスイートなら、プールサイドでくつろいでいてもパパラッチに狙われることもないですし、誰にも邪魔されずにプライベートパーティを催すこともできます。
世界各地のセレブリティたちがお忍びでやってくるという理由がよくわかります。

 宿泊をしなくても、アトリウムに面したラウンジでピアノの生演奏を聴きながらアフタヌーンティーをいただき、ガラス越しに赤く染まる夕日を眺めるだけでも充分に楽しむことができるホテルです。

オーシャンビューの客室から眺めるドラマチックな夕焼けには言葉を失います。

オーシャンビューの客室から眺めるドラマチックな夕焼けには言葉を失います。

 ダイビングに関しては、敷地内にダイビングサービスがないので、バンダル・スリ・ブガワンにあるポニ・ダイバース、ブルネイ湾近くにあるオーシャン・クエストなどを使うことになります。

4カ所の沈潜ポイントのひとつ、「セメントレック」。セメントを運んでいた輸送船で、ソフトコーラルと魚たちに覆われています。

4カ所の沈潜ポイントのひとつ、「セメントレック」。セメントを運んでいた輸送船で、ソフトコーラルと魚たちに覆われています。

サンゴが美しい「ブルネイパッチ」。

サンゴが美しい「ブルネイパッチ」。

 ブルネイ沖には25カ所ほどのダビングポイントが開発されています。
なかでも、船で30~40分の場所にある4カ所の沈潜ポイントが人気です
第二次大戦時に沈んだ輸送船、軍艦、1980年代に沈んだ輸送船など、どれも海の生き物たちの格好の住処になっています。
2本目に行くことが多い浅瀬のポイントには元気のいいサンゴが群生していて、こちらもオススメです。

問合せ先

リゾートトラベラー・たかせ藍沙

南太平洋からアフリカ、南米、北極圏まで、渡航約130回・50カ国、モルディブのリゾート島上陸数は日本一、ダイビング歴約 800本、海外スパ取材200軒超。
著書に『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』、『海からの贈りもの』、楽園写真家・三好和義氏との共著に『死ぬまでに絶対行きたい 世界の楽園リゾート』。
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