世界のラグジュアリーリゾート~vol.2~ フィリピン/クラブ・パラダイス

ワールドワイドレポート

2012年8月2日
写真・文/たかせ藍沙

いつかは行ってみたい こだわりが詰まった憧れのリゾート

ダイバーが旅する南の島やビーチリゾートにはたくさんのリゾートホテルがあります。
たまにはダイビングのペースを落として、ビーチでのんびりバカンスを楽しんでみませんか?
外に出たくなくなるかもしれない、魅力的なラグジュアリーリゾートをご紹介します。

ハウスリーフでジュゴンに遭遇!アフリカ動物にも会えるリゾート

ソネバフシ

極上のハウスリーフと美しいビーチの恵まれたディマクヤ島

フィリピンは、大小7107の島々から成る群島国家。クラブ・パラダイスは細長いパラワン州の北の端にあります。
1768島が属するパラワン州は、フィリピンにある32の州の中でもっとも大きな州で、手つかずの自然がもっとも多く残されているエリアでもあります。
その北端の海域にはジュゴンが生息しています。日本の鳥羽水族館で飼育されているジュゴンもこの海域からやってきました。

クラブ・パラダイスはアイランドリゾートです。
19haのディマクヤ島がまるごとひとつのリゾートになっています。
マニラからのアクセスは、国内線飛行機で南西に1時間、車と船を乗り継いで1時間です。
ディマクヤ島は、700mもの白砂のビーチと豊かな自然に恵まれたネイチャーアイランド。起伏に富んだ島内には見晴らしのいい丘や大きな池があり、オオトカゲやこのエリア固有のカラミアンディア(マメ鹿の一種)、パラワンクジャクなどが棲んでいます。
そして、周辺の海にはアオウミガメやジュゴンが暮らしているのです。

Ripple plus

サンセットビーチの長さは約700m。どこにいてもプライベートビーチのように静かです

ほとんどのダイバーがこの島を訪れる最大の目的はジュゴンです
ディマクヤ島のハウスリーフにジュゴンが食事に来ることがあるのです。
周辺の海域には2012年現在20頭のジュゴンが確認されているので、運がよければダイビングでも遭遇できるほか、餌場を巡ってボートからジュゴンを探すジュゴンウォッチングに参加することもできます。
客室内には、追いかけないこと、カメラのフラッシュを使わないことなど、ジュゴンに遭遇したときのマナーが書かれた紙が置かれているので、必ず読んでおきましょう。

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運がよければハウスリーフでジュゴンに遭遇することができます。
砂煙をあげて海草を食べては、息継ぎをするために水面に浮かびます

もうひとつ、この島に滞在するゲストが楽しみにしているオプショナルツアーがあります。
リゾートから船で1時間ほどの場所にあるカラウィット島へのサファリツアーです。
この島には、1977年にケニアから贈られたというアフリカの動物たちが暮らしていて、キリンやシマウマを間近に見ることができます
そのうえ、キリンには直接エサ(木の枝についた葉)を食べさせることも。
滞在中に1回は参加したいオプショナルツアーです。

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カラウィット島では、ケニアからやってきたキリンやシマウマが伸び伸びと暮らしています

クラブハウスにあるバーの名前も「ジュゴン・バー」。その片隅にはベルが吊されています。
そのベルは、夜になるとジュゴンに遭遇したゲストが鳴らします。
ベルの横には「このベルを鳴らす人は全員のドリンク代を支払うこと」と書いてあります。
つまり、水中でジュゴンに会った全員にご馳走しましょうということなのです。
もちろん強制ではありませんが、ジュゴンの話をしながら楽しい夜を過ごすためのきっかけとして使いたいものです。

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「ジュゴン・バー」にあるベル。ジュゴンに遭遇したら鳴らしたい

島内には「ジュゴン・バー」のほかに、レストラン、スパ、プール、テニスコート、土産物店などがあります。
アクティビティは、ダイビングのほかにシーカヤックやスノーケリング、アイランドホッピングなどがあり、「フィリピン最後の秘境」と呼ばれるエリアを海に陸に楽しむことができます
クラブハウスには、ビリヤードやダーツ、衛星放送やビデオが楽しめるテレビもあります。

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クラブハウスでは、週1回程度、本格的なカルチャーショーが催されます。
確実に観るためには、日程内に予定されているかどうか事前の確認をお勧めします

52室ある客室のカテゴリーは6種類で、サンセットとサンライズのふたつのビーチと、眺めのいい丘の上という、3つのエリアに分かれています。700mも続くサンセットビーチに比べ、サンライズビーチはプライベート感たっぷりのこぢんまりとしたビーチです。
どの客室もフローリングの床と白い壁のシンプルながら使いやすいインテリアとなっています。

ビーチに面した一戸独立型のコテージは、フィリピン伝統のバンブーハウススタイルです
サンセットビーチにあるビーチフロントルームは一戸独立型で、広さが20?34m2のもっとも小さい客室です。
サンライズビーチにあるのは、シービュールームとガーデンビュールームの2種類。
こちらは35m2の2室が隣り合わせているので、グループやファミリーが使いやすい造りとなっています。

サンライズビーチから坂を登った場所にあるのが、2階建てのヒルサイドルームです。
さらに丘の上にあるアイランドビュールームは2階建てのアパートメントタイプの客室です。
ジュニア・スイートは54m2で、サンライズビーチ近くのラグーンに面した場所にあります。

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ガーデンビュールームの室内。極力プラスチック製の物を置かないようにするなど、ネイチャーリゾートならではの配慮があります

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客室のカギに付けられているキーホルダーは、かわいい木彫りのジュゴンです

ダイビングサービスは、その名も「ジュゴン・ダイブ・センター」。
ジュゴンが食事をしにくることもあるハウスリーフから、沈船、近くの島にある水深40mの湖、ボートで3時間の場所にある手つかずのサンゴ礁アポリーフまで、バラエティ豊かなダイビングを楽しむことができます。
ナイトロックスも完備しています。

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ダイビングボートは、ダブルアウトリガーが付いた「バンカーボート」です

ドイツ人オーナーのディルクとフィリピン人で海洋生物学者の妻ジャネットが、日本の鳥羽水族館と協力しあって、長年に亘ってジュゴンの生態調査を続けています。
彼らにジュゴンについての話を聞くのもアフターダイビングの楽しみのひとつです。

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ダイビングスタッフ。右がダイビングサービスオーナーのディルクです

リゾートトラベラー・たかせ藍沙

トラベルジャーナリスト。南太平洋からアフリカ、南米、北極圏まで、渡航約130回・50カ国、モルディブのリゾート島上陸数は日本一、ダイビング歴約800本、海外スパ取材200軒超。
著書に『海からの贈りもの』、『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』がある。
7月は久しぶりのグアム取材へ。海には入れなかったものの、13軒のホテル取材でグアムの元気を感じて帰国。

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