
マレーシア・サバ州にあるボルネオ島。世界で3番目の面積を誇るこの島には数多くのダイビングスポットがある。ダイブネットでは日本人ダイバーに人気のあるボルネオ島のダイブスポットを毎月紹介する連載「ボルネオ大紀行」を開始します。記念すべき第一回は大物の聖地として知られる「シパダン島」。

言葉で語るよりまずはその写真を見て頂いた方がシパダン島の魅力をわかって頂けると思う。これがシパダン島の日常風景なのである。
とにかく、どこのポイントに潜ってもギンガメアジは見ることができる。2本、3本と潜って行くうちに「またギンガメか・・・」となるほどの群れが!
ざわつく気配に振り向けばご覧の通り。
潜る度にこのような光景が繰り広げられる
ギンガメ玉も至るところで見られる。
カンムリブダイは1mほどになるブダイの仲間で別名を「バッファロー・フィッシュ」と言う。その名の通り、まるでバッファローのような巨体で群れをなし、生きたサンゴを食べながら進んで行く。一見、サンゴを食い荒らしているかのように見えるが、大きく成長したサンゴを間引く役割を担っており深い共生関係が成り立っている。
1mの巨体が目の前を通り過ぎる様は迫力満天。
ダイバーなどお構いなしに泳ぎ去るカンムリブダイの群れ。
ボルネオ島周辺にはウミガメの産卵地となっている島も数多い。ここ、シパダン島も例に漏れず一年を通じて産卵にやってくる。現在、宿泊することができないシパダン島では夜間に行われるウミガメの産卵は見ることができないが日中、水中に入ればいつでもウミガメを見ることができる。しかも、ダイバーの姿を見てもほとんど逃げないため大接近することが可能。
潜れば必ず見られるアオウミガメ。
ウミガメの産卵地にもなっているシパダン島。
シパダンの名を一躍有名にしたのは数千匹ものバラクータが作り上げる「バラクーダ・トルネード」が見られること。ここ最近は出ない日もある、なんて話も聞いていたものの、秋頃から再び群れが戻ってきた模様。時には頬をかすめるほど接近するバラクーダ。この興奮は是非一度味わってもらいたい。
まるで台風。これが名物バラクーダ・トルネード。
大接近。興奮と驚きが交差するダイビングを堪能。
魚影が濃いシパダンの海。魚の群れが次々と登場する。潜っている間はどこからも目が離せない、そんな贅沢なダイビングが体験できる。
浅瀬で群れていたツバメウオ。
突如、目の前に現れたクロヒラアジ。
ドロップオフにはカスミチョウチョウウオが彩りを添える。
そんな、ダイバーにとって夢のような島、シパダン島はどんなところなのでしょうか?次のページではシパダンの様子や潜り方をご紹介いたします。