新連載「パラサイトラヴァーズ」 ~めくるめく寄生虫の世界~Vol.1

パラサイトラヴァーズタイトル

2013年6月28日

不思議な寄生虫の世界を紹介

寄生虫=ある生物が他の生物の体から栄養などを持続的、かつ一方的に搾取する生物。と言われています。
皆さんもダイビングの最中に寄生虫のついた生物を見たことがあるのではないでしょうか?
ちょっと気持ち悪い、と思われる方もいるかも知れませんが、寄生虫は宿主がいないと生きていけない生物。想像以上に寂しがり屋なんです。
宿主を殺すことなく暮らす姿に、もしかしたら生きるヒントが隠されているかも!と思い、寄生虫を愛して止まないサークル「パラサイトラヴァーズ」の皆様に全12回に渡って様々な寄生虫を紹介してもらいます

体液をダイレクトに吸引!『ウオノエ』

ウオノエ

はじめまして。パラサイトラヴァーズの会長させてもろてます。白石拓己と申します。
今回なんや『ダイブネット』さんで特集組んでくれはるいうことで、「えぇ!? 寄生虫やのに...ほんまにええのん?」いうて、逆に戸惑ってます。
なんや普段あまり明るみに出ぇへんジャンルやさかい、ものごっつ恐縮ですわぁ。
皆さん、ドン引きさせに掛かりまっさかい、覚悟しておいてくださいー。どうぞ宜しくお願い致します。

とりあえず記念すべき第一回は僕の番いうことなんで、ほなトップバッター、『ウオノエ』でいかせてもらいますわぁ。
ウオノエはいっちゃんオーソドックスな寄生虫なんですけど、等脚目に属するグループの中にウオノエ亜目いうのがあって、そこに属するもの全般を言います
等脚目いうたら、他にワラジムシ、ダンゴムシ、フナムシ、この辺を含むグループです。
もうなんや、フォルム想像しただけで、ゾクゾクきまっしゃろ?ほんでこのなりで、魚の口内や鰓、体表面にへばりついて、ダイレクトに体液を吸いはるんです・・・。 ほんま、こんなあからさまに悪いやつ知らんで!

今回紹介するこの写真は『アルマジロ』て呼んでるウオノエの仲間ですわ。
これはセブで撮られた写真で、メニィラインドカーディナルフィッシュの体表にがっつり付いてるとこです
このウオノエ、恐らく日本には居てへん外人種やと思いますわ。茶色のボディで、関節の節目ごとに入る縞々がこの種の特徴ですね。

ほんで、見てください!この不気味な目ぇ~!むちゃむちゃ悪そうでっしゃろ~~~。
また、このホッチキスの弾みたいな足。
鱗突き破ってしもて、ガッツリ掴まってはんで!!まぁ言うたら、マウントポジション取ったときのヒクソン・グレイシー状態ですわ。
もう崩れへん、崩れへん。こないなってしもたらもうお仕舞いですわぁ~。
あとはもう、ウオノエのドリンクバー。
お好きなように体液吸うたって頂戴のお時間ですわ。おー、こわ。

しかしこんなやりたい放題のウオノエも、寄生するホスト(宿主)がいないと1人では生きていけないと言う、繊細かつ危うい一面も併せ持ちます
なんや、この辺のギャップが僕の心を鷲づかみにして止まないんやろなぁ~。

筆者プロフィール

白石拓己

白石拓己
1980年生まれ。2001年からダイビング開始、2005年にインストラクターになり、パラオ、柏島で修行しセブに渡る。
現在は、セブのマクタンに店を構える『アクエリアスダイバーズ』の代表。
また、変態秘密クラブ『パラサイトラヴァーズ』の会長。
がっつりマクロ、メルヘン、FACE、寄生虫、なんでもござれ。
アクエリアスダイバーズ

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