連載「パラサイトラヴァーズ」~めくるめく寄生虫の世界~Vol.17

パラサイトラヴァーズタイトル

2014年10月31日
写真・文/齋藤勇一

不思議な寄生虫の世界を紹介

寄生虫=ある生物が他の生物の体から栄養などを持続的、かつ一方的に搾取する生物。と言われています。
皆さんもダイビングの最中に寄生虫のついた生物を見たことがあるのではないでしょうか?
ちょっと気持ち悪い、と思われる方もいるかも知れませんが、寄生虫は宿主がいないと生きていけない生物。想像以上に寂しがり屋なんです。
宿主を殺すことなく暮らす姿に、もしかしたら生きるヒントが隠されているかも!と思い、寄生虫を愛して止まないサークル「パラサイトラヴァーズ」の皆様に様々な寄生虫を紹介してもらいます

海の中にセミ、いやいやカニでしょ。正体は寄生虫でした。

皆さん、こんにちは。一般ダイバーの齋藤勇一といいます。
現在福岡に住んでいますが、山口県の青海島を拠点に潜っています。
という訳で、今回は青海島で出会える寄生虫について紹介させて頂きます。

まずは有名どころのイカリムシ。
青海島ではキジハタについているのをよく見かけます。
頭から背中にかけてついていることが多いですが、たまにお腹についているのも見かけます。

キジハタとイカリムシ

続いて、ウオシラミの仲間だと思いますが、名前が分からないので、知ってる人がいたら教えて下さい。
ミノカサゴの胸びれの付け根からお腹にかけてついている寄生虫です。
それなりの大きさなので、肉眼でも動いているのがよく分かります。

ウオシラミ

今年になって、この寄生虫が離れていったのではないかと思われるミノカサゴを発見しました。
不思議なのは、その個体は一匹も寄生虫がついていないのです。何か一斉に離れる合図でもだしているんでしょうか。
それがこの写真です。

ウオシラミの去った跡

青海島の代名詞と言えば、浮遊系ですので、浮遊系の寄生虫もひとつ紹介させて下さい。
サフィリナというヨコエビの仲間のメスです。
水中写真家の峯水亮先生に教えて頂いたのですが、オスは身体が光るので浮遊しながら、よってくる餌を食べられるが、メスは光らないので、このようにサルパなどに寄生して暮らすそうです。

ウミタルとサフィリナメス

最後に青海島で一番お気に入りの寄生虫です。名前は「マツイウミチョウ」。
アナハゼの仲間によくついています。あれは忘れもしない昨年の8月の出来事です。
久しぶりに青海島にダイビングに行き、ガイドから紹介したい寄生虫がいるからと、外海船越の洞窟コースに行きました。
その洞窟のすぐ手前にいるアナハゼについていました。

アナハゼとマツイウミチョウ

一瞬アナハゼの身体にキレイなセミがついてると思ったのもつかのま、次の瞬間、それはカニにかわっていました。
その日はうねりがきつかったので、表裏が交互にきていたようで、表はセミ模様、裏はカニ模様という芸術的な寄生虫です。

セミ模様

カニ模様

筆者プロフィール

齋藤勇一

齋藤勇一
ダイビング歴約7年。泳げない為に25年近く海から離れていた分を取り戻すべく、狂ったように潜っています。
ダイビングにはまりすぎて、女性にも興味を失っていましたが、最近再び婚活頑張ってます、マジか(笑)
ブログ 変態ダイバーと呼ばれたくて

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