新連載「パラサイトラヴァーズ」 ~めくるめく寄生虫の世界~Vol.4

パラサイトラヴァーズタイトル

2013年9月30日
写真・文/西村直樹(柏島ダイビングサービスポレポレダイブ)

不思議な寄生虫の世界を紹介

寄生虫=ある生物が他の生物の体から栄養などを持続的、かつ一方的に搾取する生物。と言われています。
皆さんもダイビングの最中に寄生虫のついた生物を見たことがあるのではないでしょうか?
ちょっと気持ち悪い、と思われる方もいるかも知れませんが、寄生虫は宿主がいないと生きていけない生物。想像以上に寂しがり屋なんです。
宿主を殺すことなく暮らす姿に、もしかしたら生きるヒントが隠されているかも!と思い、寄生虫を愛して止まないサークル「パラサイトラヴァーズ」の皆様に全12回に渡って様々な寄生虫を紹介してもらいます

「寄生している奴にさらに寄生」でできた芸術品

こんにちは! 柏島から西村直樹がお届けさせていただきます!
寄生虫 忘れもしません。初めての出会いが幼稚園児の時に捕まえたオオカマキリのお腹の中から突然這い出してきた得体のしれない長いひも状のうごめく物体…
ほんとなら、かなり驚き慌てふためくとこなんでしょうけど、その物体をむんずとつかみ、幼稚園の園長にこれはなんだ?と聞きにいくも判明せず…
はては、得体のしれないものを捕まえてくる問題児として親に報告され、こっぴどく母親に怒られたことは忘れません。(その後、小学校に上がりハリガネムシと判明)
そんなこんなで、大人になった今でも、海の中の世界でも、寄生虫とのお付き合いは続いております。
さて、今回ご紹介させていただくのはこちら、なんだか派手でしょう??

メダマイカリムシ

カーニバルの真っ最中と思わせるこの被り物!!
柏島では水温の上がり始める4月頃からよく目にするようになる、メダマイカリムシです。
がっ! しかし、ただのメダマイカリムシではありません!
メダマイカリムシ自身、その体の大半は宿主の体の中にすっぽりと埋まっているのですが、己の子孫を放出するための管はしっかりと大海原に向けて、むき出しの状態にしています。
稀にその管に傷が入ったのでしょうか?理由は分からないのですが、コケが繁茂していたりします。
コケが繁茂しているだけならともかくこの時には、なんとヒドロ虫の仲間がこの管に寄生?していたのでした。
寄生している奴にさらに寄生…この関係を妄想するだけで、わくわくしてきませんか?
もし、少しでもわくわくされた、あなた!少しも心配することはありません。もうすでに、あなたは、立派なパラサイトラバーズです!

筆者プロフィール

西村氏

西村直樹
水中ではじっくり被写体と向き合っていただき、夕方からはのんびりビールを楽しんでいただくダイビングショップポレポレダイブのガイド。
柏島ダイビングサービスポレポレダイブ

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