連載「パラサイトラヴァーズ」 ~めくるめく寄生虫の世界~Vol.5

パラサイトラヴァーズタイトル

2013年10月31日

写真・文/会田幸宏(facebook)

不思議な寄生虫の世界を紹介

寄生虫=ある生物が他の生物の体から栄養などを持続的、かつ一方的に搾取する生物。と言われています。
皆さんもダイビングの最中に寄生虫のついた生物を見たことがあるのではないでしょうか?
ちょっと気持ち悪い、と思われる方もいるかも知れませんが、寄生虫は宿主がいないと生きていけない生物。想像以上に寂しがり屋なんです。
宿主を殺すことなく暮らす姿に、もしかしたら生きるヒントが隠されているかも!と思い、寄生虫を愛して止まないサークル「パラサイトラヴァーズ」の皆様に全12回に渡って様々な寄生虫を紹介してもらいます

ワンポイントアクセサリーなメダマイカリムシ

はじめまして。
今回の連載で投稿される方々はみなさんプロのダイバーなので、私のようなアマチュアダイバーにはとても敷居が高く感じて緊張しています。
さて、今回紹介するのは寄生虫の中でもポピュラーなメダマイカリムシです
カサゴの仲間やハゼの仲間の目の上や頭に寄生する寄生虫です。八幡野ではフサカサゴやイチモンジハゼに寄生している場面を目にします。
ホストのハゼがまるでリボンを付けているようで、写真を引き立てるアクセントにもなります。
小さいハゼに対して2~3匹付いていることもあり、なかなかの盛り具合です。

メダマイカリムシ

そんなメダマイカリムシですが、寄生虫にも時期があるのか八幡野ではイチモンジハゼに寄生するのは12月から2月ぐらいの時期によく見かけ、フサカサゴに寄生するのは春濁りの時期に見かけます。
それ以外の時期に目にすることもありますが、圧倒的に少ない気がします。
1月頃に見たメダマイカリムシで遠目から見たら何かいつもと様子が違うのがいたのでカメラで拡大して見てみると…。
なんと!卵が孵化寸前で目のようなものがたくさん見えました!

メダマイカリムシ

じっくり見ていると、時々孵化寸前の卵達がぴくっと動いているのです。メダマイカリムシの孵化の瞬間を見てみたいと思いながら見守っていましたが、イチモンジハゼがなにくわぬ顔で岩の穴の奥底に消えて行ってしまいました…。
孵化してからどの段階で宿主にたどり着くのか、どの姿で宿主にたどり着くのか?メダマイカリムシのライフサイクルはどうなっているのか?
八幡野ではなぜ冬の時期によく見かけるのか?知らないだけかもしれないですが、まだまだ謎が多いです。
マクロ生物が豊富になるこれからの時期、ちょっと視点を変えてメダマイカリムシ探ししてみませんか?

筆者プロフィール

会田幸宏さん

会田幸宏
主に東伊豆・八幡野で潜っています。
コンデジにクローズアップレンズを1~4枚重ねてコンデジの限界に挑戦しつつマクロ生物~激マクロ生物を撮っています。
facebookやってます。
https://www.facebook.com/yukihiro.aida

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