連載「こだわりのハイアマチュアフォトグラファー」Vol.3 小本めかさん

ハイアマチュアフォトグラファー

2014年7月29日

写真/小本めか

素晴らしい水中写真を撮影するアマチュアの方を紹介します

デジタルカメラの登場により、ここ数十年で大きく変わった水中写真の世界。誰でも気軽に始められるほど身近になりました。

この企画ではそんな水中写真に「こだわり」を持って撮影、独自の視点でハイクラスな作品を生み出しているハイアマチュアの方を紹介していきます。

 

第三回・小本めかさん「被写体の一番美しいところを切り取りたい」

今回ご紹介する小本さんとお会いしたのは、とある写真展のオープニングパーティ。

その会場で小本さんが見せてくれた作品は、さまざまな生物の先端部分を独自の視点で捉えた、不思議な魅力に溢れた写真でした。

 

掲載されている写真のように、小本さんの作品はマクロでありながら、まるで異次元をワイドで撮影したかのような錯覚を覚える空間が広がっています。小本さん曰く「好きな写真はシンプルな構図。エロティックでちょっとドキッとするもの。撮影するときは被写体と向き合って、どこが一番美しいかを観察しながらシャッターを切っています。写真はその人の心の奥底を映し出すと考えているので、これからも感じたままの世界を撮れたらいいですね。」とのこと。

 

春濁りのやさしい色に囲まれたり、ホンダワラや利尻昆布の林に迷い込んだり。季節を通して生ものの変化を楽しみたい。人魚の財布(ナヌカザメの卵)の縁についているフジツボや、岩陰から脚を伸ばしているクモヒトデに最近興味があります(笑)」という小本さん。美しくも妖艶な独自の世界感はますます広がりを見せてくれそうです。

 

「先っぽ」

小本めかさん

今回、こちらに掲載していただくきっかけとなった一枚。トックリガンガゼモドキの先端。(Canon EOS Kiss X4 ss1/40 f2.8 ISO200  柏島)

 

「漆黒」

小本めかさん

砂地に住んでいるオレンジ色のカワリイソギンチャク。一転して深い闇から声が聞こえる形相にも変わります。(Canon EOS Kiss X4 ss1/250 f7.1 ISO200  IOP)

 

「予兆」

小本めかさん

ウニの殻を赤いフィルターでライトアップすると、天変地異の前触れになります。(Canon EOS Kiss X4 ss1/200 f8.0 ISO200  串本)

 

「規則性」

小本めかさん

ブンブクの死骸(殻)に光を吹き込むと、異次元への誘導灯に見えませんか?(Canon EOS Kiss X4 ss1/250 f2.8 ISO200  富戸)

 

「迷い道」

小本めかさん

ホシダカラの美しい輝きとフォルムに魅せられて、進むべき道を間違えてしまうのです。(Canon EOS Kiss X4 ss1/60  f5.0 ISO200  串本)

 

「訪れる客」

小本めかさん

「お兄さん、寄ってらっしゃい」と長い触手を靡かせ囁く妖艶なピンクのスナイソギンチャク。魔性という毒を持っています。(Canon EOS Kiss X4 ss1/60  f4.0 ISO200  富戸)

 

「涼風」

小本めかさん

琉球ガラスのようなホヤ。氷を入れたグラスに泡盛を注ぎ、シークワーサーをギュッと絞って、夏を楽しみたいですね。(Canon EOS Kiss X4 ss1/20  f2.8 ISO200  柏島)

 

「初冬」

小本めかさん

サカサクラゲの口腕のまわりにピントを合わせたら、ふかふかの霜が降りた朝の風景になりました。(Canon EOS Kiss X4 ss1/100 f2.8 ISO200  宮古島)

 

「贈り物」

小本めかさん

ミヤコウミウシの触角を真上から覗くと、まるで真珠が台座に乗っているみたいです。(Canon EOS Kiss X4 ss1/60  f2.8 ISO200  串本)

 

「使者」

小本めかさん

桃源郷から衣を纏って舞い降りてきたスケロクウミタケハゼ。トサカに溶け込んで幻想的です。(Canon EOS Kiss X4 ss1/30  f2.8 ISO200  柏島)

プロフィール

小本めか

小本めか

1962年2月生まれ

1998年5月Cカード取得

第22回串本海中フォトコンテスト銅賞

Facebook 公開グループ 水中メルヘン写真普及協会で「めかメル」をカテゴライズ中

 

特集一覧

DiveSearch ショップ・スポット・ツアー会社の検索はこちら!

ダイビングについての情報記事一覧はこちらから!

ダイブネットTwitter ダイブネットTwitter

楽天ad