東京海洋大のダイビングサークル「ABYSS」が体験ダイビングを実施

ダイブネットニュース

2012年4月29日

水中写真/大滝千尋(生物)、今井東眸(人物)

陸の写真・文章/茂木みかほ(ダイブネット)

協力/琴ケ浜ダイビングセンター(HP)、ABYSS(HP)

新入生の体験ダイビングに密着

去る4月21、22日と、東京海洋大学のダイビングサークル「ABYSS」が、新入生勧誘・体験ダイビングを実施しました。今回21日(土)に取材をしてきましたので、その様子をお伝えします。

ABYSSでは、毎年4月に新入生を対象とした、体験ダイビングを実施しています。水中ガイドは、資格をもっているサークルメンバー自身が務め、運営はすべて学生主導で行われます。

体験ダイビングは、本来ダイビングをするのに必要となる認定証(Cカード)を持っていなくても、手軽に水中の世界を楽しめるものです。本格的に始める前に、とりあえず一度試してみたいと考えている人にオススメです。

 

「ABYSS」とは?

ABYSSは、東京海洋大学の学生を中心に活動しているダイビングサークル。

スキューバダイビングを通じて、海を全身で感じることの素晴らしさを伝えるため、2004年に設立されました。主な活動場所は、真鶴(神奈川県)・伊豆半島。現在のメンバーは約80人。男女比はほぼ1:1です。

スキューバダイビングのみならず、イルカウォッチングをはじめとしたスキンダイビング(素潜り)も積極的に行っています。

また、サークルメンバーの海外研修先は実に多彩。サイパン、パラオ、フィリピン、タイ、インドネシア、エジプトなど…さすが、といった感じです。

ライセンス取得は個人の自由ですが、ステップアップを目指す学生は、1年生の6月にOW(オープンウォーターダイバー)、10月にAOW(アドバンスドオープンウォーターダイバー)、12月にレスキューダイバー、そして春休みに海外でDM(ダイブマスター)の資格を取得する流れが多いです。そのため2年生の時点でDMの人がいます。またAOWまでは取る人が多くなっています。

 

A・B・Y・S・S

サークル名、A・B・Y・S・Sの人文字!(写真提供:ABYSS)

海洋大の体験ダイビングは、こんな感じ

さて、実際に体験ダイビングはどのように進められているのか、説明していきましょう。

体験ダイビングは、体験ダイバー1名につき、主に2年生のダイブマスターが1名ついて行われます。それに水中で監視するインストラクターと、水面で見守る素潜り隊がつきます。

3年生以上は有志で手伝う形となり、あくまでも主導は2年生。ここで先輩は後輩の育成も行うわけです。

進め方としては、基本ダイブマスターが体験ダイバーを一人ずつ海に連れていきます。一人終わったら、また次の体験ダイバー、と順々に実施していくため、無理がなく、体験ダイバーにとっても安心です。潜水時間はおよそ20分。個々のレベルに合わせて行われます。

以下では、体験ダイビングの様子を紹介します。

 

琴ヶ浜ダイブセンター

琴ヶ浜ダイブセンターを拠点とし、ここで器材のセッティングを済ませてから、海へ向かう

海に集合

体験ダイバーと、先輩のダイブマスターやインストラクターが続々と海に降りてくる

マスククリア

潜る前に、マスクの曇り止めの方法を説明する先輩(左)と、意外な方法に驚く体験ダイバー(右)

マスククリア

器材を背負い、マスクが曇らないように自分のつばを吹きかけてと…

マスクのストラップをチェック

エントリー前に、マスクのストラップがしっかりかかっているか、先輩がチェック

いざ、ダイビングへ

いざ、ダイビングへ。と、その時、右の女子が体験ダイバーに「ちょっとー、背中のジッパー開いてるよー」。しっかり閉めてから潜ります

エントリー

少し波があるけど、先輩がしっかりフォローするので大丈夫。体験ダイバーはここでタンクを背負い、いよいよ潜行開始です!

いよいよ、水中へGO!

当日の海況は、天気:くもり、水温:14℃、透明度:3m~5m。

海は春にごりの時期なので、透明度はあまり良くなく、水温もまだ少し低いです。

 

体験ダイバー

後ろの先輩ダイバーにアシストされながら、水中を進む体験ダイバー。少し透明度が悪く、初めての海にしてはハードぎみ…

女の子チーム

こちらは女の子チーム。ドキドキだけど、楽しい!

体験ダイバー

こちらも順調で~す

体験ダイバー

水中を飛んでいるようで、気持ちいいー

海から上がってきました

ダイビングを終えて、ビーチに戻る一行。足下が不安定なため、最後まで先輩ガイドがしっかりフォロー

ダイビング終了後

終わったあとは、みんないい笑顔

こんな生きものが見られました〜

初の体験ダイビングで、ダンゴウオやカエルアンコウを見た子が続出。ガイドした先輩はさすがです。最初からあんなにかわいい生きものを見てしまったら、ダイビングにはまってしまうこと間違いなし。他にもウミウシやエビの仲間など、小物系が多く見られたようでした。

 

ダンゴウオ

ダイバーに人気のダンゴウオ。体験ダイビングでこれを見られちゃうのはかなりラッキー

オトヒメエビ

赤と白の縞模様がきれいなオトヒメエビ。大型魚のクリーニングをする姿もよく見られる

カエルアンコウ

やはりダイバーに絶大な人気のカエルアンコウ。いろんな色がいて、被写体としても人気

ウツボ

岩陰に、海のギャング、ウツボが隠れていた。口を開けて威嚇している

ネンブツダイ

ネンブツダイの群れにも遭遇。きれい~

体験ダイバーに突撃インタビュー!ずばり「体験ダイビングはどうでしたか?」

 

何人かの体験ダイバーに、本日潜った感想を聞いてみました。全体的には、潜るのは今回が初めてという子が多かったですが、中には以前体験ダイビングをしたことがある子もいました。初めての体験は何でもドキドキするものですが、みんな楽しめたようです。

 

【海洋大1年・ヨシハルくん】

「海中に柱があって、その中に魚が隠れていて面白かった。透明度は良くなかったけど、楽しめました」

 

【海洋大1年・ナオキくん】

「アオウミウシがきれいで可愛かった。以前にも体験ダイビングをしたことがあり、ダイビングは好きなので今回も楽しかったです」

 

【海洋大1年・ヒロユキくん】

「海に入ること自体が初めてで、呼吸が少し早くなってしまった。でも潜ることは好きなので、怖さはなく、もっとやってみたいと思いました」

 

【海洋大1年・カナさん】

「ダンゴウオとカエルアンコウが見られて、嬉しかったです。最初は、呼吸がスーハースーハーしてしまったけど、段々慣れてきて楽しくなりました」

 

【海洋大1年・アミさん】

「エビとカシパンが見られてよかったです。耳抜きがちょっとしにくかったのですが、何度かツバを飲んだら解消しました。ダイビングは楽しかったです」

 

【日本大2年・ミオさん】

「今日は、このサークルの友達に誘われて参加しました。ダイビングは初めてでしたが、ウツボが見られたりして、とても楽しかったです」

 

意外にも、海に入ること自体が初めてという子もいてびっくりでしたが、みんな楽しめたようでよかったです。実は、体験ダイビングに参加した子のほぼ全員が、本サークルの会員になるというから素晴らしいです。

 

スーツはウエット。器材は先輩からレンタル

ところで、体験ダイビングの装備はというと…。5mmのウエットスーツ+フードベスト。寒くないのかと思いきや、参加者はみな、問題なく潜れていました。若いって、スゴイ!

体験ダイバーの器材に関しては、全て先輩(大学内2~4年生)の器材を借りています。事前にサークルメンバーの中で「器材係」というのを決めていて、その担当者が体験ダイバーの身長、体重、靴のサイズを確認、そして各先輩の器材データを基に、合いそうな器材を割り振りしていきます。器材が膨大な量になるため、この作業がなかなか大変。前日には、体験ダイバーごとに使う器材を袋にまとめて、準備をしておきます。

 

次項は「アフターダイブはBBQ!」です

 

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