高知県竜串にて、オニヒトデ駆除モニターツアーが開催されました

ダイブネットニュース

2018年12月9日

72匹のオニヒトデを駆除

参加者一同

今回のモニターツアー参加者一同

 

四国西南端に位置する海中の楽園・高知県『竜串』をご存知でしょうか? 国立公園であるこの場所が、いまオニヒトデによって脅かされています。2018年10月19日、竜串ダイビングセンターを拠点とし、地元のオニヒトデバスターズとともに潜るモニターツアーが開催されました。

 

オニヒトデを駆除するダイバー

オニヒトデを駆除するダイバー

 

参加者一同

はじまりの挨拶をする竜串観光振興会・國澤会長(中央奥)と参加者一同

 

高知県内外から総勢8名の参加者が集まり、地元ダイバーが行うオニヒトデ駆除の様子を目の当たりにしました。
1ダイブ目は、竜串湾のコアなポイントの一つ「オオバエ」に、休憩をはさみ、2本目は、オニヒトデ食害の最前線「ロウコウ」に潜りました。「ロウコウ」は、3日前に駆除を行ったばかりの場所で、まだまだオニヒトデが見つかることに、参加者一同驚きを隠せませんでした。

 

3隻の船にチームごとに乗り込み、ポイントへ向かう

3隻の船にチームごとに乗り込み、ポイントへ向かう

 

いよいよ、潜降開始

いよいよ、潜降開始

 

一見、美しいテーブルサンゴが広がっているように見えますが、よく見ると、ところどころに白色の箇所が……。オニヒトデに食べられた跡です。周辺を探してみると、オニヒトデの姿を発見、ということも珍しくありません。その大きさもさまざま。大きな個体はサンゴの隙間にしっかり挟まっているので非常に取りにくく、最近では、見逃しがちな小さな個体が増えてきていることも問題です。駆除しようとして、オニヒトデの体がちぎれてしまうことがありますが、しっかり取り除かないと、体の一部から再生する可能性があるので、注意しなければなりません。

 

眼前に広がる美しいテーブルサンゴの風景

眼前に広がる美しいテーブルサンゴの風景

 

よく見ると、白くなっている箇所が……

よく見ると、白くなっている箇所が……

 

熟練したバスターズメンバーは、次々とオニヒトデを発見しては、専用の道具で取って、網に入れていきます。
参加者も徐々にオニヒトデがいそうな場所がわかってきて、地元バスターズに「ここ、ここ!」と伝えては、一緒になって駆除に精を出していました。
最終的に、1本目「オオバエ」で18匹、2本目「ロウコウ」で54匹、計72匹のオニヒトデが駆除されました。

 

 

サンゴの陰に潜むオニヒトデ

サンゴの陰に潜むオニヒトデ

 

【当日の流れ】
●オニヒトデ駆除ダイビング1本目
~お昼休憩~
●オニヒトデ駆除ダイビング2本目
●意見交換会
●アフター懇親会

 

海のギャラリーにて、お昼休憩

海のギャラリーにて、お昼休憩。素敵な建物の庭でまったり

 

見事なカツオを提供してくださった『鮮魚  一八』の山下さん(左)と、たたき体験をお手伝いいただいた「みやむらストアー」の宮村さん(右)

見事なカツオを提供してくださった『鮮魚 一八』の山下さん(左)と、たたき体験をお手伝いいただいた「みやむらストアー」の宮村さん(右)

 

4kg!のカツオを藁焼きに

4kg!のカツオを藁焼きに。これぞ、本物のカツオのたたき

 

藁焼きにしたカツオを塩たたきでいただく。絶品!

藁焼きにしたカツオを塩たたきでいただく。絶品!

 

【モニターツアー実施の背景】
オニヒトデ食害の深刻な被害が増えてきているにも関わらず、少子高齢化や地域経済の低下による保全、観光の担い手不足が課題となっている。
その課題解決につなげるために、地域にお金を落とす仕組みが必要と考え、オニヒトデ駆除のモニターツアーの商品化が提案された。

 

【モニターツアー実施の発端】
2018年4月、竜串クラスター協議会の会合後の懇親会にて。
「オニヒトデ食害の実態を体感してもらい、参加者に発信してもらえれば、今の状況がもっと社会に広がるのではないか?それで人が来れば、新たな体験メニューになりうるかもしれない。これをぜひやりたい。」という地域の方の一言から始まった今回の企画。
構想から半年。ついに、モニターツアーが実現しました。

 

いつまでも残したい美しいサンゴ礁

いつまでも残したい美しいサンゴ礁

 

【オニヒトデ食害増加の現状】
竜串湾でのオニヒトデ駆除数は、2015年度に945個体、2016年度に1584個体、2017年度に3030個体となっており、徐々に被害が大きくなってきています。

 

駆除後は、大きさを計測して処分する

駆除後は、大きさを計測して処分する

 

【意見交換会にて】
意見交換会のテーマは「今後の商品化に向けて」。今後も何度かモニターツアーを実施した後に、本格的に商品化を目指したい、といった方向性でまとまり、次につながる意見交換となりました。

<参加者からの意見。一部をご紹介>
・魚や海の景色を楽しみに潜る者からすると、通常ダイブと同じ料金だと割高感がある。 オプションとしてのオニヒトデ駆除体験がよいかも。
・このツアーならではのオプションがあるともっといい(オリジナルグッズ等)。
・(今回、参加者は駆除作業は直接できない前提だったため)参加する以上、駆除はしたい。

 

海のギャラリーにて、意見交換会、懇親会が実施された

海のギャラリーにて、意見交換会、懇親会が実施された

 

モニターツアー終了後は、「日本におけるモダンムーブメントの建築100選」に選ばれた『海のギャラリー』の庭にて、アフター懇親会が開催。地元の人でもめったにお目にかかれないという4kg大のカツオの藁焼き&さばき体験が実施されました。こちらがメインイベントではないかと思うくらいの内容の充実ぶり。参加者一同、豪華な魚介とお酒を堪能しながら、交流を深めました。

今後、またモニターツアー開催の際は、本サイトでも告知予定です。
素晴らしいサンゴの海を見守ってくれるダイバーが一人でも増えてくれることを祈っています。高知には、名物料理もたくさんあります。みなさんも、ぜひ一度竜串を訪れてみてくださいね。

 

最後に、竜串の見どころをいくつかご紹介します。

 

足摺海洋館

足摺海洋館
高知県土佐清水市三崎字今芝4032
TEL.0880-85-0635

 

足摺海底館

足摺海底館
高知県土佐清水市三崎4124‐1
TEL.0880-85-0201

 

海のギャラリー

海のギャラリー
高知県土佐清水市竜串23-8
TEL.0880-85-0137
国の登録有形文化財に指定されました♪

 

◆◇今回のイベント詳細◆◇こちらから。

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