
神子元島は、南伊豆弓ヶ浜の沖合8kmに浮かぶ、灯台があるだけの小さな無人島だ。
潮の影響を直に受ける外洋にあるため、その魚影の濃さはもちろん名漁場として実績を誇る。
神子元島名物と言えば、何と言ってもハンマーヘッドシャーク。
単独のものから何十匹という群れまで、その姿をたっぷり堪能できる。
その他、ブリ、カンパチ、ヒラマサなどの大型の回遊魚や、アカエイ、トビエイなどのエイの仲間やサメ類、モロコ(クエ)、アオブダイなどの根付きの大型魚、そしてアカウミガメなど、大物と呼ばれるものはすべて揃っている。
またチョウチョウウオやモンガラカワハギなどの季節来遊魚も数多く訪れるなど、生き物の種類は非常に多い。
ポイントは島の全周に渡り点在しており、基本的に流れに乗ったドリフト・ダイブとなる。
車で行く場合は、真鶴道路から熱海ビーチライン、国道135号線を走り下田を抜ける。
船は弓ヶ浜のほか下田、小稲港からも出港している。
電車で行く場合は、踊り子号や伊豆急行にて伊豆急下田駅へ。
駅からはサービスの送迎またはタクシーで。
ハンマーヘッドが現れるのは、黒潮が入り始め、魚も増え水温も24~25℃まで上がる夏から秋頃まで。 透明度も優に20mを越すなど、 気持ちよいドリフトダイビングが堪能できる季節となる。
また、水温20℃を切る春先、晩秋には、トビエを中心とした各種エイ、底滞性のサメが数多く出現する。
年間を通じてみられる各種回遊魚、 特にブリ壁、シマアジ、1mオーバーのカンパルの群れは圧巻だ!
神子元島の定番ポイント。
いくつかのとび根があり、南北に伸びる大きなカド根は水深20~45mまで落ちるドロップオフとなっている。
基本的なダイビングスタイルは、このカド根で回遊魚などを待って、中層を泳ぎながら浮上する。
対象:中級者~
最大水深:30m
エントリー手段:ボート
島の南側に位置するポイント。
ハンマーヘッドやメジロザメとの遭遇率が最も高い。
下り潮、上げ潮の両方の影響を受けるうえ、南北に根が連なるため潮が微妙に変化し、そのため魚影も濃い。
ワラサ、カンパチの群れなどの回遊魚も数多く見られる。
中層を流しながらのドリフトダイビングとなる。
対象:中級者~
最大水深:28m
エントリー手段:ボート
島の南西に位置する。
神子元島のポイントの中で、最もダイナミックな水中景観をしており、次々と現れる大小様々な形の根を見ているだけでも楽しい。
もちろん、地形だけでなく、カメ根同様に魚影も濃い。
ワラサ、カンパチの群れなどの回遊魚の他に、ハンマーヘッド、メジロザメなども現れる。
対象:中級者~
最大水深:30m
エントリー手段:ボート
カメ根、青根とは対照的に、砂地とゴロタが混じる比較的平坦なポイント。
砂地ではカスザメや大型のヒラメ、ヒラタエイやアカエイなどが見られる。 そして実は知る人ぞ知る「ワラサの群れの遭遇率No.1」のポイントでもある。
地形の雰囲気からは優しい感じを受けるが、流れる時にはかなり速い潮が入る。
対象:中級者~
最大水深:30m
エントリー手段:ボート
島を挟んで、カメ根の反対側に位置する。
水深20~28mまでは比較的に平坦な地形が続いているが、それ以後はリアス式海岸のように複雑に入り組み、水深40mまで垂直に落ち込むドロップオフとなっている。
透明度はいいときは海底の白い砂地が見えるため、一層の浮遊感が味わえる。
対象:中級者~
最大水深:30m
エントリー手段:ボート
東西に平行に延びた根があるポイント。
根の西側には人が通り抜けることのできるケーブがあり、その中にドチザメの群れ、ヒラスズキの群れが溜まっていることもある。
ソフトコーラルがカラフルに付いている根の周りを見ていると、いろいろなマクロが発見できる。
比較的潮の影響を受けないポイントだ。
対象:中級者~
最大水深:30m
エントリー手段:ボート