
西伊豆の真中あたりに位置し、都心から3時間半ほどで到着できる近さながら、今も素朴な漁村のほのぼのとした雰囲気が残る田子は、古くからカツオ漁の町として栄えていたエリアだ。
ポイントは黒潮のぶつかる豪快な外海と穏やかな内海に分かれ、内海は台風が直撃しない限りは年間を通して潜水が可能。
一方の外海は、時に流れが出るスポットがあるものの、ドロップオフ、回遊魚、洞窟などでダイナミックなダイビングが楽しめる。
また田子港内には伊豆では珍しいエダサンゴの群生があり、こちらも見ものだ。
ダイビングはほぼ100%ボートダイブ。
とはいえ、遠いスポットでも港から10分位程度とほど近いので、船酔いの心配はまずないと言っていいだろう。基本的に1本ごとに港に戻ってくるスタイルとなる。
車で行く場合は、東名沼津ICから修善寺道路、西伊豆バイパスを経て国道136号線を南下し田子港近く。
電車で行く場合は、伊豆箱根鉄道修善寺駅で下車し、田子までは東海バスを利用するか、伊豆急行蓮台寺駅で下車し、Dサービスに送迎を依頼する。
初夏になるとトビエイが乱舞し、盛夏にはカンパチ、ヒラマサ、イナダなどの回遊魚にカツオ、シイラの群れなども現れる。
また、チョウチョウウオなど季節来遊魚も数多く訪れ、根やソフトコーラルに住み着くようになる。
初春にはワラサが渦を巻き、5月くらいからはアオリイカの産卵も見られ、6月前後にはマンボウの目撃例も何度かある。
ちなみに弁天島ではボートでのナイトダイビングが毎日可能となっている。
田子が誇るビッグポイント。
垂直に切り立った隠れ根と、その横にあるテーブル上の大きな根からなる地形がダイナミックだ。
根の周囲には大型のマダイの群れがいたり、さらに深場に行けばカラフルなソフトコーラルにサクラダイの大群、ナンヨウキサンゴの群生も見られる。
対象:中級者~
最大水深:35m
エントリー手段:ボート
南北に伸びるいくつもの隠れ根で構成された、広大で複雑な地形をもつポイント。
大ぶりのウミウチワなどのソフトコーラルにはネンブツダイやサクラダイなどが群れている。
さらに大型の回遊魚などが見られることも多い。
ときに流れが強いことがある。
対象:中級者~
最大水深:30m
エントリー手段:ボート
ダイナミックな地形と魚影の濃さで人気の外海のポイント。
根の北東側では様々な魚たちの群れや大型の回遊魚が見られ、反対の南側にはクレバスが多く点在し、その間にはイセエビ、ハタンポなどがよく見られる。
その他ハマフエフキ、テングダイ、ドチザメなどの定番魚も見ものだ。
対象:初級者~
最大水深:30m
エントリー手段:ボート
03年7月に3年ぶりにオープンしたまだまだ元気なポイント。
根の周りには、田子の海でも屈指のカラフルさを誇るソフトコーラルがびっしりと群生している。
根には割れ目が多く、マツカサウオ、ハタンポの群れやイシダイ、メジナ、クエなどの大型の根魚も見ることができる。
またイザリウオの発見率も高い。
対象:初級者~
最大水深:25m
エントリー手段:ボート
砂地、岩場と、海底の環境に応じたさまざまな生物をウォッチングできるポイント。
根付きの魚も多く、マダイ、イシダイなどの大型の魚は、ダイバーにもよく馴れている。
季節来遊魚も数多く見られ、ネジリンボウやイザリウオなどの人気者もいる。
また、サカタザメ、シビレエイなどの底生の生物も見ものだ。
対象:初級者~
最大水深:30m
エントリー手段:ボート
アーチやケーブなど、地形が楽しいポイント。
ケーブ内ではハタンポの大群、イセエビ、イタチウオなどが多く、とても見応えがある。
最大水深が10mほどと非常に浅いので、ビギナーでも何の心配もなく安心して潜れる。
移動時間はボートで10分ほど。
対象:初級者~
最大水深:10m
エントリー手段:ボート
初心者から上級者まで大満足のポイント。
湾内にあるためコンディションが安定しており、流れもほとんどない。
エントリーブイも4箇所設置されていて、コース取り次第で、色々な楽しみ方ができる。
目玉は南の島のようなエダサンゴの群生。
水深も5~14mと浅めで、エダサンゴは大きい所では20m四方に渡る。
もちろん季節来遊魚の格好の住処となっていて、さまざまなチョウチョウウオの幼魚が泳ぐ様はとってもトロピカル。
ここは6月頃にはアオリイカの天然の産卵床になる。
根の周囲は砂地になっているが、ずるずると落ち込んでいき意外に深い。
アカエイやウシエイなどのエイも豊富で、初夏にはトビエイも乱舞する大物スポットでもある。
初心者でも潜れるが、くれぐれもサンゴを壊さないよう、中性浮力をきっちりと確保しよう。
対象:初級者~
最大水深:30m
エントリー手段:ボート