
粟国島は、沖縄本島の北西約60Kmに位置する小さな島で、昔はアワが主要作物だったので粟国の名前がある。
また、島にはソテツが多く生えていることから、親しみを込めてソテツ島とも呼ばれている。
今でも島内には珊瑚石垣と赤瓦屋根の家並みが見られ、集落の周りにはざわわざわわと風にそよぐサトウキビ畑が広がっている。
まさに沖縄の原風景が残る島と言えるかもしれない。
最近ではオキナワ映画「ナビィの恋」のロケ地として話題にもなった。
粟国島は「知る人ぞ知る」というダイビングスポットだったが、今では島内にもダイビングサービスができて、気軽に潜れるようになっている。
ダイビングポイントはボート。
ポイントによってはドリフトで潜ることもあるが、初級者から楽しめるポイントも多い。
魚影の濃さは沖縄随一とも言われ、ギンガメアジの大群やマンタ、ジンベイザメが出ることもあるなど、そのポテンシャルは非常に高い。
わざわざ沖縄本島から2時間もかけて潜りに来るダイビングサービスもあるほどだ。

那覇泊港から粟国島・粟国港まで、船で約2時間30分。
那覇空港からの飛行機便もあり、粟国空港まで約25分。
小型機だが、1日5往復ほど就航している。
北風が弱まる早春からダイビングシーズンが始まり、夏にかけては比較的潜りやすいシーズンになる。
初夏から夏の水温は23~27℃ほど。
6月の梅雨明け頃はカーチバイと呼ばれる強い南風が吹くが、夏本番になれば嘘のようにベタ凪の海況になる。
魚影が一気に濃くなり、フデン崎のギンガメアジも好調。
9、10月頃になっても水温は高く、魚影が濃い状態が続く。
しかも、透明度がどんどん良くなり、50mオーバーなんて日もあるほどだ。
冬は島の北側のポイントが風の影響を受けるが、島の南ではダイビングが可能。
しかもマンタにハンマーヘッド、さらにクジラも回遊してくるので、 敢えてこの時期を選んでみてもおもしろいかもしれない。
人気・実力ともに抜群。粟国島を代表するポイントがここ。
島の南西端・筆ん崎の沖の海中に並ぶ3本の根をドリフトで潜る。
初夏から夏にかけてギンガメアジの大群が現れ、その量たるや視界を全て遮るほど。また、カスミチョウチョウウオやハナゴイの群れも圧巻で、イソマグロなどの大型回遊魚までも楽しめる。対象:中級者~
最大水深:20m
移動手段:ボート
海中は砂地とサンゴ礁が組み合わさった環境。
抜群の透明度と、砂紋が刻まれた純白の砂地のおかげで、海中はとても明るく、心からの開放感を味わわせてくれる。
サンゴの上ではチョウチョウウオやスズメダイ、ベラの仲間、ウメイロモドキなどの華やかな魚たちが泳ぎ、岩の下を探すと幼魚も見つかるだろう。
対象:初級者~
最大水深:30m
移動手段:ボート
沖に向けて伸びるサンゴ礁の根とその間のクレバスが、入り組んだ迷路のような地形をつくり出している。
根の上にはサンゴ群生がよく発達し、ハナゴイやナンヨウブダイなどの魚や、時にはイソマグロやナポレオン、ウミガメまで登場する。
暗がりにはハタンポの群れやイセエビが隠れているので、探してみよう。
対象:初級者~
最大水深:25m
移動手段:ボート
島の南沖にあるポイントで、サンゴ礁の根と水路が変化に富んだ地形をつくる。
アーチやクレバスもあるので地形派ダイバーにお薦め。
サンゴの群生も見事で、魚が多い。水路の底はゴロタで、クビアカハゼなどのハゼ類が多い。
大きな岩の間ではソリハシコモンエビが魚をクリーニングする様子が見られるかも。
対象:初級者~
最大水深:25m
移動手段:ボート
島の西側にあるポイント。水深10mから40mまで落ちるダイナミックなドロップオフがあり、潮の当たりがよいと、イソマグロ、ロウニンアジ、カスミアジが押し寄せてくる。大物が出なくても魚影が濃く、壁の周りにカスミチョウチョウウオ、キンギョハナダイなどが舞い泳いでいる様子に感激できるはずだ。
対象:中級者~
最大水深:40m
移動手段:ボート
島の北側にあるポイント。
潮通しがよく、フデン崎に匹敵するほどの魚影の濃さと大物遭遇率を誇る。
テングハギモドキの群れが舞い、カスミアジやロウニンアジなどが大きな群れで行き来し、イソマグロもよく回遊してくる。
また、運が良ければポイントへの移動中にゴンドウクジラの群れを目撃することもある
対象:初級者~
最大水深:21m
移動手段:ビーチ