
黒島は、石垣島と西表島の間に位置する小さくて平な島。
島内には肉牛の放牧地が広がり、人に会うより牛に会う方が多い。
それもそのはず、この島には人口の10倍もの牛が暮らしているとか。
観光施設など何もない島には、古き良き沖縄の素朴な雰囲気が漂っている。
そんな島の風情が最も味わえるのは、赤瓦と珊瑚石垣の家並みが残っている東筋(あがりすじ)集落だ。
この集落の通りは日本の道百選にも選ばれている。
この島にとことん惚れ込んで毎年のように通う、根強いリピーターが多い島でもある。
黒島のダイビングポイントは、豪快な地形のポイントや、白砂とサンゴのポイントなど、意外に多彩だ。
黒島の周辺から西隣の新城島の周辺までと、ポイントの数も多い。
この海で潜るには島内に数軒あるダイビングサービスを利用するのが便利だが、わざわざ石垣島から遠征してくるサービスもある。
石垣島の離島桟橋から黒島まで、2社合わせて1日10便ほど高速船が就航している。
所要時間は約30分。
黒島も、石垣島と西表島の間に広がるリーフに囲まれている。
かつて、オニヒトデの被害にあったこともあるが、島の周りにはまだまだ美しいサンゴ群生が見られる。
白砂にパッチリーフがあるポイントなどは、特に夏場がお薦め。
初夏から夏にかけては島に産卵に訪れるウミガメなども多いので、海中で出会える可能性も高い。
リーフに囲まれているおかげで、冬場の北風にも比較的強いのがうれしい。
石垣島などと比べると現地の受け入れキャパに限りがあるので、少しピークを外した時期にロングステイでゆっくり潜りたい海、のんびり過ごしたい島だろう。
黒島の東の沖にあり、その名の通り水深20mから40mまで落ち込む豪快なドロップオフがあるポイント。
時に強く潮が流れることがあるが、イソマグロやマダラトビエイなどが現れ、ハンマーヘッドも数回確認されている大物ポイントなのだ。
また、ハナゴンベやヒオドシベラの幼魚、エビカニ類なども見られる。
対象:中級者~
最大水深:45m
移動手段:ボート
真っ白な砂地にいくつもパッチリーフがあり、夏ともなればほとんどの根にはスカシテンジクダイが群れている。
小魚を狙うハダカハオコゼやオニダルマオコゼなども多い。
また、根の1つにはハナヒゲウツボが数個体生息しているから、フォト派やウォッチング派は満足できる。
砂地ではテンス類がよく見られる。
対象:初級者~
最大水深:8m
移動手段:ボート
島の西に位置し、V字に切れ込んだクレバスや、豪快なドロップオフがある豪快地形ポイント。
と言っても魚影も濃く、アカヒメジやノコギリダイ、カスミチョウチョウウオなどが群れ、モンツキカエルウオやハナゴンベ、アケボノハゼなどのマクロ系、レア種も見られる。
冬場はマンタも高確率で現れるという。
対象:初級者~
最大水深:40m
移動手段:ボート