
沖縄本島の東方約390kmに位置する大東諸島。
その南側にあるのが南大東島だ。周囲は約20kmで、丸みを帯びた四角形をしている。
環礁が隆起してできた島なので、島の周囲で土地が高く、中央がくぼんでいて、沖縄のほかの島と違って自然の池が多いことも特徴だ。
この島はもともとは無人島で、約100年前に開拓団が入植して現在に至っている。
島の雰囲気が今ひとつ沖縄ぽくないのは、島を開拓したのが八丈島出身の人たちだからだろう。
南大東島には、わずかだが現地ダイビングサービスがある。
ダイビングポイントは島の周囲にあり、ボートダイビングになる。
海に出るときには、周囲が断崖絶壁なので、クレーンでボートを海に吊りおろすから驚きだ。
しかも、どのポイントも基本的に潮が速く、地形はダイナミック。
中級者以上の、しっかりしたスキルを身につけたダイバー限定となる。
それだけに得られる興奮と感動は大きい。
秘境好きダイバーならぜひ訪れてみるべきだろう。
那覇空港から飛行機便を利用する。
新南大東空港まで飛行時間は約1時間15分。
1日に2~3便就航している。
船は週約1便の運航になり、南大東島までは13時間以上かかる。
周りを外洋に囲まれた島なので、ダイビングは海況にかなり左右される。
特に12~3月は北風の影響を受けて潜りにくい日が続く。
ベストシーズンは7月から10月頃にかけて。
ただし、台風の動向には注意しよう。
年間を通してカンパチやロウニンアジなどに出会う確率は高いが、 やはり夏場が好条件。
時にはユウゼンが現れることもある。
海底にはいくつもの根が連なり、起伏に富んだ地形になっている。
えぐられたような根のくぼみに、イシガキダイやコショウダイ、ハタなどの魚が居着いていて、驚くほど魚影が濃い。
潮の流れは強いが、その潮に乗って大型の回遊魚もよく回ってくる上に、時にはアオザメまでもが現れるから興奮度が高い。
対象:中級者~
最大水深:30m
移動手段:ボート
島の東側にあるポイントで、水深15mほどの海底に巨大な岩がゴロゴロ転がっている。
水深は浅めだが潮の流れが速く、もちろん中級者以上からのレベルになる。
その早い潮に乗って目の前に現れる、カンパチやロウニンアジ、ツムブリなどの大物回遊魚を堪能しよう。
運が良ければジンベイザメに出会えるかも。
対象:中級者~
最大水深:15m
移動手段:ボート
海底は複雑に入り組んだ地形。
ホール状の洞窟にL字型に曲がった洞窟、ライトがなくても明るい不思議な穴などがあり、穴好きには興奮度が高い。
また、水深5mから20mまで落ち込むドロップオフやオーバーハングの壁などもあるので、潜っている間中、ほどよい緊張感と興奮を楽しむことができるだろう。
対象:中級者~
最大水深:20m
移動手段:ボート