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宮古島

宮古島

沖縄・宮古島について

宮古島が含まれる宮古諸島は、沖縄本島から約300kmの南方にある。

宮古島が最も大きな島で、周囲は約131km。

その北に池間島、南に来間島、すぐ西側には伊良部島と下地島があり、東側には小さな大神島が浮かんでいる。

また、宮古島の北沖には広大なサンゴ礁・八重干瀬があり、旧暦3月の大潮の時にだけ水面上に顔を出すことで有名だ。

宮古島は、隆起サンゴ礁からできている平坦な島で、周囲は断崖絶壁。東平安名崎などの風光明媚な場所が多く、島の西部にある砂山ビーチのような白砂の浜辺もあって、多くの観光客を集めている。

また、冬でも暖かい気候を活かして、早春にこの島でキャンプを張るプロ野球球団やJリーグチームがあるほか、毎年開催されるトライアスロンも有名で、スポーツの島という一面も持っている。

宮古島は漁業が盛んな島。アフターダイブには、普段では味わえない亜熱帯の魚料理を求めて、街の料理屋などに繰り出しても楽しい。

ただし、泡盛を回し飲む「おとーり」の洗礼には注意しよう。

宮古島の海の特長は、大きく地形とサンゴの2つに分けられる。

宮古諸島全体が隆起サンゴ礁でできているため、伊良部島と下地島周辺を中心に、洞窟、ホール、アーチといったダイナミックな地形ポイントが多い。

これほどまでに洞窟が多いスポットは、同じ沖縄でも見当たらない。

その一方で、池間島や八重干瀬の一帯では、美しいサンゴ群生が広がるリーフや、サンゴの根が点在する真っ白い砂地といった、穏やかな表情のポイントが多い。

海中環境が多彩だから、魚や生物もマクロ系やレアものから大物まで、さまざまな種類を見ることができる。

宮古島でのダイビングはボートダイビングになる。

ダイビングスタイルはアンカリングが中心なので、潜降が苦手な人でも安心だ。

ただし、ポイントまでの移動時間が長めなので、船酔いなどの対策は考えておきたい。

ダイビングポイントは、数、バリエーションともに豊富だ。

洞窟ポイントは初級者から楽しめるポイントも多いが、最低限、中性浮力は取れないと難しい。

また、水中ライトは貸し出しに限りがあるので、各自持参したほうがよい。

宮古島

宮古島の行き方

各地から宮古島までは飛行機便を利用。

東京、大阪からは宮古空港まで直行便がある。

羽田~宮古間は約2時間40分。

大阪~宮古間は約2時間10分。

それ以外の都市からは那覇空港で乗り換える。

那覇~宮古間は約45分。

シーズナリティ

春は北風が治まる3月~4月がシーズン始め。

水温は21~24℃。

この頃は伊良部島北側の地形ポイントに潜ることが多い。

早春はコブシメの産卵が最盛期で、 魚たちの繁殖行動も始まる。

また、初夏にになればイソマグロやロウニンアジなどの回遊魚も数を増し、6月頃の大潮にはサンゴの産卵も観察できるだろう。

梅雨が明け本格的な夏になると、水温は27~28℃まで上昇する。

海況も安定するので、八重干瀬方面のポイントへ向かうことが多くなる。

サンゴと砂地系のポイントではスカシテンジクダイやキンメモドキの群れや、カラフルな魚たちの乱舞に心が躍るはずだ。

魚影の濃さは秋まで続く。

秋も10月を過ぎると、回遊魚に変わってマンタが宮古島を訪れるようになる。

北風が吹き始める11月頃からは、下地島南側の地形ポイントや宮古島南側のポイントなどを 利用するようになる。

宮古島を代表する洞窟ポイントに潜りたければ、シーズンを間違えないようにしたい。

冬場でも魚や生物はおもしろい。

マンタのシーズンは春まで続くし、低水温期は特にウミウシ類が見物だ。

また、移動中のボートからイルカの群れを目撃することもある。

人気のダイビングポイント

一の瀬ドロップ

水深3mから水深45mまで切れ落ちるドロップオフと、その沖にそびえ立つ巨大な隠れ根を潜る豪快なポイント。

地形だけでも楽しめるが、潮通しがよく、中層にはカスミチョウチョウウオが群れ、イソマグロなどの回遊魚も回ってくる。

人がすっぽり隠れるほど大きなオオイソバナが群生する様子も圧巻だ。

対象:初級者~

最大水深:18m

移動手段:ボート

通り池

宮古諸島を代表する洞窟ポイント。

下地島にある2つの淡水池に、海から洞窟を通って入り込める。

ここで味わえる冒険者気分は最高だ。

洞窟から池に出ると、淡水と海水が混じり合ってできるケモクラインと、水温差でできるサーモクラインが幻想的。

トンネル内部から見る水の青さもさまざまで、美しい。

対象:中級者~

最大水深:25m

移動手段:ボート

ミニグロット

水深15mの岩壁に開いた直径十数mの横穴に進入して、小さな池に浮上するというエキサイティングなポイント。

こんなポイントが初級者から楽しめる。

池に浮上する前に、水面越しに空と雲を見るのもおもしろい。

トンネル内から入り口や池の方向を見ると、射し込む光が生み出すブルーの色合いが美しい。

対象:初級者~

最大水深:18m

移動手段:ボート

魔王の宮殿

水深3mに開いた縦穴を20mまで潜行し、L字に曲がった洞窟を進む。

冒険映画のようなシチュエーションでとたどり着くホール、それが魔王の宮殿だ。

天井に開いた無数の穴から光が差し込んで、ホールの内部はブルーのグラデーション。

それは魔王どころか神々しい雰囲気で、フォト派にもお薦めできる。

対象:中級者~

最大水深:25m

移動手段:ボート

中の島チャネル

サンゴ礁のリーフに水路が迷路のように走るポイント。

オーバーハングした根や小アーチもあり、地形のおもしろさや陽光が作り出す陰影の美しさは、洞窟ポイントにも引けを取らない。

水深が浅く、海況も安定しているので初級者も楽しめる。

ロクセンスズメダイやイシヨウジ、アオギハゼなども見られる。

対象:初級者~

最大水深:20m

移動手段:ボート

ツインケーブ

海底は起伏に富んだ地形。

大きな根の下にはメインとなる2本の洞窟があり、続けて通り抜けることができる。

2本の洞窟はそれぞれに雰囲気が違っているから、その違いを楽しみながら潜ってみてもいい。

洞窟内にはハタンポやキンメモドキが群れている。

岩陰にはイセエビが隠れているから探してみよう。

対象:初級者~

最大水深:24m

移動手段:ボート

L字アーチ

変化に富んだ地形のポイントで、リーフにポッカリと開いた空間の上に、名前の通りL字のように曲がった巨大なアーチが架かっている。

アーチには大きな穴も開いていて、周りにはアカマツカサやヨスジフエダイが群れている。

アーチには、狭く暗いトンネル(ワープホール)を抜けてたどり着く方法もある。

対象:中級者~

最大水深:30m

移動手段:ボート

八重干瀬プロビデンス

八重干瀬エリアの代表的なポイント。

リーフの上には見事なサンゴの群生があり、その上をアカネハナゴイやキンギョハナダイ、デバスズメダイが群れる。

ウメイロモドキの群れもよく見られ、時にはナポレオンが現れたり、イソマグロが現れることもある。

壁にはイソバナやウミトサカも群生している。

対象:中級者~

最大水深:30m

移動手段:ボート

サンドガーデン

真っ白な砂地にサンゴの根が点在する。春にはコブシメが産卵に訪れる。

夏になると根を覆うようにスカシテンジクダイやキンメモドキが群れ、ツバメウオが見られることも多い。

周辺の砂地ではミナミホタテウミヘビなども見られるだろう。

水深が浅いので、初級者でも安心して潜ることができるだろう。

対象:初級者~

最大水深:16m

移動手段:ボート

ムイガー

宮古島の南側にあるポイント。

水深10~15mから水深30mまで落ちるドロップオフがある。

潮の当たりがよいので、イソマグロやロウニンアジなどの大型回遊魚や、秋にはマンタも現れる。

リーフ上はサンゴもきれいで、マクロ系も生物も多い。

中層に舞い泳ぐカスミチョウチョウウオやハナゴイも美しい。

対象:初級者~

最大水深:25m

移動手段:ボート

パナレ干瀬インナーリーフ

宮古島の南東にあるリーフのポイント。

枝サンゴやテーブルサンゴが群生するリーフと、真っ白い砂地が広がる海底環境で、サンゴに群れるスズメダイの仲間や砂地から顔を出すチンアナゴなどを見ることができる。

明るく開放的な雰囲気で、リラクゼーションに最適。

フォト派にはワイドレンズがお薦め。

対象:初級者~

最大水深:20m

移動手段:ボート

エンジェルケーブ

ポイント名にもなっているエンジェルケーブは、全長20mほどの迷路のような洞窟で、中部には広場が4カ所もある。

広場では天井に開いた穴から光が差し込んで、「エンジェル」の名に相応しい神秘的な雰囲気を醸し出している。

ツマジロオコゼやカエルウオの仲間などマクロ系の魚が多く、人気が高い。

対象:初級者~

最大水深:10m

移動手段:ボート

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