
渡名喜島は沖縄本島から西へ約50kmの位置にある。
三日月形をした周囲16kmほどの小さな島で、人口は約600人。
観光客用の施設などは何一つないが、フクギの並木と古い赤瓦の家並みが残る集落や、美しいビーチが訪れる人を優しく出迎えてくれるだろう。
渡名喜島では現地にダイビングサービスがわずかしかないので、事前の下調べが必要だ。タンク以外のダイビング機材を自前で用意でき、かつ旅慣れたダイバーにお薦めしたい。
また、入砂島のポイントは日曜日しか潜れないので、旅行を計画する際には日程にも注意しよう。
8月を除く4月~10月は、那覇泊港から久米島行きの高速船が渡名喜港に立ち寄るので、それを利用すると便利。
所要時間は約1時間10分。
それ以外の時期は、久米島行きのフェリーが渡名喜島を経由するので、それを利用する。所要時間は約2時間15分。
11月から3月までは北風の影響を受けやすいので、ベストシーズンは夏から秋にかけてなる。
訪れるダイバーも少ない海には、まったく荒れていないサンゴ群生が見られる。
海が荒れていないから魚も多く、大物回遊魚やウミガメなども見られるだろう。
ドロップオフなどの豪快な地形もあるので、秋口の透明度の良い時期もお薦めだ。
島の南端、グルクの崎の沖にあるポイント。
水深10mから50mまで落ち込む豪快なドロップオフがあり、その周辺に魚が多い。
浅場にはアカネハナゴイやキンギョハナダイ、中層にはカスミチョウチョウウオが群れる。
リーフエッジは潮当たりも良く、イソマグロやカスミアジなどの回遊魚も回って来る。
対象:中級者~
最大水深:30m
移動手段:ボート
ポイント名になった水路と「イエノヤー」と呼ばれる根の周辺を潜る。
根は広さが畳6畳分ほど、高さ10mほど。
根の上にはキホシスズメダイが群れ、アカククリやコブシメが現れる。
また、時には棚にウミガメがいたり、根本でネムリブカが寝ていることもある。
水路に群生するソフトコーラルも見事だ。
対象:初級者~
最大水深:18m
移動手段:ボート
島の西にある入砂島のポイント。
米軍の射爆場になっているので、潜れるのは日曜限定。
普段人が入らないので魚影が濃く、ハナゴイやタカサゴ、カスミチョウチョウウオが群れ、ナポレオンやウミガメもよく現れる。
V字状のクレバスやドロップオフがあり、地形がおもしろい。
壁にはソフトコーラルも豊富。
対象:初級者~
最大水深:30m
移動手段:ボート