
有人島では日本最西端になる与那国島。
台湾まではわずか125kmの距離で、晴れた日には島の高台から台湾を望むことができるほど。
黒潮洗う東シナ海に浮かび、かつては島へ渡ることが困難だったため「渡難(どなん)の島」と呼ばれていたという。
もちろん、現在は飛行機で楽々と訪れることができる。
はるか遠い島とは言え、一部の人には憧れの地。
カジキなどの大物を求める太公望や、珍鳥を求めるバードウォッチャーたちが数多く島を訪れる。
日本の古い系統を残す与那国馬や、日本最大の蛾で天然記念物のヨナグニサンも有名。
度数60度の花酒は本土でも手に入るので、飲んだことのある人もいるだろう。
ダイビングポイントは、黒潮の真ん中にあるため全体的に流れが強いこともあるが、状況によって初級者でも問題なく楽しめる。
ダイビングスタイルはボートダイビングになる。
与那国島の海は我々ダイバーにとっても憧れの地。
ハンマーヘッドシャークの大群に代表される大物やレアな魚たちが見られることで知られ、荒々しい地形や謎に満ちた海底遺跡があるなど不思議な魅力に満ちている。

飛行機を利用するのが便利。
石垣空港から与那国空港までは1日1~2便が就航し、所要時間は約30分。
また曜日限定で那覇空港からの便もある。
船の場合は石垣島から与那国島・久部良港まで、週2便のフェリーが運行し、所要時間は約4時間。
黒潮に洗われる与那国島では、春からイソマグロやロウニンアジ、ギンガメアジなどの回遊魚の群れが楽しめる。
運が良ければ水中でカジキを目撃できることもある。
夏になると、ナポレオンがよく現れるし、マクロ系生物も充実する。
水温は28~29℃まで上昇し、透明度も抜群。
豪快な地形も楽しめる。ベストの状態は秋まで続く。
冬になると北風の影響を受けるが、島の周囲にポイントが点在しているので、まったく潜れなくなることは少ない。
しかも、与那国名物、ハンマーヘッドのシーズンは冬から春にかけて。
ピークは12~2月頃で、100匹以上の大群に遭遇することもある。
与那国名物のハンマーヘッドと出会えるポイント。
水深35mの海底からビルのように岩が垂直に立ち並び、そこに多いときには100匹以上ものハンマーヘッドが舞う。
あまりに凄いシチュエーションに誰もが興奮するはず。
流れはきついが、がんばる価値は十分ある。
シーズンは11月から5月ごろにかけて。
対象:中級者~
最大水深:30m
移動手段:ボート
「ハンマーヘッドロック」の南に約200mにある、与那国で回遊魚を見るならここが一番お薦めというポイント。
その数100匹以上、中には2mクラス以上の大物も混ざるイソマグロとロウニンアジの群れは圧巻。
ナポレオンも見られるし、ヒメテングハギなど他の魚も多い。
3月~5月頃がベストシーズン。
対象:中級者~
最大水深:30m
移動手段:ボート
海に沈んだ古代文明の遺跡では?と話題のポイント。
階段状の岩や、通路やステージを連想させる場所など、不思議な景観が海底に広がる。
最近の研究では自然が生み出した地形に、明らかに人が手を加えたような形跡もあるとかないとか。
バラクーダーやナポレオン、ギンユゴイの群れなどの魚も見られる。
対象:初級者~
最大水深:23m
移動手段:ボート
水深10mの棚に口を開くL字のケープや四つ又のアーチがあり、地形がおもしろい。
見られる生物もレベルが高く、水深25mではアケボノハゼ、オキナワサンゴアマダイ、ニラミハナダイなどのレアものが見られる。
ウコンハネガイやシモフリタナバタウオ、四つ又アーチに住み着く巨大ミノカサゴも見物。
対象:初級者~
最大水深:30m
移動手段:ボート
馬鼻崎沖にある離れ根ポイント。
イソバナが群生する根では、クダゴンべやオドリハゼ、オヨギベニハゼ、フリソデエビなど、人気の高いマクロ系が見つかる。
無数に舞うキンギョハナダイやアカネハナゴイもとてもカラフルで美しい。
また、周辺には2つのアーチと複数のトンネルもあり、地形も楽しめる。
対象:初級者~
最大水深:27m
移動手段:ボート
海底には水深10m~60mまで落ちるドロップオフがあり、その深場でアオマスク、アケボノハゼ、シコンハタタテハゼなどのレア・マクロが見られる。
それ以外でも浅場に群れるナンヨウハギ、ハダカハオコゼ、ウメイロモドキ、ハナダイ類が見事で、ナポレオンやハンマーヘッドなどの大物も姿を見せる。
対象:中級者~
最大水深:30m
移動手段:ボート