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平成16年以降、お台場で実施しているアマモの移植試験。ここでは2004~2005年の事例について一連の流れを紹介する。
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アマモの移植ポイント
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 フジテレビを背景に、アマモを移植するのは手前側
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 第三台場の近くが移植ポイント
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1. 移植のため、アマモの自生地から株を採取することから始める
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千葉県富津などから漁業協同組合の許可を得て採取してくる
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 2004年7月、富津にて。株を選んで採る
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 海水に浸した新聞紙で覆った株を発砲スチロールに入れ、移植に備える
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2. 移植
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移植方法については何通りかあるが、お台場のポイントへ移植する際には下記の方法にて実施
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2004年11月、基準海面-40cm、-60cm、-80cmの3地点に移植する
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 移植直後のアマモとスナモグリの孔
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 地下茎をできるだけ長く採り、深植え(約10cm)し、末端をアンカー代わりに活用し株流失を防ぐ
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3. 生長
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移植した翌年3月には、移植株が約2倍に増加
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移植後調子がいいと、株が更新されどんどん増える(地下茎の分枝や伸長で増殖) しかし、お台場では7~8月頃に枯れてしまう。
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4. 繁茂
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アマモが繁茂すると、いわゆる「アマモ場」が形成される。葉上にはワレカラ類や貝類などの生物が付着し、メバルやギンポ等の幼魚も集まってくる。 また生長したアマモには花枝(かし)が形成され、種子ができる。
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 基準海面-40cm地点の草体。わずか畳1~2枚分のスペースにいろいろな生物が集まる
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 葉上をよく見ると、ワレカラや貝が付いている
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 種が付いたアマモの花枝
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 メバル
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アマモの種
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5. 消滅 |
透明度が悪化する翌年6月には深場(-80cm地点)から衰退し、一番浅場(-40cm地点)のアマモも8月には消滅した。 |
<移植後の問題点> |
せっかくアマモを試験的に移植しても、さまざまな問題により生育が難しくなる。最も大きな問題はプランクトンが異常発生し、透明度が著しく低下してしまうことだが、播種試験や苗の移植試験を含めて東京湾での問題点について主なものを下記に挙げる。 |
- プランクトンの異常増殖による、透明度の極端な低下(光量不足)
- アカエイによる洗掘被害(防護ネット設置で防止可能)
- フジツボ、イガイ類の被覆による光量阻害
- 苗移植の場合、草食性カモによる食害
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…これらを防止することが必要 |
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 エイの洗掘穴。この奥にアマモ
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 こんなにも濁った水だとアマモまで光が届かない
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 フジツボやイガイの被覆のため生育できなくなることも…
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